今月11日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAスーパーバンタム級挑戦者決定戦:
亀田 和毅(3150)判定3対0(118-110、117-111、116-112)ヨンフレス パレホ(ベネズエラ)
*2016年10月以来、5年ぶりに地元(?)メキシコのリングに帰ってきた和毅。試合中に右こぶしを痛めてしまい、左一本でフルラウンドを戦い抜いたとか。そんな状態で、暫定とは言え元世界王者に大差判定勝利を収めてしまうとは、大したものです。
同日(同じ時間帯)、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
IBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦:
元WBOバンタム級王者マーロン タパレス(比)TKO2回6秒 OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級王者勅使河原 弘晶(三迫)
*これまで行ってきた26戦全てを後楽園ホールで行ってきた勅使河原。後楽園ホール、及び日本国外初の試合で思わぬKO負けを喫してしまいました。
出だしはそれほど悪くないように見えた勅使河原でしたが初回終盤、タパレスの強打に捕まってしまい2度のダウン。試合継続は許されたものの、2回開始早々に強打を被弾してしまいそこでゲームセット。あまりにも苦い海外での初陣戦となってしまいました。
ほぼ同時刻に日本のスーパーバンタム級を代表する選手2人が、世界王座挑戦権を賭けた試合に臨みました。しかし両者の明暗がくっきりとなってしまいました。
今回の勝利により、WBA王座への挑戦権を獲得した和毅とIBF王座への挑戦権を獲得したタパレス。両者の標的となるのは、その2つのベルトを保持しているムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン)。このアフマダリエフを含めた2021年12月21日現在の、スーパーバンタム級の王者たちの顔ぶれは下記のようになります。
WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数2)
WBC:スティーブン フルトン(米/0)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/2)
WBO:スティーブン フルトン(米/1)
OPBF(東洋太平洋):勅使河原 弘晶(三迫/4)
WBOアジア太平洋:井上 拓真(大橋/0)
日本:古橋 岳也(川崎新田/1)