DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ランダエタ、日本で初勝利(色々:09‐20‐15)

2015年09月20日 00時25分29秒 | 世界ボクシング
最近(2015年9月20日ごろ)のニュースです。

1)2006年に2度来日し、ある意味時の人となった元WBAミニマム級暫定王者のファン ランダエタ(ベネズエラ)が今年に入り、富山でプロ活動を行っています。6月に日本“復帰”第一戦を兵庫で行ったランダエタですが、その一戦はワンサイドの6回判定負けを喫しています。今回、富山のリングに登場したランダエタは、実力に反しながらも世界ランキングの肩書きを持つワルテロ テジョ(パナマ)と10回戦で対戦。9回TKO勝利を収め、4戦目にして日本での初勝利を収めています。

2006年に来日したときは、2試合ともWBAライトフライ級戦に出場しそれぞれ判定負けを喫しています。2010年1月から、昨年師走までリング活動を停止してたランダエタですが、師走の試合では8回戦に出場し7回TKO勝利を収めています。今回、どのような経緯で日本のリングに立ったのは不明ですが、今後はライトフライ級で世界王座獲得を目指す方針だそうです。

2)7月に同国人のライバル、ロバート スティグリッツ(独)との第4戦を制し、保持するWBOスーパーミドル級王座の4度目の防衛に成功しているアーサー アブラハム。挑戦者は未定ながらも、11月21日に次期防衛戦を予定しています。

3)6月に、苦しみながらもWBOウェルター級王座に返り咲くことに成功したティモシー ブラッドリー(米)が11月7日、米国・ネバダ州ラスベガスでブランドン リオス(米)と対戦することが発表されています。この試合にブラッドリーの保持するWBO王座が争われるかは未定です。

4)同じ興行にはWBOフェザー級王者ワシル ロマチャンコ(ウクライナ)も参戦。メキシコのロムロ コアシチャを相手に3度目の防衛戦を行います。

5)暫定王座を設置すれば、即急に正規王座との王座統一戦を科しているのがIBF。現在同団体のバンタム級にはランディ カバジェロ(米)が正規王者に、英国のリー ハスキンス(英)が暫定王者に君臨しています。そのIBF内でのバンタム級王座統一戦が11月21日、米国・ネバダ州ラスベガスで決行されます。

6)予ねてより実現大と噂されていたWBAスーパーバンタム級レギュラー王者スコット キッグ(英)対ノニト ドネア(比)戦は実現しないようです。ドネアが先月末にWBAフェザー級スーパー王座を獲得したレオ サンタ クルス(メキシコ)に標的を変更した、と見るのが妥当な線でしょうね。 
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今週末の試合予定

2015年09月19日 02時06分02秒 | 世界ボクシング
2015年9月第3週末の試合予定です。

19日 土曜日
南アフリカ
WBAミニマム級戦:
王者ヘッキー ブドラー 対 挑戦者シンピウェ コンコ(共に南ア)

メキシコ
WBAスーパーフライ級戦(暫定王座):
王者ダビ サンチェス(メキシコ)対 挑戦者ルイス コンセプション(パナマ)

*来月予定される同レギュラー王座戦より試合内容は期待できそうな予感がします。


22日 火曜日
大田区総合体育館
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)対 アンセルモ モレノ(パナマ)



米国・ペンシルバニア州
WBAスーパーバンタム級戦(暫定王座):
王者モイセス フローレス(メキシコ)対 挑戦者ルイス クソリト(亜)
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堀川、7度目の正直(日本ライトフライ級)

2015年09月18日 04時39分23秒 | 日本ボクシング
昨夜17日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライトフライ級王座決定戦:
堀川 謙一(SFマキ)TKO7回1分33秒 小野 心(ワタナベ)

*前王者となる木村 悠(帝拳)が世界挑戦を見据え返上した王座の決定戦。これがタイトル戦7度目の挑戦となる堀川が、元同級OPBF(東洋太平洋)王者の小野を終盤に仕留め念願の王座獲得を果たしています。

堀川の王座挑戦は2009年に始まり、その年の6月に空位だった日本ミニマム級王座戦に出場(判定負け)。2010年5月にOPBFミニマム級(9回TKO負け)、2011年にメキシコに渡りWBCインターナショナル・フライ級(8回TKO負け)、2012年10月に再び日本ミニマム級王座決定戦(判定負け)、翌年2月にタイでWBCインターナショナル・フライ級のシルバー王座(判定負け)、そして昨年2月には日本ライトフライ級の王座決定戦に出場し、そこでも判定負けを喫しています。

デビューが2000年4月までさかのぼる堀川の戦績は30勝(7KO)13敗(3KO負け)1引き分け。初陣以来、これといったブランクもなく定期的に試合をこなしてきた新王者。試合地も比国、タイ、メキシコ(2度)と海外遠征の経験もあります。堀川にとって“敵地”である東京のリングにも何度も登場しており、まさに叩き上げの選手です。こういう戦歴の選手は現在の日本では非常に珍しいですね。防衛回数更新、上の王座獲得と、少なくともどちらかは達成してほしいです。

兎にも角にも王座獲得、おめでとうございます!
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メイウェザー、有終の美を飾る?(WBA/WBCウェルター級)

2015年09月17日 00時23分25秒 | 世界ボクシング
先週末12日土曜日、米国・ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBA/WBCウェルター級戦:
WBAスーパー/WBC王者フロイド メイウェザー 判定3対0(120-108、117-111、118-110)WBA暫定王者アンドレ ベルト(共に米)

*メイウェザーが試合前から「この試合を最後に引退」すると公言していた一番。判定自体は問題ないものの、ベルトも要所要所にいい場面を作った模様です。

これまで、スーパースターと呼ばれる選手の試合は、毎試合欠かさず見てきましたが、メイウェザーとなるとちょっと見る気が起きません。メイウェザーへ対し悪感情はないのですが、どうもメイの試合は敬遠(早い話がつまらない)してしまいがちです。ギレルモ リゴンドー(キューバ)やウラジミール クリチコ(ウクライナ)の試合は必ず見るのですが。

兎にも角にも49戦全勝26KOというパーフェクト・レコードを達成し、試合後にリング上であらためて引退を発表したメイ。個人的な注目は、メイが引退して空位となった2つのWBCベルトを誰が争うかということです。ウェルター級では1位にアミア カーン(英)、2位にダニー ガルシア(米)、3位にショーン ポーター(米)となっています。スーパーウェルターでは、1位にジャーメール チャーロ(米)、2位はジョン ジャクソン(バージン諸島/ジュリアン ジャクソンの実子)、3位がバネス マーティロスヤン(アルメニア)。ウェルターのカーンとガルシア、スーパーウェルターではチャーロとマーティロスヤンがすでに1度ずつ対戦をしています。ガルシアは2012年7月にカーンに4回TKO勝利を収め、チャーロは今年3月に中差の判定でパーティロスヤンに勝利しております。
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ロイ ジョーンズ、ロシアの市民権を獲得(色々:09‐16‐15)

2015年09月16日 00時25分07秒 | 世界ボクシング
最近(2015年9月16日ごろ)のニュースです。

1)最近噂のロイ ジョーンズ(米)が本来なら英国で試合を行うべきだった先週末12日に、念願のロシア国籍所得を果たした様子。要するにこの手続きの為に今回の試合を棒に振ったという事ですね。

2)デニス シェフィコフ(露)とランセス バルテミル(キューバ)によるIBFライト級王座決定戦が11月14日、米国・ネバダ州ラスベガスで行われることが発表されています。

3)IBFスーパーフェザー級王者ホセ ペダラサ(プエルトリコ)が来月3日、米国・オハイオ州でエドナー チェリー(米)を相手に初防衛戦を行います。チェリーは2008年に、当時2階級上のWBCスーパーライト級王者だったティモシー ブラッドリー(米)に挑戦し、大差判定負けを喫しています。

4)WBCライトフライ級王者のペドロ ゲバラ(メキシコ)が今月26日、地元で3度目の防衛戦を予定していますが、挑戦者は現在までに発表されていません。

5)ゲバラの同胞で、同じ階級のIBF王座を保持するハビエル メンドサも防衛戦を予定していますが、こちらも挑戦者は未定のまま。メンドサは10月3日にその試合を予定しています。

6)昨年8月にWBAバンタム級の暫定王座を獲得しているヨンフレフ パレホ(ベネズエラ)が11月7日にようやく初防衛戦を行います。モナコで行われるその試合、パレホに挑戦するのはザナ ザキヤノフ(カザフスタン)。同国人の先輩、ゲナディー ゴロフキンのバンタム級バージョンという噂もある選手のようです。

ザキヤノフのこれまでの戦績は25勝(18KO)1敗。その唯一の敗戦は、プロ6戦目に判定で喫したもの。国際試合の経験が多々あり、これまでに故郷カザフスタンをはじめ、ロシア、ウズベキスタン、タイ、英国、スイス、ベラルーシ、中国のマカオ、ブルガリア、豪州と様々です。

対するパレホも出稼ぎの名人で、母国ベネズエラを皮切りに、コロンビア、コスタリカ、パナマ、メキシコ、インドネシアとこちらも様々です。王者の戦績は17勝(8KO)1敗で、昨年8月の王座獲得戦以降先月15日に1、実戦を試合行っています。
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チャーロ、豪快に新王者に(IBFスーパーウェルター級)

2015年09月15日 00時26分38秒 | 世界ボクシング
先週末12日土曜日、米国・コネチカット州で行われた試合結果です。
IBFスーパーウェルター級戦:
挑戦者ジャモール チャーロ TKO3回2分33秒 王者コーネリアス バンドレイジ(共に米)

*かなりまぎらわしいのですが、彼はジャモール(Jermall)で、双子のもう一人がジャーメル(Jermell)となります(多分)。カタカナ表記だと、故意かどうかは分かりませんが、アルファベット表記より少々分かりやすくなっています。英語の場合の違いは5文字目のAとEのみの違いですからね...。しかも両者とも同じ階級で活躍中...。

今回の一戦は試合前から挑戦者の優位が予想されていました。しかしチャーロがここまで見事に王座交代劇を演じるまでは想像できなかったのではないでしょう。

まず驚いたのが両者の身長差。この階級では低いバンドレイジは168センチ。逆に同級では長身の部類に入るチャーロは183センチと、両者の身長差は15センチもの開きがありました。

初回1分過ぎ、右クロスを合わせ豪快に王者をキャンバスに送った挑戦者。このダウンがかなり効いたようです。2回、今度は左ジャブの相打ちを制してダウンを追加したチャーロ。3回に仕上げにかかります。まずは左フックからの連打で3度目のダウンを奪うと、最後はもう一度右クロスでバンドレイジをキャンバスに送ります。そのダウンから立ち上がった王者ですが、主審はそれ以上の試合継続を許しませんでした。

   

王者の怪我でこの日まで延期となっていた一戦。数時間後に別の州で大きな興行がありましたが、この王座交代劇は中々の衝撃がありました。

スター候補の匂いを漂わせる新王者。戦績を22戦全勝17KOに伸ばしています。2度目の王座の初防衛に失敗したバンドレイジ。少々元気がなかったですね。

今回の王者交代劇は同級にとって好ニュースではないでしょうか。WBA王者のエディスランディ ララ(キューバ)は実力を備えるも地味すぎ。WBC王座はスーパースター優遇策を演じ、実際に同級の世界戦が最後に行われたのは2年前になります。昨年のフロイド メイウェザー(米)対マルコス マイダナ(亜)の再戦にはWBCのウェルター級とスーパーウェルター級が争われましたが、実質的にはウェルター級戦でした。空位のWBO王座決定戦が来月行われますが、その試合が同団体の今年初のスーパーウェルター級戦となります。昨年、一昨年のスーパーウェルターでのWBO戦はそれぞれ一試合づつ。このIBFに限っても、昨年は1試合で今年もこれが初試合となります。今回の王座交代劇が、同級の起爆剤に是非なってほしいものです。
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三浦、大舞台に登場(WBCスーパーフェザー級戦)

2015年09月14日 00時50分02秒 | 世界ボクシング
11月21日、米国・ネバダ州ラスベガスで予定される試合です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者三浦 隆司(帝拳)対 挑戦者フランシスコ バルガス(メキシコ)

*今回が5度目の防衛戦となる三浦。ボクシングの聖地である米国・ネバダ州ラスベガスのリングに登場することが発表されています。今回の興行のメインをWBCミドル級戦ミゲル コット(プエルトリコ)対サウル アルバレス(メキシコ)。スーパーフェザー級戦もメインに負けない好試合が期待できるでしょう。

   

三浦にとり2度目の海外遠征になるこの一戦の相手は指名挑戦者のフランシスコ バルガス(メキシコ)。22勝(16KO)1引き分けの好成績の持ち主ですが、世界に名前を売りたい三浦にとりもってこいの相手といっていいのではないでしょうか。
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ステベンソン、しぶとい挑戦者をTKO(WBCライトヘビー級)

2015年09月13日 00時54分02秒 | 世界ボクシング
先日11日金曜日、カナダで行われた試合結果です。
WBCライトヘビー級戦:
王者アドニス ステベンソン(カナダ)TKO3回21秒 挑戦者トミー カーペンシー(米)

*サウスポー同士の対決となった今回の一戦。強打の王者を前に、今回が2度目の世界挑戦となったカーペンシーがどこまで善戦出来るかに注目が集まりました。

試合開始ゴングから打ち合いを演じた両選手ですが、共にいいパンチを当て、そして当てられていきます。2回終了間際、左でぐらつかせその後の連打でダウンを奪ったステベンソン。カーペンシーは何とか立ち上がることが出来ましたが、1分間のインターバルでダウンから回復するのは無理のようでした。3回開始早々、あっさりとダウンを追加した王者。レフェリーはそれ以上の試合続行を許しませんでした。

不安定な戦いを見せるも、最後はきっちりと決め6度目の防衛に成功したステベンソン。他の主要3団体の王座を保持しているセルゲイ コバレフ(露)との統一戦を、当然の如く熱望しております。


カナダ・ヘビー級戦:
王者ディロン カルマン(Dillon Carman)KO3回2分5秒 挑戦者ドノバン ラドック(共にカナダ)

*今年3月に14年ぶりのリング復帰をし、2連勝を飾っていたラドック。29歳で8勝(7KO)1敗の現カナダ王者ぐらいの壁は乗り越えられるかなと予想をしていたのですが、現実は厳しかったようです。年末に52歳の誕生日を迎えるラドック。このまま引退するのが無難といったところでしょうね、残念。ちなみに王者のカルマンですが、今回が11戦目にして初の10回戦登場となっています。
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今週末の試合予定

2015年09月12日 00時02分18秒 | 世界ボクシング
2015年9月第2週末の試合予定です。

12日 土曜日
米国・コネチカット州
IBFスーパーウェルター級戦:
王者コーネリアス バンドレイジ 対 挑戦者ジャモール チャーロ(共に米)

米国・ネバダ州ラスベガス
WBA/WBCウェルター級戦:
WBAスーパー/WBC王者フロイド メイウェザー 対 WBA暫定王者アンドレ ベルト(共に米)

WBCスーパーミドル級戦:
王者バドウ ジャック(スウェーデン)対 挑戦者ジョージ グローブス(英)

WBOスーパーフェザー級戦:
王者ローマン マルティネス(プエルトリコ)対 挑戦者オルランド サリド(メキシコ)


16日 水曜日
島津アリーナ京都
日本バンタム級戦:
王者大森 将平(ウォズ)対 挑戦者向井 寛史(六島)

日本ライト級戦:
王者徳永 幸大(ウォズ)対 挑戦者鈴木 悠平(真正)



17日 木曜日
後楽園ホール
日本ライトフライ級王座決定戦:
小野 心(ワタナベ)対 堀川 謙一(SFマキ)

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マクドネル、直再戦を制す(WBAバンタム級:レギュラー王座)

2015年09月11日 02時26分42秒 | 世界ボクシング
先日6日日曜日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBAバンタム級戦(レギュラー王座):
王者ジェームス マクドネル(英)判定3対0(115-112、116-111、117-110)挑戦者亀田 和毅(日本)

*両者は5月に対戦し、その時はマクドネルが3回にダウンを奪われるも、その後持ち返し僅差の判定勝利。2度目の防衛に成功しています。

4ヶ月ぶりに行われたこの再戦、再び試合地は両者にとって第3国となる米国・テキサス州で行われました。第3国といっても挑戦者はこれまで、米国のリングに3度、隣国メキシコには10度以上登場しており、どちらかというと挑戦者の準地元といったところでしょうか。

スピードを上回る挑戦者が先手を取っと一戦ですが、左ジャブを丹念につく基本に忠実なボクシングで徐々にペースを握っていったマクドネル。最終的には逆転+最終回にスリップ気味ながらも正式なダウンを奪い勝利。僅差の内容も前戦よりははっきりとした形で勝利を収めています。

保持する王座の3度目の防衛に成功したマクドネルは試合前、一階級上の同国人、WBAレギュラー王座の保持者スコット キッグ(英)への朝鮮を希望していました。しかし条件次第では、まだまだバンタム級で戦い続ける可能性がある事を試合後に表明しています。
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