DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ゲール、敵地で堂々の戴冠

2011年05月13日 02時24分19秒 | 世界ボクシング
先週末7日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
IBFミドル級戦:
挑戦者ダニエル ゲール(独)判定2対1(118-110、118-112、110-118)王者セバスチャン シルベスター(独)

*判定は大差の2対1で割れましたが、ゲールの勝利は不動だったように思いました。一番不思議に思った光景が、採点の集計時に起こっています。集計員の作業とスコアがそのまま映像として流されていました。もちろん正式発表の前にです。これって、いいんですかね?

試合の方は中盤以降、新王者がリズムに乗りドイツ人を突き放したものとなっています。手数のゲールか、有効打のシルベスターか。5回までの序盤戦は五分の試合展開でした。

シルベルターは有効的なパンチを時々クリーンヒットさせていました。しかしそれらはダメージング・ブローでまではいかず、しかも散発的なものでした。

逆にゲール、色々なパンチを上下に打ち分けていました。その手数は回を追う毎に増していき、結果的にシルベスターは押され負けしてしまいました。

シルベスターのボクシングは同胞のWBOクルーザー級王者マルコ フックやスーパーミドル級のアーサー アブラハムと類意するもの。ドイツで流行っているカチカチのガードを伴ったボクシングです。

それとは反対にゲール。防御はガードを上げ下げしながら膝の柔軟性を使い、ヘッドスリップとウェービングを組み合わせたやや変則的なもの。目もいいでしょう。フットワークも滑らかなもので、ちょうどシルベスターをサークルするようにボクシングを展開していました。クイックイッと忙しく動き、その機動力を12回に渡り駆使していました。

ボクシングの相性という点で勝利を収めたゲール。私(Corleone)は117対111でゲールを支持しました。シルベスターを支持したジャッジは、ゲールの手数より前王者の有効打を評価したのでしょう。見方によっては割れる試合でしたが、それでもゲールの勝利は間違いないように見えました。

敵地での世界初挑戦で王座奪取に成功したゲール。これまでにIBFアジア地区王座の3階級制覇に成功し、IBOのミドル、OPBF(東洋太平洋)の暫定スーパーウェルター級王座を獲得してきた経緯があります。強打者ではありませんが、崩れが少なそうなだけに今後が中々楽しみな選手です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする