DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

コバレフ、手堅く王座に返り咲き(WBOライトヘビー級ほか)

2019年02月08日 04時18分54秒 | 世界ボクシング
先週末2日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBOライトヘビー級戦:
挑戦者セルゲイ コバレフ(露)判定3対0(120-108、116-112x2)王者エレイデル アルバレス(コロンビア)

*本来ならコバレフの計画に入っていなかったアルバレスとの再戦。昨年の8月に行われた両者の初戦では、7回KO負けを喫してしまったコバレフ。しかしその試合、KO負けを喫するまで明白なリードを保ちながら試合を進めていました。そしてその試合の勝利を前提に、WBA王者ドミトリー ビボル(キルギスタン)との王座統一戦に臨む予定でした。

まあ、ここで過去の失敗を振り返ってもしょうがないでしょう。この再戦ではコバレフ、以前のように丁寧に、そして慎重に試合を進めてフルラウンド終了。明白な判定勝利を収め、半年ぶりに所定位置に復帰。ライトヘビー級王座再統一に向け、再スタートを切ることに成功しています。


WBOフェザー級戦:
王者オスカー バルデス(メキシコ)KO7回9秒 挑戦者カルミネ トンマゾーネ(伊)

*昨年3月、体重超過のスコット キッグ(英)を大激戦の末判定で退けることに成功したバルデス。その代償として大怪我を負ってしまい、約1年間のブランクを作ってしまいました。

今回の復帰戦、ブランクのうっ憤を晴らすようなパフォーマンスを見せたバルデス。計4度のダウンを奪いKO勝利。2016年4月に獲得した王座の6度目の防衛に成功しています。バルデスが休養中、カール フランプトン(英)が同暫定王者に君臨していましたが、そのフランプトンは昨年師走にIBF王者ジョシュ ワーリントン(英)に挑戦。判定負けを喫しています。WBOからの正式な表明文を目にしたことはありませんが、多分フランプトンの保持していた暫定王座は空位になっていると思います。
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意見番(02‐07‐19)

2019年02月07日 05時35分23秒 | ボクシングネタ、その他雑談
*両誌を見てみると、一翔への期待がいかに大きかったかが伺えます。果たして欲しかったですよね、4階級制覇達成。



次号の表紙には、今年、と言ってももう一月過ぎてしまいましたが、の展望でしょうね。
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前の試合から20日!ルイスが3階級制覇挑戦(色々:02‐06‐19)

2019年02月06日 04時04分09秒 | 世界ボクシング
最近(2019年2月6日ごろ)のニュースです。

1)今週末9日に保持するWBAスーパーフェザー級のスーパー王座の防衛戦に臨むジェルボンタ デービス(米)。本来ならバンタム級からフェザー級の3階級を制覇してきたアブネル マレス(メキシコ)を相手に試合を行う予定でした。しかしそのマレスが自身の負傷のためにアウト。代わって元バンタム級、スーパーバンタム級王者のウーゴ ルイス(メキシコ)がデービスに挑戦します。

驚くことにこのルイス、先月19日にアルベルト ゲバラ(メキシコ)を相手に10回戦を戦ったばかり。しかもフルラウンド。ゲバラ戦からデービス戦の試合間隔は僅か20日。何かルイスの番狂わせを見てみたくなってきました。

2)昨年師走の初日に京口 紘人(ワタナベ)が返上したIBFミニマム級王座を獲得しているカルロス リコナ(メキシコ)。10日後の16日に、南アフリカのディージェイ クリエルを相手に、早くも保持する王座の初防衛戦を行います。

3)先月末に井上 岳志(ワールドスポーツ)を退け、保持するWBOスーパーウェルター級王座の防衛に成功したばかりのハイメ ムンギア(メキシコ)。4月13日に早くも次の防衛戦を予定しています。対戦相手は現在の所未定ですが、WBOはムンギアに対し、指名挑戦者デニス ホーガン(豪)との防衛戦を行うよう指令を出しています。

4)WBOスーパーフライ級1位のアストン パリクテ(比)が先月の最終日、同2位に位置していたホセ マルティネス(プエルトリコ)に2回KO勝利。昨年9月に引き分けている同胞の先輩で、現在WBO王座についているドニー ニエテス(比)への挑戦権を獲得しています。

5)昨年末にWBCフライ級王座を獲得したチャールズ エドワーズ(英)。3月23日にスペインのアンヘル モレノを迎え、保持する王座の初防衛戦を行います。

6)昨年の夏休み、不甲斐ない戦いの結果、IBFスーパーバンタム級王座から転落してしまった岩佐 亮佑(セレス)。10日後に米国・カリフォルニア州のリングで、これまでに2度WBO同級王座に挑戦した経験を持つセサール フアレス(メキシコ)を相手に再起戦を行います。この戦いは岩佐にとってリング復帰戦になると同時に、宿敵TJ ドヘニー(豪/アイルランド)への挑戦者決定戦にもなります。
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次はロマチェンコ?コミーが王座獲得(IBFライト級)

2019年02月05日 05時02分33秒 | 世界ボクシング
先週末2日・土曜に、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
IBFライト級王座決定戦:
リチャード コミー(ガーナ)TKO2回39秒 イサ チャニエフ(露)

*その実力のためか、2016年に世界初挑戦に失敗して以来、中々2度目のチャレンジが実現しなかったコミー。あのマイキー ガルシア(米)が返上(剥奪?)したIBFライト級王座をロシアの新鋭チャニエフと争いました。

試合開始早々から激しいパンチの交換を見せた両選手。初回2分30秒、コミーが素晴らしい右をロシア人にヒットさせダウンを奪うことに成功。結果としては決定打となったこのパンチ。しかしチェニエフのパンチでガーナ人がぐらつく場面も何度かありました。

30戦目にして念願の世界のベルトを腰に巻くことに成功したコミー。戦績を28勝(25KO)2敗に伸ばしています。この試合前から、4月12日に次戦を予定しているWBA/WBO同級王者のワシル ロマチェンコ(ウクライナ)の対戦候補に挙がっていたコミー。その強打で、どこまで現役最強選手に迫れるか見てみたいですが、どうやら試合中に右拳を痛めた様子。ロマチェンコ戦が実現するかは、ドクターの診断以降になるようです。
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中谷、全勝のまま日本の頂点に(日本フライ級)

2019年02月04日 04時48分52秒 | 日本ボクシング
現地時間の一昨日(2日・土曜日)、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フライ級王座決定戦:
中谷 潤人(M.T)TKO9回23秒 望月 直樹(横浜光)

*黒田 雅之(川崎新田)が世界再挑戦への準備のために返上した王座の後釜争い。先月に21歳の誕生日を迎えたばかりの中谷が、初回から望月を圧倒。最後までダウンを拒んだ望月ですが、最後はレフィリーストップ。中谷が日本王座を獲得すると共に、全勝記録を18(13KO)に伸ばしています。フライ級で72パーセントのKO率ですか、凄いですね。


今回が初の戴冠となった中谷ですが、すでに世界上位ランカーに位置。今後はどのような路線を歩んでいくのでしょうか。そこで現在(2019年2月4日)のフライ級王者の顔ぶれを見てみましょう。

WBA:アルチュム ダラキャン(ウクライナ/防衛回数2)
WBC:チャーリー エドワーズ(英/0)
IBF:モルティ ムタラネ(南ア/1)
WBO:田中 恒成(畑中/0)
OPBF(東洋太平洋):ジェイアー レキネリ(比/1)

*田中の存在が大きく見えてしまうのは私だけでしょうか?中谷にはまず日本王座の防衛、そしてOPBF王座獲得と徐々に上に上がっていって貰いたいですね。
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サーマン、苦しみながらも復帰に成功(WBAウェルター級:スーパー王座)

2019年02月03日 04時32分37秒 | 世界ボクシング
先月末26日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAウェルター級戦(スーパー王座):
王者キース サーマン 判定2対0(117-109、115-111、113-113)挑戦者ホセシト ロペス(共に米)

*自身の負傷のため、2017年3月から実戦を遠ざかっていたサーマン。この試合が22ヶ月ぶりのリング復帰戦となりました。

約2年ぶりの試合となったサーマンですが、2回にダウンを奪うなどして好調な出だしを切りました。しかし中盤、大番狂わせを目指すロペスに何度も捕まってしまい、レフェリーストップのピンチに立たされてしまいました。ここから流石というべきでしょうか、技術力を発揮してロペスの追撃を遮断。快勝とは言えませんが判定勝利。2013年7月に獲得した王座の8度目の防衛に成功しました。

現在のウェルター級の中心的選手サーマンが復帰した同級戦線。王者たちの顔ぶれを見てみましょう(2019年2月2日)。

WBA(スーパー):サーマン(米/防衛回数8)
WBA(レギュラー):マニー パッキャオ(比/1)
WBC:ショーン ポーター(米/0)
IBF:エロール スペンス(米/2)
WBO:テレンス クロフォード(米/1)

*世界王者たちの顔ぶれ、凄まじいですね。


OPBF(東洋太平洋):ベン サバ(豪/1)
日本:矢田 良太(グリーンツダ/2)

*やはりこの辺りのクラスになると、日本はおろかOPBF圏の選手と世界トップの選手との実力差はかなりありますね。まあ、パッキャオは例外中の例外ですが。
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今週末の試合予定

2019年02月02日 00時43分57秒 | 世界ボクシング
2019年2月第一週末の試合予定です。

2日 土曜日
後楽園ホール
日本フライ級王座決定戦:
中谷 潤人(M.T)対 望月 直樹(横浜光)

米国・テキサス州
WBOライトヘビー級戦:
王者エレイデル アルバレス(コロンビア)対 挑戦者セルゲイ コバレフ(露)

WBOフェザー級戦:
王者オスカー バルデス(メキシコ)対 挑戦者カルミネ トンマゾーネ(伊)

IBFライト級王座決定戦:
リチャード コミー(ガーナ)対 イサ チャニエフ(露)


8日 金曜日
豪州
英連邦スーパーウェルター級王座決定戦:
ティム チュー(豪)対 デントン バッセル(英)
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中国3人目の世界王者誕生(WBAフェザー級:レギュラー王座)

2019年02月01日 03時54分05秒 | 世界ボクシング
先月末26日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(レギュラー王座):
挑戦者徐  燦(チャン シュ/中国)判定3対0(118-110、117-111、116-112)王者ヘスス ロハス(プエルトリコ)

*2017年9月に、番狂わせの7回KO勝利を収め同王座を獲得したロハス。その時獲得したタイトルには「暫定」の2文字がありました。世界王座獲得後、戦わずして「暫定」王座を返上することに成功したロハス。世界戴冠から11ヶ月後にようやく迎えた初防衛戦。その一戦では強豪ジョセフ ディアス(米)に判定負けを喫するも、ディアスが前日計量に失敗していたため王座損失は阻止。初防衛達成はなりませんでしたが、新年早々に2度目の初防衛戦を行うことに漕ぎつけました。

今回ロハスに挑戦した徐は、これまでの戦績が15勝(2KO)2敗とKO率が10パーセント強と迫力に欠ける選手。しかしこれまでに日本(金沢)、豪州、そして米国での試合経験があり、フェザー級からスーパーライト級で戦ってきた中々の実力者。世界的には無名の選手ですが、王座交代劇も十分期待が持てるボクサーでした。

試合の方はWBAフェザー級第2の王座ながら、フルラウンド通じ両者のパンチの交換が見られた好試合に終始。12回終了後、ロハスの防衛を支持する声が結構聞かれていたようですが、判定は大差で除。除がWBCミニマム級を獲得した熊 朝忠、元WBOフライ級王者鄒 市明に続いて、大中国3人目の世界王者の地位を獲得しました。

熊、鄒は共に日本人選手との対戦を重ねてきた選手たちでした。この除もこれまでに2014年4月に金沢のリングで濱本 康太(カシミ)に判定勝利を収めており、その後2015年5月に濱本の同僚ハリケーン 風太(カシミ)に白星。そして2016年師走にはスパイス 松下(セレス)をもその軍門に下しています。現在WBAフェザー級ランキングには日本人選手の顔は見られません。しかしOPBF(東洋太平洋)王者清水 聡(大橋)、WBOアジア太平洋王者森 武蔵(薬師寺)、日本王者源 大輝(ワタナベ)と世界を虎視眈々と狙っている選手がいます。世界王者となった除が、近い将来に日本人挑戦者を迎え防衛戦を行う可能性は高いと見ます。
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