今月3日、メキシコで行われた試合結果です。
スーパーフライ級戦(12回戦):
ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)判定3対0(115-112x2、114-113)アルジ コルテス(メキシコ)
*本来なら3月に、ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)との第3戦を行う筈だったエストラーダ。その試合は自身の体調不良(コロナか怪我のどちらか)のため中止に。同時に1年半という長期のブランクを作ってしまいました。
スーパーライト級のジョシュ テーラー(英)同様、戦わずして次から次へと保持していたタイトルを失っていったエストラーダ。今回の復帰戦には、今年の初めに6回戦(と言っても、数年前に3度、10回戦を経験)を戦っていたコルテスを迎えています。この27歳の新鋭(コルテス)が中々の曲者で、歴戦の雄(エストラーダ)相手に大善戦。特に前半戦はエストラーダに鼻血を流させるなど番狂わせの可能性すら匂わせました。
流れが変わり始めたのは7回。エストラーダがボディーを交えたコンビネーションでダウンを奪います。しかしコルテスも踏ん張り続け、試合は最終回終了のゴングを聞くことに。結局はダウンを奪ったエストラーダが僅差の判定勝利を収め、師走にも予定されているロマゴン(ローマン ゴンザレスの愛称)との決着戦に向け駒を進めています。今回のようなコンディションだと、ロマゴンには大苦戦を強いられることになるでしょう。
現在は無冠のエストラーダですが、スーパーフライ級の核の一人であることは間違いありません。下記は2022年9月14日現在の、エストラーダが活躍するスーパーフライ級のタイトルホルダーたちとなります。
WBA(レギュラー):ジョシュア フランコ(米/防衛回数2)
WBC:ジェシー フランコ(米/1)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/0)
WBO:井岡 一翔(志成/4)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:中川 健太(三迫/1)