DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

比嘉、11連続KO勝利(OPBFフライ級)

2016年11月10日 00時05分09秒 | 世界ボクシング
先週末5日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)フライ級戦:
王者比嘉 大吾(白井・具志堅)KO4回2分55秒 挑戦者フェリペ カグブコブ(比)

*それまで挑戦者が頑張りを見せるも試合をリードしていた比嘉。4回に2度のダウンを奪いKO勝利を収めています。この勝利により7月に獲得した同王座の初防衛に成功した比嘉。それと同時にデビューからの連続KO(TKO)勝利を11に伸ばしています。

挑戦者は7月に比国国内王座を獲得し、勢いのある選手でした。しかし今回の試合後の戦績が6勝(2KO)3敗(2KO負け)5引き分けの選手。比嘉への挑戦までに5連勝を飾っていたとはいえ、王者の圧勝は当然と言えば当然でしょう。

現在WBCで3位にランクインしている比嘉。現在のWBC王座は空位になっており、来年早々にもその空位の王座決定戦が行われるようです。比嘉陣営はその決定戦の勝者への挑戦を希望しているようです。ひょっとして1年後のこの時期には、比嘉の腰には緑の世界王者のベルトが巻かれているかもしれませんね。
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ツォイゲ、最終回TKOで王座奪取に成功(WBAスーパーミドル級)

2016年11月09日 01時45分14秒 | 世界ボクシング
先週末5日・土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAスーパーミドル級戦:
挑戦者タイロン ツォイゲ(独)TKO12回2分41秒 王者ジョバンニ デ カロリス(伊)

*7月に対戦した両選手。その時はツォイゲから見て1対0の引き分けでイタリア人が辛くも王座の防衛に成功しています。

初戦から4ヶ月後に行われたこの再戦。前回同様接戦が繰り広げられましたが、中盤以降挑戦者が徐々にペースを握っていきます。そして試合終了まで1分を切った最終回、ドイツ人が左フックからの連打でダウンを奪います。試合再開後再び左フックからの連打でイタリア人を危機に陥れたツォイゲ。デ カロリスがロープにもたれ掛かったところでレフィリーが試合を止めゲーム終了。ツォイゲが再戦を制すると共に、念願の世界王座獲得に成功。

同級のWBA王座にはこれまで、ツォイゲの同胞フェリックス シュトルムがスーパー王者に君臨していました。しかしシュトルムはその王座の防衛戦を行うことなく返上しています(先月だったかな?)。暫定王座も同級には存在しないため現在、ツォイゲが唯一のWBAスーパーミドル級王者ということになります。
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大沢、世界初挑戦は完敗(WBOフェザー級)

2016年11月08日 01時30分28秒 | 世界ボクシング
先週末5日・土曜日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBOフェザー級戦:
王者オスカル バルデス(メキシコ)TKO7回1分50秒 挑戦者大沢 宏晋(ロマンサ雅)

*客観的に見れば、両者の実力差がありすぎたミスマッチといっても過言ではなかったこの一戦。大沢の放つ一つ一つのパンチがあまりにも貧弱に映ってしまいました。

大沢はこれまでに、WBOのアジア・太平洋王座やOPBF(東洋太平洋)王座を獲得してきました。それなりの実績はあるのですが、今回対戦したバルデスの戦績は21戦全勝でそのうち19ものKO/TKO勝利を収めているまさに強打者。そのKO率は90%にも上ります。対する大沢のそれは50%。そのKO率の差がそのまま両者の実力差につながってしまいましたようです。

初の世界戦出場にも緊張せず、スピーディーな左で好スタートを切った大沢ですが、大沢の攻撃が光ったのも僅か3分のみ。2ラウンド以降はバルデスの強打にさらされていきます。バルデスの強打は一発で終わらず、その破壊力充分はパンチを連打でまとめていきます。左フックを中心に大沢にダメージを負わせていったメキシカン。4回に左フックをジャストミートさせ最初のダウンを奪います。


(大沢からダウンを奪ったバルデスの左フック)

大沢もそのタフネスと粘りでバルデスの強打に対抗しようと試みます。しかしバルデスは単なる強打者ではなく、基本が整った総合力の高い選手。フックに加え、的確な左ジャブで大沢に迫っていきます。


(威力、的中率ともに高かったバルデスの左リード)

6回、気分転換からか2分以上左構え(サウスポー)で戦ったバルデスですが、7回にいよいよ仕上げに入ります。得意の左フックからチャンスを掴んだバルデスは、その後嵐のような連打を大沢に見舞わせレフェリーストップを呼び込む事に成功。3ヵ月前に手に入れた王座の初防衛に成功しました。

現在、大きな勢いの波に乗りつつあるバルデスですが、まだまだ試されていない部分も多々あります。25歳の迫力ある王者が今後どのような路線を歩んでいくのかに注目ですね。
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福原、快勝でV3(日本ミニマム級)

2016年11月07日 00時09分30秒 | 日本ボクシング
先週3日・木曜日、フードパル熊本で行われた試合結果です。
日本ミニマム級戦:
王者福原 辰弥(本田フィットネス)TKO7回44秒 挑戦者華井 玄樹(岐阜ヨコゼキ)

*2ヵ月前の防衛戦で、不本意な負傷引き分け防衛を演じている福原。その名誉挽回への意欲からか、今回の指名挑戦者華井との防衛戦では、3回に不覚のダウンを喫するも、それ以外は会心の出来で勝利を収めています。

今回が僅かプロ8戦目の挑戦者に対し、王者のそれは28戦目。しかも福原のキャリアはただ試合を重ねているだけでなく、日本各地での実戦に加え、タイでも2試合行ってきた正に筋金入りのもの。ダウンの一つや二つで慌てる玉ではありません。

ダウンを喫した同じ回にお返しのダウンを奪った王者。そのままのペースで7回まで進み、最後は連打でレフィリー・ストップを呼び込んでいます。

3度目の防衛に成功すると共に、王座戦では初のKO(TKO)勝利を収めることに成功した福原。今後は同王座を返上し、世界挑戦へ標準を定めるそうです。出来れば日本王者のままで日本の代表として、世界に臨んでほしいのですがね。
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来年の試合が徐々に決定中(色々:11‐06‐16)

2016年11月06日 01時08分26秒 | 世界ボクシング
最近(2016年11月6日ごろ)のニュースです。

1)この7月末に接戦を演じているカール フランプトン(英)とレオ サンタ クルス(メキシコ)が1月28日、現在はフランプトンの腰に巻かれているWBAフェザー級のスーパー王座を賭け再戦を行います。正直、新鮮味に欠けるカードですね。前回はニューヨークで行われたこの対戦カード。約3か月後に控えた第2戦はラスベガスで行われます。

2)WBAフェザー級戦と同じ興行では、WBCライト級戦も決行されます。王者デシャン ツラティカニン(モンテネグロ)が、長期ブランク明けの超強豪ミゲル アンヘル ガルシア(米)の挑戦を受けます。

3)WBOライト級王者のテリー フラナガン(英)が今月26日、現在一階級下のスーパーフェザー級を主戦場にしているオルランド クルス(プエルトリコ)を相手に4度目の防衛戦を行います。

4)来週末12日にサムエル バルガス(コロンビア)との無冠戦10回戦を控えているWBCウェルター級王者のダニー ガルシア(米)。来年3月4日に、WBA同級王者キース サーマン(米)との王座統一戦が内定しているようです。

5)先月末29日、真正ジムの川島 翔平が敵地メキシコに乗り込み、元3団体スーパーフライ級王者で、現在WBCフェザー級のシルバー王座を保持するクリスチャン ミハレス(メキシコ)に挑戦。大善戦の末、0対3(113-115x3)の判定負けを喫しています。川島の善戦も去ることながら、ミハレスのキャリアの長さには驚かされます。ミハレスがWBCスーパーフライ級の暫定王座を争うために初来日したのは2006年の9月です。そういえば、その時対戦したのも「カワシマ」でした。しかし今回の川島とは何ら関係もない川嶋 勝重(大橋)です。

6)同日、プエルトリコで同国出身の元世界王者同士による復活戦が行われています。元WBOスーパーバンタム級、フェザー級王者のファン マヌエル ロペスが、元WBOスーパーフェザー級王者ウィルフレド バスケスに11回TKO勝利を収めています。
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今週末の試合予定

2016年11月05日 01時24分51秒 | 世界ボクシング
2016年11月第1週末の試合予定です。

5日 土曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)フライ級戦:
王者比嘉 大吾(白井・具志堅)対 挑戦者フェリペ カグブコブ(比)



ドイツ
WBAスーパーミドル級戦:
王者ジョバンニ デ カロリス(伊)対 挑戦者タイロン ツォイゲ(独)

米国・ネバダ州
WBOウェルター級戦:
王者ジェシー バルガス(米)対 挑戦者マニー パッキャオ(比)

WBOスーパーバンタム級戦:
王者ノニト ドネア(比)対 挑戦者ジェシー マグダレノ(米)

WBOフェザー級戦:
王者オスカル バルデス(メキシコ)対 挑戦者大沢 宏晋(ロマンサ雅)

WBOフライ級王座決定戦:
鄒 市明(中)対 クワンピチット 13リエン エクスプレス(タイ)

*2年前にマカオで対戦している両選手。その時はデビュー6戦目の鄒がワンサイドの判定勝利を収めています。


11日 金曜日
神戸市立中央体育館
OPBFライト級戦:
王者中谷 正義(井岡)対 挑戦者アラン タニギャ(比)

OPBFスーパーバンタム級戦:
王者久保 隼(真正)対 挑戦者リム ジウヌク(韓国)

OPBFスーパーバンタム級戦:
王者山本 隆寛(井岡)対 挑戦者マーク ジャン ヤップ(比/六島)

OPBFミニマム級王座決定戦:
メルリト サビーニョ(比)対 山中 竜也(真正)
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田中、2階級制覇なるか(WBOライトフライ級)

2016年11月04日 01時05分52秒 | 世界ボクシング
大晦日に岐阜メモリアルセンターで愛ドームで予定される試合です。
WBOライトフライ級王座決定戦:
モヒセス フェンテス(メキシコ)対 田中 恒成(畑中)

日本フェザー級戦:
王者林 翔太(畑中)対 挑戦者下田 昭文(帝拳)

*最初ライトフライ級の王座決定戦が決まった時、「田中はまた王座決定戦に出場か...」と結構失望しました。しかし、対戦相手がフェンテスとなると話は違ってきます。フェンテスはWBOミニマム級王者としては田中の先輩。その王座は減量苦のために返上し、ライトフライ級に転向。2度の正規王座戦では白星(1敗1引き分け)がありませんが、暫定ながらもWBO王座を獲得しています。昨年夏には一つ上のフライ級で、WBOの北米団体であるNABO王座も獲得しています。

今回がライトフライ級転向第2戦目となる田中。色々な面で試されることになるでしょう。

そして世界戦のアンダーカードで行われる日本王座戦も中々の好カード。地味ながらも堅実なボクシングを展開する林か?それともその才能は世界王者レベル(実際に下田はスーパーバンタム級の元世界王者)なれど、ポカの多い下田か?

2試合とも非常に興味をそそられる興行となりましたが、どのような経緯で岐阜開催になったのでしょうか?そちらのほうにも関心がいってしまいます。まあ、この2つのタイトルマッチがファンを失望させる内容になる確率はかなり低いのではないでしょうか。
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岡田、堅実な勝利(日本スーパーライト級)

2016年11月03日 00時04分09秒 | 日本ボクシング
一昨日1日・火曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーライト級戦:
王者岡田 博喜(角海老宝石)判定3対0(98-92x2、99-91)挑戦者細川 バレンタイン(宮田)

*この試合が今年4度目の防衛戦となった岡田。手数は少ないものの、的確な左ジャブで試合のペースを握り続けます。今回が3度目の王座挑戦(日本、OPBFで各1度)となった細川も時折反撃を試みます。しかしそのいずれも長続きはせず、結局は試合展開を変えることは出来ませんでした。

終わってみれば岡田のほぼ完封劇となったこの試合。王者が6度目の防衛に成功しています。岡田の今後ですが、機会があれば、是非OPBF(東洋太平洋)やWBOアジア・太平洋王座を狙っていきたいとの事です。
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意見番(11‐02‐16)

2016年11月02日 00時09分29秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2016年11月2日ごろの意見番です。



*同じ興行で、2つの世界戦が揃って年間最高試合候補になる好試合って中々ありませんよね。というか、記憶にありません。この2試合が行われてからすでに一月半になりますが、いまだにその余韻を楽しんでいます。両選手とも本当にありがとうございました。
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ジョシュア、ようやく対戦相手が決定(色々:11‐01‐16)

2016年11月01日 00時52分09秒 | 世界ボクシング
最近(2016年11月1日ごろ)のニュースです。

1)師走の10日に保持するIBFヘビー級王座の2度目の防衛戦に臨むアンソニー ジョシュア(英)。待望のウラジミール クリチコ(ウクライナ)との対戦が流れたため、指名挑戦者クブラト ブーレフ(ブルガリア)等、その他の強豪選手との対戦が予定されていました。しかし最終的には、今回が2度目の世界挑戦となるエリック モリナ(米)を迎えることになりました。対戦カード的には「ちょっと」と思いますが、モリナは昨年6月の世界初挑戦試合、対WBC王者デオンティー ワイルダー(米)戦で9回まで粘っています。モリナが「どこまでジョシュアの強打に耐えられるか?」という焦点で見れば、中々興味深い試合になるのではないでしょうか。

2)現在空位となっているWBAヘビー級王座。その試合への出場権を有しているルーカス ブラウン(豪)が元WBO王者シャノン ブリッグス(米)と空位の王座を争う可能性アリ、だそうです。

3)同暫定王者ルイス オルティス(キューバ)に対戦を避けられている感のあるアレクサンデル ウスティノフ(露)。最近のインタビューで、ウラジとの対戦を熱望するというコメントを残しています。そのインタビューで、オルティスが保持していた暫定王座は既に空位となっている、様なことを言っています。その辺はキチンとWBAから声明を出してほしいですね。

4)WBAライトヘビー級暫定王者のドミトリー ビボル(キルギス)が先週末29日、無冠戦10回戦のリングに登場。ウクライナのイフゲニー マクタイェンコに完封勝利(3対0:100-90x3)の勝利を収めています。

5)同じ日、スーパーウェルター級の注目株であるカナト イスラム(カザフスタン)がパトリック アロティ(ガーナ)に判定勝利を収め、同級のWBAラテンと、WBOインターコンチネンタル王座を獲得しています。当初この試合は、WBA暫定戦として行われると発表されていました。しかしこの興行では、不可解な暫定王座を設立せずに、地域王座戦として決行されています。ラテン王座が、同地域とは無関係な選手で争われましたが、WBAとしては上出来な措置だったのではないでしょうか。

6)今週末5日にドイツで予定されていたWBAスーパーウェルター級のレギュラー王座戦、王者ジャック クルカイ(独)対指名挑戦者デメトリアス アンドラーデ(米)戦は、アンドラーデがこの試合の契約書にサインをするのを渋っていたため中止となっています。アンドラーデには、WBC、又はWBO王座への方向転換したという噂が流れています。
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