DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

色々(03‐11‐11)

2011年03月11日 04時30分25秒 | 世界ボクシング
最近(2011年3月11日ごろ)のニュースです。

1)先月、フェルナンド モンティエル(メキシコ)を衝撃的なパンチで打ち破ったノニト ドネア(比)。5月28日に保持するWBC/WBO王座に加え、新たな王座を吸収することを目論んでいます。この日ドネアは、WBAスーパー王者のアンセルモ モレノ(パナマ)と対決することが内定しています。

2)6月か7月に、IBF/WBOヘビー級王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)とWBA王者デビット ヘイ(英)での頂上決戦が行われる可能性があるようです。

3)軽量級、重量級に続き、中量級のスーパーライトでもビックイベントの可能性があるようです。まだ話の段階ですが、WBCとWBOの2冠王ティモシー ブラッドリー(米)とWBA王者アミア カーン(英)の王座統一戦が7月23日に開催との噂が流れ始めています。

4)地味ながらもスーパーミドル級でも、来月9日に王座統一戦が予定されています。今回王座統一戦に臨むのはWBO王者ロベルト ステイグリッツとWBA正規王座を保持しているディミトリ サルティソンのドイツ勢。両選手とも現在進行中のスーパーシックスに参加していない選手たちです。

5)IBFライトフライ級王者ルイス ラサルテ(亜)とウリセス ソリス(メキシコ)が来月30日、直再戦を行います。試合開催地は昨年師走の試合同様、王者の地元アルゼンチンのブエノスアイレスになります。
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カネロの世界戦について

2011年03月10日 04時03分46秒 | 世界ボクシング
先週末5日土曜日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCスーパーウェルター級王座決定戦:
サウル アルバレス(メキシコ)判定3対0(119-108x3)マシュー ハットン(英)

*一昨日、結果のみを載せたWBCスーパーウェルター級戦。昨日試合を見ることができました。

まずは訂正から。前回「ゴング後の加撃のために7回に減点1を科されたアルバレス。」と書きましたが、実際はカネロの後頭部への加撃のための減点です。これはカネロにとり少々厳しいもの。実際にアルバレスはハットンにこのパンチを放ちました。しかしそれはハットンが先に打ったパンチへの報復的なもの。もちろん注意されるべき行為ではありますが、それなら両者に注意が与えられるべきだったでしょう。

アルバレスは決して一発屋ではなく、連打型の選手ですね。攻防のバランスが良く、最近では珍しい重量感のある選手です。ディフェンスも悪くなく、ブロッキングが主体。それに加えパンチを避ける勘も優れていますね。それらに加え元々体が頑丈そうです。

試合の方は採点が示すとおりのワンサイド・マッチ。どのラウンドも、ちょっとハットンに振るのは無理のように見えました。しかしアルバレス側から見ると、一方的な試合展開ながら大きな山場を作れなかったのも事実です。この試合、アルバレスにとり文句なしの勝利。しかしまだまだこれからの選手という印象が残りました。

今後の飛躍が大いに期待できる20歳のアルバレス。スーパーファイトに乗り出す前に、今年は王座の地固めをすべきでしょう。
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フェザー級(03‐09‐11)

2011年03月09日 04時27分51秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2011年3月9日現在のフェザー級王者たちです。

WBA(スーパー):クリス ジョン(インドネシア/防衛回数13)
WBA(統一):ユリオキス ガンボア(キューバ/4)
WBA(正規):ジョナサン バロス(亜/0)
WBC:長谷川 穂積(真正/0)
IBF:ガンボア(0)
WBO:ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):ジョネル アルビオ(比/0)
日本:細野 悟(大橋/1)


こちらは前回、2010年3月21日のフェザー級王者たちです。

WBA(スーパー):クリス ジョン(インドネシア)
WBA(レギュラー):ユリオキス ガンボア(キューバ)
WBC:エリオ ロハス(ドミニカ)
IBF:クリシトバル クルズ(メキシコ)
WBO:ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)
OPBF(東洋太平洋):松田 直樹(帝拳)
日本:李 冽理(横浜光)


そして前々回(2008年8月25日)のフェザー級王者たちです。

WBA:クリス ジョン(インドネシア)
WBC:オスカー ラリオス(メキシコ)
IBF:空位
WBO:スティーブン ルエバノ(米)
OPBF(東洋太平洋):榎 洋之(角海老宝石)
日本:空位

*統一王者がいるにもかかわらず、世界王者の数が減っていないフェザー級戦線。それでも個々に定期的に試合を行っていくWBA王者勢。不思議でなりません。

現役の世界王者で最多防衛記録を保持しているジョン。同国人のホープ、ダウド ヨルダンとの防衛戦を来月17日に行います。これは同国史上最大のボクシングイベントになるのではないでしょうか。ジョンにはもちろん王座統一戦に臨んでもらいたいですが、それ以上に防衛記録を伸ばしていって貰いたいです。

実力では同級No1を争うのがロペスとガンボア。ガンボアは今月26日、一つ上のWBA暫定王者ホルへ ソリス(メキシコ)との防衛戦を予定しています。この試合は玄人好みの試合になるでしょう。ロペスはガンボアに善戦した前IBF王者オーランド ソリド(メキシコ)の挑戦を来月16日に受けます。ガンボアがスピードで勝ったソリドを相手に、どんな戦いを見せるのでしょうか。

ちょうど1年前、ガンボアに完封負けを喫しながらも世界王座にたどり着いたバロスは今週末12日に初防衛戦を予定しています。挑戦者は中堅のミゲル ローマン(メキシコ)。

我らが長谷川のフェザー級王者として真価が問われる試合がちょうど1ヵ月後に迫っています。長谷川に挑戦するのは元WBOバンタム級王者のジョニー ゴンザレス(メキシコ)。西岡 利晃(帝拳/WBCスーパーバンタム級王者)に豪快にKOされた後、7連勝(7KO)を飾っています。しかしこのゴンザレス、個人的には多大な過大評価をされているとみます。

WBCにはエリオ ロハス(ドミニカ)が休養王者として認定されています。長谷川対ロハス戦より、スーパーフェザー級で粟生対ロハスの再戦が見てみたいです。

世界初挑戦失敗後、評価を徐々に回復している細野。4月2日に今年2度目の防衛戦を安田 和芳(ナックルスポーツ)を相手に行います。

今後1ヶ月半の間に王者たちが防衛戦を予定しているフェザー級戦線。早ければ今夏にも王者同士の激突が見られるかもしれませんね。
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カネロ、初戴冠

2011年03月08日 03時24分56秒 | 世界ボクシング
先週末5日土曜日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCスーパーウェルター級王座決定戦:
サウル アルバレス(メキシコ)判定3対0(119-108x3)マシュー ハットン(英) 

*ゴング後の加撃のために7回に減点1を科されたアルバレス。それ以外では失点なしの完封劇を演じています。リッキー ハットンの実弟では少々荷が重い選手だったようです。

新王者はまだ二十歳。メキシコではすでに絶大な人気を誇る選手だと聞きます。今後どんな路線を歩みながらスーパースターに成長していくかに注目です。
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変身、ジュダー

2011年03月07日 04時31分00秒 | 世界ボクシング
先日5日土曜日、米国ニュージャージー州で行われた試合結果です。
IBFスーパーライト級王座決定戦:
ザブ ジュダー(米)TKO7回59秒 カイザー マブサ(南ア)

*これまでに2階級で5つの世界王座(暫定王座を含めると6つ)を獲得してきたスピードスター ジュダー。キャリア的にはベテランの域に達していますが、そのボクシング自体はまだまだ発展状態にあるようです。

自身にとり、約2年半ぶりの世界戦となったこの試合。大先輩で偉大なるスーパーテクニシャン、パーネル ウィテカー(米/元4階級制覇王者)をメイントレーナーに迎えています。

ウィテカーの影響か、この日のジュダーのボクシングはディフェンス重視のものでした。忙しく右ジャブをつきながら、ボディーワーク、フットワークを止めることはありませんでした。

4回に不覚のダウンを喫しましたが、それはマブサがタイミングよく右をあて、ジュダーが片手をキャンバスにつけたもの。ダメージ自体はまったくありませんでした。

最終回となった7回、マブサが出てきたところに右カウンターを見事に当てたジュダー。ロープがなければダウンだったとしてレフェリーはカウントをとっています。再開後はジュダーが嵐の連打を見舞いレフェリーストップに追い込んでいます。

実に6年ぶりに王座への返り咲きを果たしたジュダー。ティモシー ブラッドリー(米)やアミア カーン(英)等若手実力王者たちが君臨するスーパーライト級戦線に再浮上してきました。そのハンドスピードと発展途上のディフェンス力はどの選手にとっても驚異的なものになるでしょう。
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大毅、転級第一戦が決定

2011年03月06日 12時57分02秒 | 世界ボクシング
4月2日、沖縄県立武道館で予定される試合です。
バンタム級10回戦:
前WBAフライ級王者亀田 大毅(亀田)対 ヘスス マルティネス(メキシコ)

*減量苦のためにフライ級王座を返上し、スーパーフライ、又はバンタムで世界2階級制覇を目論む亀田家の次兄大毅。日本での全国巡業を行いながら、上の階級での体慣らしを行っていく方針です。

沖縄で行われる転級第一戦目の相手がマルティネスに決定しています。この選手、これまでにライト級でWBC米大陸王座、北米(NABF)王座を獲得している35歳。戦績は18勝(11KO)6敗の選手です。最近は負けが込んでいますが、10年以上前の1999年には現WBCスーパーフライ級王者トーマス ロハス(メキシコ)に勝利しています。2002年には敵地タイに乗り込み、WBCフライ級王者ポンサックレック ウォンジョンカムに兆戦。大差の判定負けを喫しています。

現在の大毅にはちょうどいい調整相手ではないでしょうか。
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今週末の試合予定

2011年03月05日 00時53分28秒 | 世界ボクシング
2011年3月第1週末の試合予定です。

5日 土曜日
後楽園ホール
日本バンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)対 挑戦者岩佐 亮佑(セレス)

米国ニュージャージー州
IBFスーパーライト級王座決定戦:
ザブ ジュダー(米)対 カイザー マブサ(南ア)

米国カリフォルニア州
WBCスーパーウェルター級王座決定戦:
サウル アルバレス(メキシコ)対 マシュー ハットン(英) 

メキシコ
ライト級10回戦:
WBC王者ウンベルト ソト(米)対 フィデル ムニョス(コロンビア)
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色々(03‐04‐11)

2011年03月04日 04時03分56秒 | 世界ボクシング
最近(2011年3月4日ごろ)のニュースです。

1)4月9日に予定されるエリック モラレス(メキシコ)対マルコス マイダナ(亜)戦。この試合にはWBAスーパーライト級の王座ではなく、モラレスが保持しているWBCのシルバー王座が賭けられるようです。

2)WBCウェルター級王者アンドレ バート(米)が来月16日、米国内で6度目の防衛戦を予定しています。バートに挑戦するのは、以前上記のマイダナと激闘を演じたビクトル オルティス(米)。

3)先月12日に保持するWBOスーパーフライ級王座の初防衛を行ったばかりのオマール ナルバエス(亜)。来月15日に早くも次の防衛戦を予定しています。今回ナルバエスに挑戦するのは、プエルトリコの期待の星セサール セダになります。

4)戦わずしてWBAライトフライ級の正規王者に昇格したローマン ゴンザレス(ニカラグア)。今月19日、メキシコに乗り込み初防衛戦に臨みます。挑戦者はしぶとさが売りの元WBOミニマム級暫定王者のマヌエル バルガス(メキシコ)。

5)先月24日、約1年半ぶりにジェームス トニー(米)がボクシングのリングに復帰しています。中堅のデーモン リード(米)に大差判定(3対0:100-90x3)を収め、保持するマイナー団体IBA王座の防衛に成功しています。

6)当初、WBO暫定王者ラウル ガルシア(メキシコ)との王座統一戦を予定していた同正規王者のドニー ニエテス(比)。両雄による王座統一戦はないようで、近々ニエテスは王座を返上しライトフライ級に転級するようです。

7)WBOフェザー級王者ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)は今年をフェザー級での最後の年になると明言。2012年はスーパーフェザー級で戦っていくそうです。
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リオス、逆転TKOで戴冠

2011年03月03日 16時22分38秒 | 世界ボクシング
先週末26日土曜日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBAライト級戦:
挑戦者ブランドン リオス(米)TKO10回1分14秒 王者ミゲル アコスタ(ベネズエラ)

*前半は王者が試合を優位に進めるも、中盤以降挑戦者が盛り返していく試合展開。6回、8回、そして10回にリオスがそれぞれダウンを一度ずつ奪いTKO勝利。24歳の新鋭が、激戦区ライト級王座の一角に食い込んできました。

戦績を27勝(20KO)1引き分けに伸ばしたリオス。初防衛戦の相手に、マルコ アントニオ バレラ(メキシコ)の名前が挙がっています。
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ケブバースが初防衛に成功

2011年03月02日 04時12分41秒 | 世界ボクシング
先週末26日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCライトフライ級戦:
王者ヒルベルト ケブバース TKO9回開始 挑戦者ホセ アントニオ アギーレ(共にメキシコ)

*元WBCミニマム級王者といえ、この試合が2008年以降2試合目となったアギーレ。過去5戦での勝利はわずか1つのみ。この試合は世界戦として行われること自体に疑問符が持たれていました。

35勝20敗4引き分けと戦績だけ見ると並以下の世界王者ケブバース。しかし常に世界戦線の上位に位置し、現在1つの引き分けを挟み7連勝と波に乗っている選手です。

試合自体も両雄の現在の戦力を現すものだった模様。見方によっては、よくアギーレが9回まで持ったというもの。ダウンは奪えなかったものの、ケブバースがワンサイドの試合内容で初防衛に成功しています。

一時は井岡 一翔(井岡/現WBCミニマム級王者)のターゲットだったケブバース。両雄による対戦はあるのでしょうか。2階級制覇達成はならなかったアギーレ。試合後に引退を発表しています。
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