一昨日22日、大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)判定2対1(115-113x2、113-115)アンセルモ モレノ(パナマ)
*今回がちょうど10度目の世界戦登場となった山中。ご存知の通り山中にとり、これまでのキャリアで一番の難敵との対戦、そして苦しい試合となりました(キャリアの前半に2度の引き分けはありますが)。対戦相手がWBA王座から陥落していたとはいえ、現在のバンタム級では最巧の選手モレノだったから致し方ない、という声も聞かれます。しかし多くのラウンドで採点の振り分けが難しかったのは事実でしょうが、かなり山中贔屓の判定だった気がします。
私(Corleone)の採点は117対111でモレノ。自分はジャブを有効として採る傾向があります。しかし確実に言える事は、最後の3ラウンド以外のすべてのラウンドはパナマ人のペースだったこと。またモレノのジャブが素晴らしかったのに比べ、山中のそのパンチはかなり技術的に劣っていたように思いました。結果論になりますが、山中が前半戦からその武器であり左を当たろうが外れようが強振していくべきだったでしょう。
「素晴らしい技術戦だった」という声も聞かれますが、5月に行われた「メイウェザー対パッキャオ」戦では、メイウェザーの技術を褒めるより、「技術戦=つまらない」とい声が多く占めていましたね。もちろんその試合と、今回の試合の規模/注目度は全然違いますが。また、もし亀田兄弟が同じような競った試合で判定勝利を収めた場合、どのような反応が試合後待ち受けているでしょうか。大批判の嵐か、完全なる無視になるのではないでしょうか。
今回の試合を通し、ボクシングというのはリング上のパフォーマンス以外のもの(世間の注目度、ボクサーの常日頃の態度など)も大きく影響するという事が感じられました。
モレノといえば、山中以前にWBCバンタム級の安定政権を築いていた長谷川 穂積(真正)との在位期間が重なります。もし「長谷川対モレノ」戦が実現していたら?同じサウスポーでも違う型の長谷川でも、かなり苦しい試合を強いられていたでしょうね。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)判定2対1(115-113x2、113-115)アンセルモ モレノ(パナマ)
*今回がちょうど10度目の世界戦登場となった山中。ご存知の通り山中にとり、これまでのキャリアで一番の難敵との対戦、そして苦しい試合となりました(キャリアの前半に2度の引き分けはありますが)。対戦相手がWBA王座から陥落していたとはいえ、現在のバンタム級では最巧の選手モレノだったから致し方ない、という声も聞かれます。しかし多くのラウンドで採点の振り分けが難しかったのは事実でしょうが、かなり山中贔屓の判定だった気がします。
私(Corleone)の採点は117対111でモレノ。自分はジャブを有効として採る傾向があります。しかし確実に言える事は、最後の3ラウンド以外のすべてのラウンドはパナマ人のペースだったこと。またモレノのジャブが素晴らしかったのに比べ、山中のそのパンチはかなり技術的に劣っていたように思いました。結果論になりますが、山中が前半戦からその武器であり左を当たろうが外れようが強振していくべきだったでしょう。
「素晴らしい技術戦だった」という声も聞かれますが、5月に行われた「メイウェザー対パッキャオ」戦では、メイウェザーの技術を褒めるより、「技術戦=つまらない」とい声が多く占めていましたね。もちろんその試合と、今回の試合の規模/注目度は全然違いますが。また、もし亀田兄弟が同じような競った試合で判定勝利を収めた場合、どのような反応が試合後待ち受けているでしょうか。大批判の嵐か、完全なる無視になるのではないでしょうか。
今回の試合を通し、ボクシングというのはリング上のパフォーマンス以外のもの(世間の注目度、ボクサーの常日頃の態度など)も大きく影響するという事が感じられました。
モレノといえば、山中以前にWBCバンタム級の安定政権を築いていた長谷川 穂積(真正)との在位期間が重なります。もし「長谷川対モレノ」戦が実現していたら?同じサウスポーでも違う型の長谷川でも、かなり苦しい試合を強いられていたでしょうね。