テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

エアロスミス風?

2011年10月25日 | 日記
新曲が完成したのだ(^O^)/

今回も長文だが楽曲をより一層楽しみたい方はお読みいただきたい




レスポールを使った作品(試作も含む)では4曲目になる

購入から毎日時間をみつけては弾いている

弾き込むほどに味わい深くなっていくように感じる

他のメーカーのレスポールモデルも購入の際には検討したがエピフォンで良かったと思える



私の想像だが・・

おそらく付いているピックアップの音が良いのだと思う

さすがにギブソン社が管理&監督しているだけのことはあると感心させられる



ギターも様々でパワーだけを追求するタイプのギターとそうでないギターに大別される

レスポールは基本的に後者だと思えるのだ

今回の楽曲における音作りも歪み量を抑えたクランチサウンドなのだ




他の2本のギター(ハムを使う場合)は歪み量を増すと良い音になるのだがレスポールは逆なのだ

非力?なピックアップと共にブリッジが大いに関係している考えられる

レスポールタイプのギターには『チューン・オー・マチック』というブリッジが採用されている



他の二本のギターのように弦をボディ裏から通すタイプと比較すると音の振動に弱いように思える

つまり・・弦の振動が上手にボディに伝わらないのだ


それが悪いことなのか?

これがギターの面白さなのだ

これが独特のサスティン(音の伸び)になっているようだ


他のギターとは比べ物にならないほどのボディの厚みと重量

そしてこのブリッジ機構、非力なピックアップ・・

これらが三位一体となってレスポールの音を作り出しているのだ


手放してしまったB.C.Richも雰囲気はレスポールに似ていた

ボディーの重量感とブリッジはレスポール寄りのギターだと思う

しかしながら、サウンドのキャラクターを決定付けるピックアップが異なる

『ロックフィールド』という非常にパワーがあるピックアップが付いていた


純正のレスポールのピックアップを社外の製品に交換したという雰囲気の音なのだ

ボリュームやトーンを絞ったとしてもレスポールのような枯れた音は出ないのだ

ただ、音量や音圧が下がったという感じなのだ


レスポールの音を一言で表現するならば『枯れた音』に尽きると思う

ハイゲインのアンプよりもクランチ系が良く似合うように思える


楽器店の店長やお兄さんの弁だが・・

「レスポールの音は他のギターでは表現できません!」

半信半疑だったのだが・・
今はその言葉の意味が良く分かる


弾いていて、とても気持ち良いのだ

毎日弾くことによって重さと厚さにも体が慣れてきたようだ

最終フレットは若干物足りない22F仕様なのだがこれも含めてフレーズを考えるようになった

他の二本のギターは共に24F仕様なのだが持ち換えるごとに演奏スタイルが変わってくる


自然にそのギターに似合ったフレーズを考えるようになってきた


購入から徹底的に自分好みに調整した

買ってきた状態で演奏している人は少ないと思うが・・

私の拘りは尋常ではない


とくに弦高と音程にはシビアなのだ

ここ数年の傾向なのだ

パソコンで音楽を作るようになって、その傾向はなお強くなった


レスポールのブリッジの設計は古い

すでに60年近く構造変更がなされていない

それだけに完成度が高いともいえるが・・・


やはり改良された現代のギターよりは劣る点も多い

マニアはそれも含めて好きだというが・・


B.Cの時もピッチで悩んだが今回のレスポールもシビアな調整が必要だった

弦高を自分の好みに調整したのだから当然なのだ

初心者が陥ることが多いのだが・・・


とにかく、ネジやナットを回した瞬間からバランスが崩れる

「右に反回転したから、今度は左に回せば元に戻るかな?」

そんな簡単なものでもないようだ


今回のレスポールもシビアにピッチ調整をしたのだが・・

やはりサドルの駒の可動範囲が足りなくなってしまうのだ

本来は二等辺三角形の駒が1弦から3弦、4弦から6弦で対称にセットされている



ほとんどのギターがこのような状態で販売されている

私の場合には使用する弦の強さと弦高が関係している思われるが低音側で合わなくなってしまう

B.Cの時にもチャレンジしたがサドルの駒を逆方向に取り付けることで解決した



すべての駒が同じ方向を向いているのがお分かりいただけるだろうか?


ギターのメンテに詳しい楽器店のお兄さんの話ではどちらの方向でも問題はないそうだ

これによって高音のポジションにおける微妙なピッチ狂いが一気に解消した


ちなみにローポジションだけでリフを刻むようなギタリストならば気にならない範囲だと思う

おそらく、販売されていた状態で使い続けると思える


結局のところ、どの程度の音まで気になるのか?という話なのだ

ちなみにピッチが狂った状態でのハイポジションでの和音は酷い音なのだ

一気にテンションが下がってしまう


私はかなりハイポジション好きなのだ

フレットが打ってある限り、すべての音を表現してみたいと思ってしまうのだ

同じフレーズをオクターブ違いで弾いてみると音の表情が異なることも多いのだ

スティーブヴァイの楽曲に出会ってからギターに対する考え方が変わってきたのだ


レスポールの話はこのくらいで・・



楽曲の解説に移ろう

ドラムはご存じのとおりBFDを使用した

前回とは異なるキットを使用した

どちらかというとロック向きなキットだと思う

さらにスネアやタムなどの皮の張り具合も好みにチューニングしてみた

前回にもましてリアル感が増していると思う


特にシンバルなどの金物のリアルな音に注目してほしい

シンバルの老舗メーカー『ジルジャン製』なのだ

打ち込みの際に跳ねる感じを表現してみたが如何だろう?

エアロスミスのドラマーのグルーブ感を真似てみたのだ

雰囲気は出ていると思う


ベースはピックを使わずに指弾きで表現している

ドラムのキックとの絡みを考えながらコンプで音圧を調整している


ファンク調のリフの後にポップな感じのフレーズになるのだがその部分だけ軽く鍵盤を使用した

今回の楽曲はとにかくギターが主役なのだ

ギターの多重録音でどれだけ音の隙間を埋められるか?

というコンセプトの元に取り組んだのだ


後半に暴れ気味なソロが確認できると思うが・・

前日、アームの調整が完了したIbanezを使用した

レスポールと使用アンプは一緒なのだ

ゲイン(歪み量)を少し多くしている

あまり使うことはないのだが『レゾナンスフィルター』というエグい?エフェクトを使用してみた

ワウに似ているがこちらの方がクセがあるように感じる

アームとの相性も良いように感じる



レスポールのストレートな音との対比を楽しんでほしいと思う



最終的なマスタリング作業だが・・

いつもはリバーブで奥行き感を表現することが多いのだが今回は使っていない

ドラムやギターなど単体のリバーブだけで仕上げている

ドラムのルームマイクの空気感を感じてもらう為なのだ


ドラムの音を仕上げる上でルームマイクの空気感が重要だと実感した

ドラムから離れた位置にセットするマイクの事なのだ




BFDをより使いこなす為には本物のドラム(レコーディングも含む)の知識が不可欠なように思えてきた

少し研究するだけで激的にカッコいい音になるようだ



長くなったがとりあえず新曲を楽しんでいただきたい






ちなみに、こちらはcubaseのプラグイン音源を使ったテイクなのだ

両者はまったく同じドラムフレーズなのだ

音の違いを確認してみてほしい






近日中に期間限定で良い音源をアップしたいと考えている


忘れた頃にフッ・・と訪れるような浮気性な人は聴き逃してしまうのだ

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする