DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ボクシング 10年 (常に中核 前半期)

2004年08月24日 10時52分17秒 | ボクシングネタ、その他雑談
さて、ウェルター級、スーパーウェルター級の10年を振り返って見よう。大まかに分け、前半期、そして後半期に2分が出来る。今回はその前半、93年から99年までを振り返って見たい。
この前半期には、147ポンドと154ポンドクラスには現在見ない隔たりが存在していた。当時ジュニアミドルと呼ばれていた154ポンドの帝王テリー ノリスが伏兵キース ムリングスに敗れるまで、このクラスどちらかと言うと1階級上のミドル級寄りという印象を受けた。これは継続的な話題として、ノリスのミドル級進出が挙ぼっていたためだと思う。
今振り返って見るとこのスーパーウェルター級、2000年のフェリックス トリニダード同級侵攻あたりまであまり花がなかった(何度かノリスートリニダード戦の話題があったが実現せず)。
それに引き換えウェルター級は3強時代が長らく続いた。その3強とはWBC王者パーネル ウィテカー、WBA王者 ガーナのバズーカ、アイク クオーティー、そしてプエルトリコの天才児、IBF王者フェリックス トリニダード。
焦点はいつ、この3雄が対決するかであった。周囲は期待を込め、次代のエース トリニダード、もしくはクオーティーにベテラン テクニシャン、ウィテカー撃退を臨んでいた。
その3強時代に終止符を打った出来事が、オスカー デラホーヤの同級進出である。97年4月、論議を呼ぶ判定ながらWBC王者ウィテカーを撃退。4階級制覇達成に成功。その間、トリニダード、クオーティーは地道に防衛回数を伸ばしながらデラホーヤ戦実現へ向け交渉を続ける。
99年、ついにファン待望の同級でのスーパーファイトが実現して行く。
まずは2月、2つのビックマッチが。
WBA王座を無敗のまま剥奪されたアイク クオーティーがWBC王者デラホーヤに挑戦。両者ダウン応酬の大激戦の末、2ー1の判定がデラホーヤに。
IBFを通算15連続防衛まで伸ばすトリニダードは、これまでのデラホーヤをもっとも苦しめたあのパーネル ウィテカーと対戦。実力者同士だけに拮抗した勝負が予想されていた。しかし蓋を開けて見ると、トリニダードがダウンを奪い大差判定勝利。ブランク明けながら4階級制覇の名王者を退け、ファンはデラホーヤ対抗馬の筆頭にトリニダードを挙げる。
スーパーファイト ファイナルはこの年、9月に実現。多くのファンは伝説の「レナードーハーンズ」の再来が見れるのではと期待。
真剣勝負の世界、期待はやや裏切られる技術戦に終始。最後まで攻撃姿勢を止めないIBF王者トリニダードに2ー0の僅差判定の軍配。WBC王座との2冠王に。
この勝利とともに今後、トリニダードを中心としたスーパーファイトが実現。そのスーパーファイトは階級を1つ上げ、スーパーウェルターで。
トリニダードがウェルター級征服間、スーパーウェルター級でスター選手が成長、トリニダードを待ち受ける格好に。
まずフェルナンド バルガスが1998年12月、IBF王座を歴戦の雄、ヨリボーイ カンポスから奪取。それに続き1996年アトランタ オリンピック 金メダリスト デビット リードがWBA王座を翌年3月に獲得。トリニダード襲撃へと準備が着々に進められて行く。そしてこの両雄は2000年、トリニダードと順次対決へ駒を進める事になる、

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