DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

武居、期待外れの王座奪取(OPBFスーパーバンタム級)

2022年09月05日 05時12分44秒 | 世界ボクシング

先月26日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級戦:
挑戦者武居 由樹(大橋)TKO5回2分7秒 王者ピート アポリナル(比)

*昨年3月にプロデビューを果たしている元K1王者の武居。5戦目で迎えた初のタイトル戦で、ボクシングキャリアが4倍近くあるアポリナルを3度を奪うなどして終始圧倒。自身最長の戦いとなりましたが、まずは無難にタイトル奪取に成功しています。

現時点での戦力は、アジア圏の地域王者としては十分。将来性はそれなりにあると思うのですが、現状のボクシングでどこまで上に行けるかどうか。別の格闘技での経験があるため、勝負度胸はそれなりにあるようですが、まだまだボクサーとしては駆け出し状態ですね。基本能力が高いためか、教える側も基本を教え込んでいないように見受けられます。プロ5戦目でも、もっとしっかりとしたボクシングをする選手はザラにいます。

今回の試合のみを振り返ると、期待外れ、といった感じです。ロイ ジョーンズ(米)の真似だか何だか分かりませんが、ダンスをしている暇があるなら、そのパンチ力と体力を活かし、もっと手を出すべきでしょう。

少々厳しいコメントを書きましたが、武居が面白い存在であることは間違いありません。亀田 和毅(Try Box平成西山)や岩佐 亮介(セレス)等、日本国内の強豪選手たちの対戦が待たれます。

下記は2022年9月5日現在の、スーパーバンタム級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数3)
WBC:スティーブン フルトン(米/1)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/3)
WBO:スティーブン フルトン(米/2)
OPBF(東洋太平洋):武居 由樹(大橋/0)
WBOアジア太平洋:井上 拓真(大橋/1)
日本:井上 拓真(大橋/0)

コメント
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