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今年もやってるやってる~

寿以輝、プロ5連勝を飾る(スーパーバンタム級)

2016年07月11日 00時13分00秒 | 強いぞジョーさん
現地時間の一昨日9日・土曜日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
スーパーバンタム級6回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)TKO3回2分11秒 リオ ナインゴラン(インドネシア)

*昨年4月にアマチュア経験なしでプロ・デビューを果たした寿以輝。今回が初の6回戦の試合で、初の日本人以外の選手との対戦となりました。過去2戦、フルラウンド(4ラウンド制)戦っている寿以輝ですが、この試合では3回にボディーを中心とした攻撃でナインゴランから3度のダウンを奪いTKO勝利を収めることに成功。マスコミからは「これまでで最高の出来」と賞賛されていました。

しかし実際に試合を見てみると、ここまで5戦では最強の対戦相手であるべきナインゴランには失望させられました。寿以輝より2階級ほど下の体格の持ち主で、見るからに体力不足。ここまでの戦績は2勝(2KO)2敗(2KO負け)と、戦績通りの歯ごたえのない対戦相手でした。プロ2戦目にはタイに遠征して、WBCバンタム級ユース王座のシルバー戦に出場し3回で敗れています。このレベルの選手を出場させるとは、その王座の存在価値自体に疑問を感じてしまいます。またこのインドネシア人は昨年11月に沖縄のリングでも敗戦を経験しています。一言で言えば酷いレベルの対戦相手だったと断言できます。

その酷いレベルの相手と対した寿以輝ですが、これまで4戦の反省を踏まえて試合に臨んだことだけは確かです。自分のバランスには注意を払い、放つパンチは単発ではなくコンビネーション。そのコンビネーションも上下左右と混ぜ合わせていました。寿以輝が成長しようとしている姿ははっきりと見られた試合ではありましたね。

しかし父・丈一郎の真似か何かは分かりませんが、相手を倒したときに腕など回すことなどやめて貰いたいです。ただ、それ以外のリング上での態度は、これまで同様に礼儀正しさを見せていました。寿以輝の今後の精進に期待をしていきたいです。
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