DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

危険な勝利、サリド

2011年12月29日 04時19分45秒 | 世界ボクシング
今月17日、メキシコで行われた試合結果です。
スーパーフェザー級10回戦:
WBOフェザー級王者オーランド サリド(メキシコ)TKO8回35秒 挑戦者ウェン ハヤ(比)

*今年の4月、常勝将軍ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)をTKOで下し、WBOフェザー級王座を獲得したサリド。3月31日にプエルトリコで予定されるロペスとの再戦を前に、無冠戦で無名選手を相手に思わぬ苦戦を強いられてしまいました。

対戦者ハヤは14勝(8KO)4敗と平均的な戦績を持つ22歳。これまでタイで1戦以外はすべて自国で行っており、国内、地域王座戦への出場はゼロの選手です。

試合を見た限り、サリドはそれほど舐めてかかっていませんでした。ハヤの方も体にバネがあり中々の好選手。しかし精神的な弱さを随所に見せていました。

そんな中、サリドが3回、そして4回にダウンを奪われます。まずは3回、逃げ回るハヤとの左フックの相打ちで打ち負けたサリド。ダメージ大の強烈なダウンを喫します。続く4回早々、前回のダメージを引きずるサリドに左フック、右ストレートのワン・ツーをクリーンヒットさせたハヤ。最初の左フックでダウンを加えています。

しかしその後はサリドが落ち着いて対処。8回に右ショートの連打とそれに続くコンビネーションでダウンを奪い返しそのままレフェリーストップ。逆転TKOで勝利を手に入れています。

2度のダウンを喫したサリドですが、それ以外はほぼワンサイドで試合を進めていました。

現役世界王者を大いに苦しめたハヤ。今後の日本のリング登場を期待します。
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