DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

「この階級、この選手」のおさらい(スーパーフライ級編)

2020年07月07日 22時12分26秒 | ボクシングネタ、その他雑談

「1990年代初頭からこれまでの約四半世紀、それぞれの階級で印象に残った選手を各階級3人ずつ挙げていっています。記載上のルールは各選手、登場するのは1階級のみ。また、選んだ選手がその階級の実力№1とは限りません。個人的に思い入れのある選手、または印象に残った選手が中心となります。」

上記の見出しで始まった「この階級、この選手」。2014年7月24日から先月25日まで、全17階級の自分の記憶に残った選手たちを掲載してきました。この5月に約6年の年月を経て全17階級を書き終える事が出来ました。

今回おさらいするスーパーフライ級はこの30年あまり、事実上の2団体統一王者となった渡辺 二郎(大阪帝拳)、現バンタム級王者井上 尚弥(大橋)、そして現在WBO王座を保持している井岡 一翔(Ambition)など、日本から継続的に好選手を輩出してきました。そして「この階級、この選手」でも川島 郭志(ヨネクラ/2014年10月15日付け)、そして徳山 昌守(金沢/2015年2月12日付け)と3人中2人を日本人選手から選出しました。川島は1990年代半ば、徳山は2000年代半ばの日本ボクシング界を牽引し、それぞれ安定政権を築いた名ボクサーたちでした。一翔と田中 恒成(畑中)の対戦実現が注目される中、両者の経歴、実力がもっとクローズアップされていいのではないかと思います。そういえば一翔の叔父にあたる弘樹氏も、そして田中が所属している畑中ジムの清詞会長も同級で世界挑戦を経験していますね。

川島、徳山の他に同級の代表選手として選んだのはジョニー タピア(米/2015年1月19日付け)。タピアはこの階級で2団体の王座統一に成功した後、バンタム級、フェザー級でも世界王座獲得に成功しました。正攻法のボクシングスタイルの持ち主だったタピアでしたが、そのキャラクターはやたらに濃いものでした。現在同級を牽引しているローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)やファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)も、全盛期のタピアと対戦していたら飲み込まれていたかもしれません。

日本のリングを中心に、年々確実に選手層を増しているスーパーフライ級。今後も楽しみな階級の一つです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする