Dec.12 2005 しのびのじしゃく

2005年12月12日 | 風の旅人日乗
12月12日 月曜日

Yオーナーの判断で、本日の練習は強風で危険なため中止。
というか、昨夜寒冷前線が通過して、座間味島もグッと冷え込み(といっても19度だけど)、『今日は、できれば沈(転覆)をしたくない』、という文字がぼくとUの顔に書いてあったようで、それで、Yオーナーも手綱を緩めてくれたのだと思う。

昼間はセールの改造、改良に精を出す。これで明日から更にスピード・アップが望めることと思う。

夜は、3人で泡盛とカツオの刺身を持って、座間味島で「座間味海洋文化館」を営むMオジイに、サバニの話、昔の舟の話を、聞きに伺う。

いろいろと勉強になったが、中でも、とっても面白かった話のひとつが、日本の舟に積まれていた和磁石(舟磁石とも言った)のルーツは、忍者が持っていたコンパスだった、という話だ。

ベテランの忍者はコンパスを懐に忍ばせて仕事(?)をしていて、そのコンパスの文字盤(通常は12支で示している)は、一般の人が分からないように暗号で書かれていて、そのコンパスは、忍磁石(しのびのじしゃく)と呼ばれていたんだそうだ。知ってましたか? 

『しのびのじしゃく』、語感からしてドキドキしますね。伊賀の影丸も持ってたんだね、多分。