実はここ最近、耳の調子が悪かったのだ
調子が悪い時には左耳がまったく聞こえなくなっていた
家族も職場の同僚も心配してくれた
「難聴じゃないですか?」
「早く診てもらった方が良いですよ」
基本的に病院嫌いの私も尋常ではない状況に不安になったのだ
以前にも同じような症状になったことがある
その時には翌日に普通に戻ったのだ
今回はこんな感じの症状が数日にわたり行ったり来たりなのだ
ギター弾きにとって耳がいかに大切であるか?を知った
”片耳が聞こえるからいいかなぁ・・”
では済まされない
そもそも、左右のバランスを崩すことがいかに気持ち悪いかを知った
音楽以外の日常からもやる気が失せるのだ
これは目にもいえると思う
「なんか右目が見え難いんだよなぁ・・」
年齢を重ねるほどに色々と故障してくるようだ
とにかく、ギター弾きにとって耳は最重要なパーツである事をしった
そもそもヘッドフォンが使えない
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モニターが不可では何もできない
良いフレーズが浮かんでもそれを記録できない
耳が悪い状態で録った音などゴミなのだ
耳には絶対の自信があっただけに今回のトラブルはショックだった
ゴチャゴチャと語っているが・・・
結局な難聴ではなかったのだ
外耳炎という耳の炎症だったのだ
耳かきの不具合でなることも多いようだ
興味ある方は検索してみていただきたい
ストレスで炎症が生じることもあるようだ
人間の体は本当に複雑で緻密だと思う
どんなにデジタル技術が進んでも芸術の世界では人間が勝る
仮に自動演奏できるギターロボットが開発されても価値はないと思う
ロボットに人間のように繊細に弦を扱えるだろうか?
ギターの醍醐味は弦のタッチを指で感じることに尽きる
上手い表現が見つからないが・・
私にとってギターの演奏は非常にエロい行為なのだ
音が上がり切らない微妙なチョーキングやビブラートなどエロの極みなのだ
この表現の一端が理解出来る人は脱中級者だと思う
ギターにとって大事なことはテクではない気がする
もっと違う部分にあるような気がしているのだ
ギターを良く知らない人はギターの上辺だけを捉えることが多い
「このギター高かったんだぜ~い」
「材とか最高だぜ~い わ~い」
分かってないのだ
ギターを心で感じる人は3万円の廉価エレキでも萌える事ができる
逆の言い方をするならば、それこそがギターの神髄であり醍醐味なのだ
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こんな安いギターにも必ず鳴らしのツボがある
それを探すことこそが楽しいのだ
エロい表現になってしまうが・・・
ギターの性感帯を探すという感じなのだ
「安いギターなんかダメじゃね?」
という人には無理なのだ
読者の皆さんは如何だろうか?
ギターに楽しさを感じているだろうか?
興奮しているだろうか?
長年使い込んだギターにも変化がある
ギター側の変化ではない
弾き手側の変化なのだ
ある段階で劇的にギターが楽しく感じられることがある
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残念ながら、この感覚はすべてのギター弾きには訪れない
それに気付いたギター弾きは至福なのだ
まさに至福の時間を堪能できるのだ
ギターが楽しくなってくると生音が楽しく感じられる
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本当に良く鳴るテレキャスなのだ
そもそも、テレキャスは構造上生鳴りが良い
スケールやブリッジなどの構造も関係していると思う
静かな場所で弾いているとアコギを弾いているような錯覚に陥る
それこそが鳴るエレキなのだ
生鳴りが悪い(楽しくない)ギターはアンプを通しても知れている
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生鳴りが良い(楽しい)ギターはどんな環境で楽しい
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良い状態のギターはこんなミニアンプでも楽しいのだ
天才ジミヘンも自宅では小型アンプをこよなく愛したという
ペイジ師匠もクラプトン御大もピグノーズを愛用していた
ポールギルバートもミニアンプ好きで有名なのだ
要するに達者な人は道具を選ばないのだ
どんな道具でも技術と知恵で楽しさを引き出してしまう
ギターが上手い人はどんなギターでもどんな機材でもそこそこ鳴らしてしまう
その逆も然りだといえる
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私が上手いと言っているのではないので勘違いしないでいただきたい
私は楽器遊びの天才なのだ
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私の知る限り、楽器をここまで徹底的に遊び倒している人は知らない
私は一人でも遊べるのだ
ギター、アコギ、ベース、ウクレレ・・
何でも楽し!
とにかく、遊びのアイディアが湯水のように沸いてくるのだ
正直な話、イメージを具現化するにはそこそこの技術が必要だと思う
そこそこで良いのだ
色々な弾き方やコードをより多く知っていれば楽しさも倍増する
ギターに飽きてしまう人は引き出しが少ないのだ
引き出しが少ない人は何をやっても無駄なのだ
より良いギターに買い換えても楽しさと興奮は長くは続かない
これは私の長年の経験なのだ
耳のトラブルから相当に脱線したが・・・
治療の甲斐もあり耳は治ったのだ
左右が同じ音で聞こえる幸せを堪能しているのだ
無音に近い状態で弾く生音に酔っているのだ
私は起床の1時間前くらいから仰向けになってギターを爪弾く
目を閉じて音に没頭するのだ
こんな環境で生まれたフレーズも多い
ビビりなどの不具合に気付くこともある
とにかく生は良いのだ
繰り返しになるが生音が悪いギターにはつける薬がない
生音の楽しさが理解できないギター弾きにも薬はない
大音量で鼓膜を振動させるような弾き方は流行らない
私は数十年前に卒業した
たま~にスタジオなどで爆音を楽しむが疲れてしまう
耳というよりはそんな環境に身を投じている自分に疲れるのだ
最近はプロでも小型のアンプで収まりが良い音でレコーディングする
鼓膜がブルブルは流行らないのだ
エレキの中の繊細な音に気付いた人はギターにハマる
もっともっとディープな沼にハマるのだ
ギターの楽しさを知ったならば大枚叩いて高価なギターを買っても良いと思う
きっと後悔しないと思う
耳が肥え、技術に長けている人はそのギターの良い部分を引き出せる
そもそも、ハズレなギターを買わないと思う
ブランド買い、値段買いには迷いが感じられる
「高いギター買っておけば間違いないんじゃね?」
間違いだらけなのだ
そもそもその発想が間違っているのだ
聞こえる耳を持ちながら惜しいのだ
”聞こえているのに聞こえていない・・”
”見えているのに見えていない・・・”
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話は変わるが・・
修理に出しているベース用のマルチの修理が完了したのだ
急がしくて引き取りにいけないのだ
まぁ、急ぐ旅ではないのだ
MTRなどで鳴らして楽しんでいるのだ
楽器の楽しみ方の決まりはないと思う
読者の皆さんも大いにギターを楽しんでいただきたい😉