DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

興毅、TKOで初防衛に成功(WBAバンタム級)

2011年05月09日 23時46分22秒 | 世界ボクシング
先日7日土曜日、大阪府立体育会館で行われた試合結果です。
WBAバンタム級戦:
王者亀田 興毅(亀田)TKO11回終了 挑戦者ダニエル ディアス(ニカラグア)

*試合後の率直な感想として、安心して興毅の試合が見れました。バンタム級としては大柄なディアスを相手に、幅の広いボクシングを見せ快勝。減量苦からの開放か、意識の変化か。とにかく成長したボクシングを見せました。これまで同様の固いガードに加え、すり足気味での前後左右への微妙なフットワーク/ポジショニングを披露。これは普段から意識しているスーパースターのマニー パッキャオ(比)の影響でしょう。また体全体の動きもよく、体調の良さがうかがえました。

11回終了時までの採点は、大差の3対0(108-100、107-101x2)でもちろん興毅。私(Corleone)は109対99で王者を支持しています。

攻撃面でも、今まで同様いきなりの左はよかったです。2回には有効的な右ジャブの3連打から左ストレートという攻撃がありました。しかし全体的にまだまだ右ジャブが少ないように感じました。8回にはプッシュ+足がからんだ気味でしたが、ワン・ツーからダウンを奪っています。

フェザー級王座に4度就いたマヌエル メディナ(メキシコ)に何となく似ているディアス。似ているのは姿だけで、ボクシングには厭らしさや怖さがほとんどありませんでした。興毅のボディー攻撃や、偶然のバッティングのたびに弱気な表情を見せていた挑戦者。こんな表情をするようでは、勝てる試合も勝てません。

亀田家初の世界戦でのTKO勝利を収めた興毅。ボクシングの幅が少しずつ広がってきています。2009年の内藤 大助(宮田)戦より確実に戦力はつけてきているでしょう。また安易とまではいきませんが、比較的崩しやすい挑戦者を選んで臨んだ初防衛戦。中々のマッチメークだったと思います。

今後も慎重な挑戦者選びがあるかもしれませんが、定期的に防衛戦をこなしていってもらいたいものです。
コメント (2)
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