DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

マッティーセ、タフなプロボドニコフに勝利(スーパーライト級)

2015年04月20日 02時08分02秒 | 世界ボクシング
現地時間の18日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
スーパーライト級12回戦:
ルーカス マッティーセ(亜)判定2対0(115-113x2、114-114)ルスラン プロボド二コフ(露)

*フルラウンドに渡りマッティーセが手を出し続け、プロボドニエフが前進し続けた一戦。戦前の予想通り、試合終了のゴングを聞くまでは目の離せない展開が続きました。

しかしこの判定、勝者マッティーセにとってかなり厳しい採点のように感じました。確かにロシア人のタフさは驚異的なものでした。しかし試合全体を通じてみると、空振りが目立ちヒットしたパンチはほとんどありませんでした。逆にアルゼンチン人は常に左ジャブを出し続け、接近すればボディー攻撃を交えたコンビネーションを放し、ポイントは回を追うごとに開いていったように思いましたが。

私(Corleone)は11回、プロボドニコフの左フックで勝者がぐらついたためにその回はロシア人に与えました。しかしその回以外の全てのラウンドはマッティーセ(119-109)に与えています。

これだけの激戦が無冠戦で行われるとは最近にしては珍しいですね。


同日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBOスーパーライト級王座決定戦:
テレンス クロフォード(米)TKO6回1分51秒 トーマス デュロルメ(プエルトリコ)

*クロフォードが予想通りの圧勝で2階級制覇を達成。前WBOライト級王者は6回に3度のダウンを奪い、一気に試合を終わらせています。

近い将来のスーパーライト級戦線はどうなるのでしょうか。IBF王座は空位になり、WBA/WBCの2冠王ダニー ガルシア(米)も同級に留まると発表していますが、そのコメントを覆すことも十分予想されます。ただマッティーセには何らかのビックイベントに出場する機会が与えられるべきでしょうね。
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コット、ゲールと防衛戦(色々:04‐19‐15)

2015年04月19日 00時06分41秒 | 世界ボクシング
最近(2015年4月19日ごろ)のニュースです。

1)6月6日に試合を予定しているミゲル コット(プエルトリコ)の対戦相手がようやく決定しています。この日、保持するWBCミドル級王座の初防衛戦に臨むコットの相手は元IBF/WBA同級王者のダニエル ゲール(豪)。昨年7月にニューヨークでゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)に一蹴された選手です。

対戦カード自体は悪くはないのですが、問題は契約体重。スーパーウェルターとミドルの中間である157ポンドになるそうです。

2)以前より噂されていたアミア カーン(英)対クリス アルジェリ(米)戦が正式に決定。この一戦は5月29日に米国ニューヨーク州で決行されます。

3)IBFフライ級王者アムナット ルエンロエン(タイ)の4度目の防衛戦、対ジョンリエル カシメロ(比)戦は6月27日、タイで行われる予定です。

4)WBAスーパーライト級の暫定王者ホセ べナビデス(米)が来月15日、米国アリゾナ州のリングでホルへ パエス ジュニア(メキシコ)の挑戦を受けます。

5)21勝18KO20敗3引き分けという戦績ながらも、注目を集め始めている比国のレイ メグリノが来月9日、渡英し同地の注目株であるカリム ゲルフィ(英)と空位のWBCスーパーフライ級シルバー王座を争います。

6)先月末にIBFウェルター級王座の初防衛に成功したばかりのケル ブルック(英)が来月末30日、同国人フランキー ギャビンを迎え2度目の防衛戦を行います。
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今週末の試合予定

2015年04月18日 00時12分44秒 | 世界ボクシング
2015年4月第3週末の試合予定です。

18日 土曜日
英国
WBAライト級王座決定戦(暫定王座):
テリー マシューズ(英)対 トニー ルイス(カナダ)

米国・テキサス州
WBOスーパーライト級王座決定戦:
テレンス クロフォード(米)対 トーマス デュロルメ(プエルトリコ)

米国・ニューヨーク州
スーパーライト級12回戦:
ルーカス マッティーセ(亜)対 ルスラン プロボド二コフ(露)

米国・カリフォルニア州
WBCインターナショナル・ライトヘビー級王座決定戦:
フリオ セサール チャべス(メキシコ)対 アンドレイ フォンファラ(ポーランド)

WBAスーパーバンタム級戦(暫定王座):
王者オスカル エスカンドン(コロンビア)対 挑戦者モヒセス フローレス(メキシコ)


19日 日曜日
大阪・住吉区民センター
日本スーパーウェルター級戦:
王者野中 悠樹(渥美)対 挑戦者細川 貴之(六島)


22日 水曜日
大阪府立体育会館(ボディメーカーコロシアム)
WBAフライ級戦(レギュラー王座):
王者ファン カルロス レベコ(亜)対 挑戦者井岡 一翔(井岡)

IBFミニマム級戦:
王者高山 勝成(仲里)対 挑戦者ファーラン サックリン ジュニア(タイ)

日本スーパーフライ級戦:
王者石田 匠(井岡)対 挑戦者江藤 大喜(白井・具志堅スポーツ)


24日 金曜日
中国
WBAライトフライ級戦(暫定王座):
王者ランディ ペタルコリン(比)対 挑戦者馬 一鳴(中国)

米国・イリノイ州
WBAウェルター級戦(レギュラー王座):
王者ダニエル ジェイコブス 対 挑戦者カレブ トラックス(共に米)

WBCスーパーミドル級戦:
王者アンソニー ディレル(米)対 バドゥ ジャック(スウェーデン)
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競り合った2つの無冠戦(スーパーライト級強、ミドル級強)

2015年04月17日 00時37分29秒 | 世界ボクシング
先週末11日土曜日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
スーパーライト級強12回戦:
WBC/WBAスーパーライト級王者ダニー ガルシア 判定2対0(115-113x2、114-114)IBF王者レイモント ピーターソン(共に米)

*試合後、勝者も敗者も評価を下げるという珍しい一戦。アウトボクシング自体は悪くなかったものの、手数か少なくポイントを取れなかったピーターソン。距離を取ると空回りするという欠点を暴露し続けるガルシア。無冠戦とはいえ、事実上のスーパーライト級での3団体王座統一戦だっただけに、少々残念です。

試合前から言われていた通り、無冠戦ながらもピーターソンは敗れたためIBF王座は剥奪。今後同級に留まるような事を言っているガルシアですが、昨年3月以来王座の防衛戦は行っていません。

ミドル級強12回戦:
WBO王者アンディー リー(アイルランド)引き分け1対1(113-112、112-113、114-114) ピーター クイリン(米)

*リーは初回と3回にダウンを喫し、クイリンは7回にキャンバスに転がっています。結果は痛み分け。

明確の理由もなくWBO王座を返上していたクイリン。1年ぶりの実戦で同王座に返り咲くと豪語していましたが、ミドル級の体重まで絞れないという大失態を演じています。本来ならリーの王座にクイリンが挑戦するという一戦でしたが、無冠戦に変更となっています。

今回の興行、カード的にはかなり期待をしていましたが、スーパーライト級での凡戦、クイリンの計量失敗と何となくしらけるものとなってしまいました。
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レベデフ、王座統一に成功(WBAクルーザー級)

2015年04月16日 00時18分45秒 | 世界ボクシング
一週間前の9日、ロシアで行われた試合結果です。
WBAクルーザー級王座統一戦:
レギュラー王者デニス レベデフ(露)判定3対0(116-111、116-110、115-113)暫定王者ユーリ カレンゴ(コンゴ/仏)

*万年地味なクラスの地位に甘んじているクルーザー級ですが、今回の一戦は中々注目されていたのではないでしょうか。ロシア人は4回に、そしてアフリカ系フランス人は7回にダウンを喫する激闘。最終的には総合力で上回るレベデフが中差の判定勝利を収め、王座統一に成功すると共に4度目の防衛に成功しています。

今回の試合結果に関しBoxRecでは、それぞれの選手が喫したダウンの分秒数まで記載されていました!

この試合、王座統一といっても、あくまで現在のWBA王座内での統一戦。今後レベデフがスーパー王者に昇格せず、尚且つ暫定王者が誕生しなければ評価の出来る一戦になるのですが。そろそろWBAには覚醒してもらいたいものですね。
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浪速での2大OPBF戦(ライト級、バンタム級)

2015年04月15日 19時36分37秒 | 世界ボクシング
今月5日、大阪府立体育会館(ボディーメーカーコロシアム)で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ライト級戦:
王者中谷 正義(井岡)判定3対0(118-110、119-109x2)挑戦者アクセル 住吉(関門JAPAN)

*王者中谷が大差判定勝利を収めるも、試合内容に不満だった様子。保持する王座の3度目の防衛に成功。

OPBFバンタム級王座決定戦:
川口 裕(グリーンツダ)判定2対1(116-112、115-113、113-115)山本 隆寛(井岡)

*日本ランカーとしても中堅に位置する両選手による格上王座の決定戦。今回が2度目の王座挑戦(1度目は日本王座に挑戦)となった川口が、終盤戦に盛り返し逆転勝利。僅差の判定勝利を収め、大阪の老舗グリーンツダに久々のベルトも持ち帰っています。

本来ならアジア圏の強豪が争うべきOPBF王座ですが、年々第2の日本王座になる傾向が増している感がありますね。
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田中、5戦目で世界王座奪取なるか?(WBOミニマム級)

2015年04月14日 00時05分30秒 | 世界ボクシング
5月30日、愛知県パークアリーナ小牧で予定される試合です。
WBOミニマム級王座決定戦:
フリアン イエドラス(メキシコ)対 田中 恒成(畑中)

*プロ転向5戦目で世界王座獲得を目論む田中。「最軽量級の空位王座決定戦」になってしまいましたが、果たしてどんな試合が期待でき、どんな価値のある結果として今後残っていくのでしょうか?色々と注目される試合になるでしょう。

日本の中部に位置する名古屋で世界戦が行われるのは久々のこと。この事だけでも注目に値する試合ではないでしょうか。
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クアドラス、元フライ級王者を退ける(WBCスーパーフライ級)

2015年04月13日 00時46分06秒 | 世界ボクシング
今月4日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCフライ級戦:
王者カルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)判定3対0(117-111x2、118-110)挑戦者ルイス コンセプシオン(パナマ)

*カード的には中々興味深い一戦でした。戦前、挑戦者の打たれ脆さも考慮し王者のストップ防衛もあるのでは?と予想。しかしコンセプシオンが意外な粘りをみせ、試合は最終回のゴングを聞くことになりました。

昨年5月に世界王者に就く前までは怪物的イメージを醸し出していたクアドラス。しかし王座獲得戦は負傷判定、初防衛戦は負傷引き分け、そして今回の判定防衛と、何となく勢いが失われた感じを受けてしまいます。日本では大きく売り出されていただけに、その辺が少々心配ですね。
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木村、TKO防衛に成功(日本ライトフライ級)

2015年04月12日 00時19分43秒 | 日本ボクシング
先週末4日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
王者木村 悠(帝拳)TKO8回2分49秒 挑戦者山口 隼人(TEAM-10-COUNT)

*本来ならこの日、世界王座への挑戦経験もある指名挑戦者、小野 心(ワタナベ)の挑戦を受ける予定だった木村。その一戦は小野が負傷したために中止。変わって山口の急遽王座挑戦の機会が巡ってきました。

2度目の日本王座戦、そして通算4度目のタイトル戦出場となった山口ですが、王者のアウトボクシングについていけず。最終的には8回、王者の連打にさらされたところでレフェリーが試合を止めています。

自身2年ぶりのKO(TKO)勝利を飾った木村は試合後、今回の試合に関してのパフォーマンスにご満悦の様子。昨年2月に獲得した王座の3度目の防衛に成功したことになります。

井上 尚弥(大橋)が去ってから、何となく寂しくなった日本人同級戦線。しかし比較的地味な存在である木村にとり、今が上位を目指すにはちょうどいい時期かもしれません。
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今週末の試合予定

2015年04月11日 00時08分30秒 | 世界ボクシング
2015年4月第2週末の試合予定です。

11日 土曜日
メキシコ
WBCライトフライ級戦:
王者ペドロ ケバラ(メキシコ)対 挑戦者リチャード クラベラス(比)

プエルトリコ
WBOスーパーフェザー級戦:
王者オーランド サリド(メキシコ)対 挑戦者ロッキー マルティネス(プエルトリコ)

米国・ニューヨーク州
ウェルター級12回戦:
WBC/WBAスーパーライト級王者ダニー ガルシア 対 IBF王者レイモント ピーターソン(共に米)

WBOミドル級戦:
王者アンディー リー(アイルランド)対 挑戦者ピーター クイリン(米)


13日 月曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)スーパーライト級戦:
王者小原 佳太(三迫)対 挑戦者岡崎 祐也(中内)

日本バンタム級戦:
王者益田 健太郎(新日本木村)対 挑戦者大森 将平(ウォズ)




16日 木曜日
大阪府立体育会館(ボディーメーカーコロシアム)
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)対 挑戦者ディエゴ サンティリャン(亜)

スーパーバンタム級4回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)対 岩谷 忠男(神拳阪神)
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