先週末12日土曜日、米国・コネチカット州で行われた試合結果です。
IBFスーパーウェルター級戦:
挑戦者ジャモール チャーロ TKO3回2分33秒 王者コーネリアス バンドレイジ(共に米)
*かなりまぎらわしいのですが、彼はジャモール(Jermall)で、双子のもう一人がジャーメル(Jermell)となります(多分)。カタカナ表記だと、故意かどうかは分かりませんが、アルファベット表記より少々分かりやすくなっています。英語の場合の違いは5文字目のAとEのみの違いですからね...。しかも両者とも同じ階級で活躍中...。
今回の一戦は試合前から挑戦者の優位が予想されていました。しかしチャーロがここまで見事に王座交代劇を演じるまでは想像できなかったのではないでしょう。
まず驚いたのが両者の身長差。この階級では低いバンドレイジは168センチ。逆に同級では長身の部類に入るチャーロは183センチと、両者の身長差は15センチもの開きがありました。
初回1分過ぎ、右クロスを合わせ豪快に王者をキャンバスに送った挑戦者。このダウンがかなり効いたようです。2回、今度は左ジャブの相打ちを制してダウンを追加したチャーロ。3回に仕上げにかかります。まずは左フックからの連打で3度目のダウンを奪うと、最後はもう一度右クロスでバンドレイジをキャンバスに送ります。そのダウンから立ち上がった王者ですが、主審はそれ以上の試合継続を許しませんでした。
王者の怪我でこの日まで延期となっていた一戦。数時間後に別の州で大きな興行がありましたが、この王座交代劇は中々の衝撃がありました。
スター候補の匂いを漂わせる新王者。戦績を22戦全勝17KOに伸ばしています。2度目の王座の初防衛に失敗したバンドレイジ。少々元気がなかったですね。
今回の王者交代劇は同級にとって好ニュースではないでしょうか。WBA王者のエディスランディ ララ(キューバ)は実力を備えるも地味すぎ。WBC王座はスーパースター優遇策を演じ、実際に同級の世界戦が最後に行われたのは2年前になります。昨年のフロイド メイウェザー(米)対マルコス マイダナ(亜)の再戦にはWBCのウェルター級とスーパーウェルター級が争われましたが、実質的にはウェルター級戦でした。空位のWBO王座決定戦が来月行われますが、その試合が同団体の今年初のスーパーウェルター級戦となります。昨年、一昨年のスーパーウェルターでのWBO戦はそれぞれ一試合づつ。このIBFに限っても、昨年は1試合で今年もこれが初試合となります。今回の王座交代劇が、同級の起爆剤に是非なってほしいものです。
IBFスーパーウェルター級戦:
挑戦者ジャモール チャーロ TKO3回2分33秒 王者コーネリアス バンドレイジ(共に米)
*かなりまぎらわしいのですが、彼はジャモール(Jermall)で、双子のもう一人がジャーメル(Jermell)となります(多分)。カタカナ表記だと、故意かどうかは分かりませんが、アルファベット表記より少々分かりやすくなっています。英語の場合の違いは5文字目のAとEのみの違いですからね...。しかも両者とも同じ階級で活躍中...。
今回の一戦は試合前から挑戦者の優位が予想されていました。しかしチャーロがここまで見事に王座交代劇を演じるまでは想像できなかったのではないでしょう。
まず驚いたのが両者の身長差。この階級では低いバンドレイジは168センチ。逆に同級では長身の部類に入るチャーロは183センチと、両者の身長差は15センチもの開きがありました。
初回1分過ぎ、右クロスを合わせ豪快に王者をキャンバスに送った挑戦者。このダウンがかなり効いたようです。2回、今度は左ジャブの相打ちを制してダウンを追加したチャーロ。3回に仕上げにかかります。まずは左フックからの連打で3度目のダウンを奪うと、最後はもう一度右クロスでバンドレイジをキャンバスに送ります。そのダウンから立ち上がった王者ですが、主審はそれ以上の試合継続を許しませんでした。
王者の怪我でこの日まで延期となっていた一戦。数時間後に別の州で大きな興行がありましたが、この王座交代劇は中々の衝撃がありました。
スター候補の匂いを漂わせる新王者。戦績を22戦全勝17KOに伸ばしています。2度目の王座の初防衛に失敗したバンドレイジ。少々元気がなかったですね。
今回の王者交代劇は同級にとって好ニュースではないでしょうか。WBA王者のエディスランディ ララ(キューバ)は実力を備えるも地味すぎ。WBC王座はスーパースター優遇策を演じ、実際に同級の世界戦が最後に行われたのは2年前になります。昨年のフロイド メイウェザー(米)対マルコス マイダナ(亜)の再戦にはWBCのウェルター級とスーパーウェルター級が争われましたが、実質的にはウェルター級戦でした。空位のWBO王座決定戦が来月行われますが、その試合が同団体の今年初のスーパーウェルター級戦となります。昨年、一昨年のスーパーウェルターでのWBO戦はそれぞれ一試合づつ。このIBFに限っても、昨年は1試合で今年もこれが初試合となります。今回の王座交代劇が、同級の起爆剤に是非なってほしいものです。