DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

抑え気味のウラジ、無難に勝利(3団体統一ヘビー級)

2015年04月27日 01時06分45秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
3団体統一ヘビー級戦:
王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)判定3対0(116-111、118-109)挑戦者ブライアント ジェニングス(米)

*久々の米国での試合による萎縮か、それとも衰えの兆しか。今回のウラジミールの防衛戦は迫力がほとんど感じられない残念な世界ヘビー級戦となってしまいました。

元より倒す事より、勝つ事に集中していた感のクリチコ。パンチの的中率も悪く終始抑え気味という印象を受けてました。

挑戦者が頑張った、と果たして言えるかどうか。とにかくリングの上には元気のないウクライナ人が立っていました。ちなみに王者は10回、ホールディング(上からののしかかり)により減点1を科されています。

3団体の内、最長の防衛回数を誇るIBF王座の18度目の防衛に成功したウラジ。今回の王座の在位期間は9年間に及び、ヘビー級最長のジョー ルイス(米)が保持する記録まで2年8ヶ月と迫っています。防衛回数はルイスの25度、ラリー ホームズ(米)の持つ19度に続き3番目。1度目の王座との通産防衛記録は23となっています。

次の防衛戦は秋頃に、英国でWBOの指名挑戦者タイソン フュリー(英)を相手に行う可能性があるウラジ。サウスポーでウラジより長身の英国人ですが、如何せん動きが鈍いため、ウクライナ人の格好の強打の的になりそうです。
コメント (3)
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