先月27日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
2団体スーパーバンタム級王座統一戦:
WBO王者スティーブン フルトン(米)判定2対0(116-112x2、114-114)WBC王者ブランドン フィゲロア(米)
*2021年最終週末には3つの世界戦が行われました。一つはテオフィモ ロペス(米)とジョージ カンボソス(豪)による3団体ライト級戦。もう一つは尾川 堅一(帝拳)とアジンガ フジレ(南ア)によるIBFスーパーフェザー級王座決定戦。そしてフルトンとフィゲロアによるスーパーバンタム級王座統一戦です。そのすべての試合が、ファンやボクシング関係者から絶賛される試合となりました。
フィゲロアがコロナウィルスに感染したため、当初の予定より少し遅れて開催された2団体スーパーバンタム級王座統一戦。長身のフィゲロアがその手数で攻め続け、それを技巧派フルトンが的確なパンチで迎え撃つ。そんな打ち合いが36分間続き、勝敗は判定にゆだねる形に。出された結果は、下がりながらもより有効なパンチを当てていたフルトンに軍配が上がっています。
試合後、判定に対し抗議/非難めいたものは聞かれていませんが、激戦かつ好試合だったため、両者による再戦を望む声が多く聞かれます。しかしWBCとWBOは勝者フルトンに対し、両団体で1位にランキングされている前IBF/WBA王者ダニエル ローマン(米)との防衛戦を行うよう指令を出しています。
下記は新2冠王フルトンを含めた、2021年12月8日現在の、スーパーバンタム級の王者達となります。
WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数2)
WBC:スティーブン フルトン(米/0)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/2)
WBO:スティーブン フルトン(米/1)
OPBF(東洋太平洋):勅使河原 弘晶(三迫/4)
WBOアジア太平洋:井上 拓真(大橋/0)
日本:古橋 岳也(川崎新田/1)
*「フルトン対フィゲロア2」もいいのですが、アフマダリエフとの4冠王座統一戦というのも見てみたいですね。