ラドック、14年半ぶりの勝利に成功（色々：04‐05‐15）

最近（2015年4月5日ごろ）のニュースです。

1）先月末28日、カナダのリングに元世界ヘビー級ランカー　ドノバン　ラドック（カナダ）がヘビー級6回戦のリングに登場し、同国人のレイモンド　オルドワレに5回1分TKO勝利を収めることに成功しています。

2）ラドックといえば1980年代後半から90年代の中盤までヘビー級戦線で活躍した選手。1991年にはマイク　タイソン（米）を相手に大激戦を演じています。1992年に世界王座挑戦者決定戦としてレノックス　ルイス（英）と対戦し、予想外の2回TKO負けを喫したラドック。タイソン無き時代、ヘビー級最強と目されていたラドックが、当時それほど評価が高くなかったルイスに敗れる姿は以外でした。

その後2001年10月まで戦い続け、その最後の一戦では当時空位だったカナダヘビー級王座を獲得し（2度目）引退を表明しています。現在のラドックの目標は、カナダ・ヘビー級王座の3度目の獲得になるそうです。ラドックの戦績を見直して気づいたのですが、この選手、マイナー団体IBC以外での世界挑戦の経験がありません。あれだけ名前を売った実力者だっただけに、これは意外に感じました。

3）2000年のシドニー五輪スーパーヘビー級の金メダリストオードリー　ハリソン（英）が引退を表明しています。

4）カール　フロッチ（英）が放棄し、現在空位のIBFスーパーミドル級王座。その王座決定戦が5月28日、米国マサチューセッツ州で決行されます。この試合に出場するのはジェームス　デゲール（英）とアンドレ　デイレル（米）。

5）WBAスーパーミドル級のスーパー王者アンドレ　ワード（米）の次戦がようやく決定。挑戦者は未定ですが、6月20日に地元カリフォルニア州のリングに登場する予定です。この試合はワードにとり、2013年11月以来のものとなります。

6）先月20日、米国カリフォルニア州のリングに日本ウェルター級の牽引車である亀海　喜寛（帝拳）が登場。世界的に見れば中堅選手であるアルフォンソ　ゴメス（メキシコ）にいいところなく敗れています。