DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ボクシングの聖地でボクシングの興行が再開(スーパーフェザー級)

2020年06月10日 17時20分29秒 | 世界ボクシング

現地時間の昨夜(9日・火曜日)、米国・ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
スーパーフェザー級10回戦:
WBOフェザー級王者シャクール スティーブンソン(米)TKO6回1分31秒 フェリックス カラバロ(プエルトリコ)

*やはりインパクトの度合いが違いますね、ボクシングの本場であるラスベガスで試合が行われるとなると。今回の試合はまだまだ無観客での興行となりました。その状況はしばらく続きそうですが今週から数週間、毎週2日同地でボクシングの興行が行われていくようです。

今回の興行でメインを張ったのは現役の世界王者スティーブンソン。中米の地域王者カラバロから初回と6回にダウンを奪うなどして圧勝。この試合が昨年10月に世界王座を獲得して以来初の試合となりましたが、試運転としては上々以上の内容で今年の初陣を飾っています。

次に同地でボクシングの興行が行われるのは現地時間の明日11日。今から楽しみです。

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白井・具志堅ジム、閉鎖へ

2020年06月09日 18時51分44秒 | ボクシングネタ、その他雑談

四半世紀の歴史を持つ白井・具志堅ジム。来月をもって閉鎖されるようです。

比嘉 大吾(WBCフライ級)をはじめ、軽量級で何人かの好選手を育てましたが、具志堅会長は指導者としては期待されたほどの実績を残すことは出来ませんでした。3年前の夏には、名門ヨネクラジムもその長い歴史に幕を閉じていました。これも時代の移り変わりのためと言ってしまえばそれまでなのですが、やはり寂しいですね。

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今回は実現するでしょう(WBOフライ級)

2020年06月08日 17時43分29秒 | 世界ボクシング

8月21日、後楽園ホールで予定される試合です。
WBOフライ級王座決定戦:
中谷 潤人(MT)対 ジャーメル マグラモ(比)

*本来なら4月4日に後楽園ホールで行われる筈だった一戦。その戦いはコロナウィルスの影響で延期となっていました。先月末には8月1日開催という話が出ましたが、今回、世界の超王手である帝拳ジムが発表したことにより、試合実現の可能性が非常に現実味を帯びてきました。

8月の終わりに2020年日本国内初の世界戦開催となりますが、この試合を皮切りに、続々と世界タイトルマッチが実現していってほしいものです。

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メキシコでボクシングの興行が再開(スーパーウェルター級)

2020年06月07日 18時11分42秒 | 世界ボクシング

現地時間の昨夜(6日・土曜日)、メキシコで行われた試合結果です。
スーパーウェルター級10回戦:
カルロス モリナ TKO6回終了 ミッチー ムニョス(共にメキシコ)

*本来なら先月23日に行われる予定だったこの試合。2度目の延期でようやく実現し、無事に試合終了。当然の如く無観客の興行で行われましたが、まずは試合自体が行われたことにホッとしています。

4月の終わりにニカラグアで小さな興行が行われていました。その興行のメインイベントは、世界的に無名の選手同士による一戦でした。今回のメキシコでの興行には、元IBFスーパーウェルター級王者のモリナが登場。一時は4連敗を喫していたモリナですが、世界を経験したこののある選手が出場しただけに、今後のボクシング界に与える影響は大きかったのではないでしょうか。

今週にはまだまだいくつかの興行が予定されています。それらの試合が無事に行われ、ボクシング界全体の動きが加速化していく事に期待しましょう。

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今週末の試合予定

2020年06月06日 15時36分55秒 | 世界ボクシング

2020年6月第一週末の主な試合予定です。

6日 土曜日
メキシコ
スーパーウェルター級10回戦:
カルロス モリナ 対 ミッチー ムニョス(共にメキシコ)

9日 火曜日
米国・ネバダ州ラスベガス
スーパーフェザー級10回戦:
WBOフェザー級王者シャクール スティーブンソン(米)対 フェリックス カラバロ(プエルトリコ)

11日 木曜日
米国・ネバダ州ラスベガス
スーパーバンタム級10回戦:
元WBOスーパーバンタム級王者ジェシー マグダレノ(米)対 ヤニフェラ ヴィセンテ(ドミニカ)

NABFフェザー級王座決定戦:
アダム ロペス 対 ルイス コリア(共に米) 

12日 金曜日
ドイツ
WBOインターナショナル・スーパーウェルター級戦:
王者ジャック クルカイ(独)対 挑戦者ハワード コスポリテ(仏)

ポーランド
ポーランド・インターナショナル ヘビー級王座決定戦:
マリウス ワッフ(ポーランド)対 ケビン ジョンソン(米)

*ポーランドのインターナショナル王座なるものがどのようなものかは分かりませんが、ボクシングの興行が行われるという事で良しとしましょう。上記の興行以外にも、今週末から来週にかけ、米国、中国、韓国で6回戦や4回戦を中心にした試合が予定されています。

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「ボクシング 10年」PartII(リカルド ロペスの後継者たち)

2020年06月05日 19時53分54秒 | ボクシングネタ、その他雑談

もう16年も前になりますが、数回に渡り「ボクシング10年」というものを書きました。2004年6月23日にその第一弾を掲載しました。そこでは、当時引退したばかりのリカルド ロペス(メキシコ)がどれだけ凄いボクサーで、軽量級、特にミニマム(旧ストロー、105ポンド/47.63キロ)とそのひとつ上のライトフライ(旧ジュニアフライ、108ポンド/48.97キロ)のその後の課題はロペスの後継者を生み出すことであると述べました。それから16年、果たしてロペスの後継者と呼べる選手は出現したのでしょうか。

(最軽量級の帝王、リカルド ロペス)

まずはロペスからおさらいしてみましょう。1990年10月25日に後楽園ホールのリングでWBCストロー級(現ミニマム級)王座を奪取したロペスは同王座を1998年11月まで保持。その王座を22度防衛する傍らWBAとWBO王座を吸収。最軽量級の世界戦でKO/TKOで決着を出来なかったのは僅か6試合。特に王者時代の前半にはアジアのリングにも頻繁に登場し、試合を行った国は日本、韓国、タイ。そして後半戦には米国・ラスベガスやニューヨークでの大興行の前座に出場。キャリアの最後にはライトフライ級に転向し、IBF王座を獲得。2001年9月の試合を最後に、世界王者のまま引退しました。通算戦績は51勝(38KO)1引き分け。KO率は73パーセント。

ロペスの存在がなかったら、本場アメリカのボクシング関係者に対し、現在以上に最軽量級の印象は薄いものだったでしょう。ロペスのボクシングはまさしく芸術的であり、現役を引退するまで常に世界各国の専門紙に「全階級を通じて最強のボクサーの1人」と認識されていました。現在でも日本のボクシング誌には頻繁にロペスの名前は登場しています。

さて、何を基準にすればロペスの後継者と言えるのでしょうか。リング上でのパフォーマンス(強さ)でしょうか、それともレコード(戦績)になるのでしょうか?その条件を各個に満たす選手として二人のボクサーが思い浮かびます。一人はWBAスーパーフライ級王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)で、もう一人はWBCミニマム級王者ワンヘン メナヨーシン(タイ)。偶然というのでしょうか両者とも、日本のボクシング界と馴染みが深い現役の世界王者です。

まずはロマゴン。彼こそが「強さ」という意味でロペスの後継者と言っていいでしょう。WBAミニマム級王座を皮切りに、WBAライトフライ級、WBCフライ級、WBCスーパーフライ級王座を階級を上げながら王座を獲得していったゴンザレス。現在はWBA王者としてスーパーフライ級王座に君臨しています。これまでの戦績は49勝(41KO)2敗(1KO負け)。KO率は何と80.4パーセントと軽量級では驚異的な数字です。

(ロペスの後継者ローマン ゴンザレス)

ロペスと同じくWBCミニマム級王座に君臨しているワンヘンはこれまでに12度の防衛に成功。戦績はロペスのそれを上回る54戦全勝。その築き上げた勝利の内KO/TKO勝利は18試合で、KO率は33.33パーセント。インパクトに関していえば、ロペス、ロマゴンに大きく劣りません。

(数字ではロペスを上回ったワンヘン メナヨーシン)

4階級で世界王座を獲得しているロマゴンの強さはロペスを上回るでしょう。しかしミニマム級のみに焦点を当てると、やはりロペスに軍配と言ったところでしょう。

ロマゴン、ワンヘン共に素晴らしい現役の世界王者です。しかしニカラグア人は今月33歳の誕生日を迎え、タイ人は既に34歳。そろそろ世代交代の時期ですね。ミニマム級に関していえば、常に不必要な階級と揶揄されていますが、ロペスや上記の二人以外にもそれなりの選手が出現しているようです。その内にまた、他の選手たちを凌駕する選手が出現するんでしょうね。

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「Best I faced」:マイケル モーラー(06‐04‐20)

2020年06月04日 22時31分40秒 | ボクシングネタ、その他雑談

米国のリング誌が不定期的に行っている「Best I faced」というコーナーがあります。これまで自分が対戦した相手で誰が一番強かったか、というインタビュー形式のものです。特に引退した選手のものになると、その選手を含めた当時の記憶と記録が蘇るため、かなり面白いです。最近はヘビー級の選手を中心に紹介していますが、今回も元ヘビー級王者の記事を掲載します。今回のインタビューはライトヘビー級王座を10度防衛し、ヘビー級では3度ヘビー級王座に就いたマイケル モーラー(米)。イベンダー ホリフィールド(米)やジョージ フォアマン(米)等、歴代の偉大な選手たちとの対戦も数多くあった名選手。モーラーのインタビューは、2018年5月に行われたもの。つい最近のものとなります。

(ライトヘビー級とヘビー級で世界王座を獲得した名選手モーラー)

ジャブの名手(Best Jab):
ワシリー ジロフ(カザフスタン)。初っ端から意外な回答になりました。ジロフといえば、防御お構いなしで撃ち合う超武骨なイメージがあります。モーラー、ジロフともにそのキャリアの晩年にあたる2004年師走に対戦。ポイントで大きなビハインドを背負っていたモーラーは、9回に大逆転のTKO勝利を収めています。

防御の技術(Best Defence):
ジョージ フォアマン(米)。1994年11月にヘビー級王座の初防衛戦で対戦したモーラー。上記のジロフ戦とは逆に試合をリードしていたのはモーラーでした。しかし10回、フォアマンが起死回生の一発でモーラーを沈め、20年ぶりに世界ヘビー級王座に返り咲きました。モーラー曰く、「フォアマンの長くて固いブロッキングのため、クリーンヒットを当てるのは難しかった」そうです。

頑丈なアゴ(Best Chin):
フランソワ ボタ(南ア)。1996年11月に返り咲いていたIBFヘビー級王座の初防衛戦で対戦。何度も強打を浴びながら立ち向かってくるボタの頑丈さに、驚きを隠せなかったそうです。

パンチのスピード(Fastest Hands):
バート クーパー(米)。1992年5月に、当時空位だったWBOヘビー級王座を賭け対戦。両者が共に2度のダウンを喫する大激戦の末、モーラーが5回で勝利。ライトヘビー級に続いてのヘビー級でも世界王座に就いています。この勝利によりモーラーは、史上初のサウスポー(左構え)の世界ヘビー級王者となりました。

足の速さ(Fastest Feet):
レスリー スチュワート(米)。1989年6月にWBOライトヘビー級の防衛戦で対戦。元WBA王者のスチュワートは、8回にモーラーの強打に捕まるまで王者を大いに苦しめました。

賢さ(Smartest):
イベンダー ホリフィールド(米)。1994年4月にホリフィールドを破りIBFとWBA王座を獲得たモーラー。1997年11月には王座統一戦で対戦。第一戦の失敗から向上していたホリフィールドの学習能力を賞賛しています。

強さ(Strongest):
クーパー。

パンチ力(Best Puncher):
デビット ツア(西サモア)。1990年代を代表する無冠の帝王。モーラーは30秒で沈められました。

技術者(Best Skills):
ここでもホリフィールド。

総合(Overall):
ホリフィールド。マイク タイソン(米)、リディック ボウ(米)、レノックス ルイス(英)と同様にホリフィールドを挙げています。

*今回のモーラーのインタビューは、予想外の答えがたくさん出てきて非常に面白かったです。

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「この階級、この選手」のおさらい(ライトフライ級編)

2020年06月03日 18時03分33秒 | ボクシングネタ、その他雑談

「1990年代初頭からこれまでの約四半世紀、それぞれの階級で印象に残った選手を各階級3人ずつ挙げていっています。記載上のルールは各選手、登場するのは1階級のみ。また、選んだ選手がその階級の実力№1とは限りません。個人的に思い入れのある選手、または印象に残った選手が中心となります。」

上記の見出しで始まった「この階級、この選手」。2014年7月24日から先月25日まで、全17階級の自分の記憶に残った選手たちを掲載してきました。ミニマム級はリカルド ロペス(メキシコ)ただ一人と、少々うっかりしていましたが、ライトフライ級で選んだ選手は、マイケル カルバハル(米/2014年8月6日付け)とレオ ガメス(ベネズエラ/2014年8月7日付け)の2人となりました。

今振り返っても、やはりカルバハルとガメスは外さないでしょうね。張 正九や柳 明佑(両選手とも韓国)の全盛期を自分は知りません。ウンベルト ゴンザレス(メキシコ)は、実力ならカルバハルやガメスの上をいくかもしれませんが、自分はカルバハルのファンだったため却下。サマン ソーチャトロン(タイ)はロペスに一蹴されているため、こちらも却下。井岡 一翔(Reason大貴)、八重樫 東(大橋)、田口 良一(ワタナベ)、田中 恒成(畑中)、寺地 拳四郎(BMB)、京口 紘人(ワタナベ)と日本勢は世界的に見ても世界のトップ選手たちを輩出してきました。しかしあくが強くない、というのか、癖がなさすぎるというのでしょうか、少々印象が薄いんですよね、私的には。「この階級、この選手」を書いていて思ったのですが、最近の選手は技術は確かなのですが、こじんまりとまとまってしまった、というのが印象です。

(伝説の一戦、「カルバハル対ゴンザレス」)

「この階級で誰が一番強かったのか?」は分かりませんが、1993年3月13日に行われたカルバハル対ゴンザレスの一戦は、ライトフライ級に限らず、ボクシング史に残る名勝負でした。ちなみにその試合の前座には、世界王者になる前のオスカー デラホーヤ(米)が、フロイド メイウェザー(米)の叔父の一人であるジェフと対戦しています。

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今回は実現してくれよ(色々:06‐02‐20)

2020年06月02日 18時35分44秒 | 世界ボクシング

最近(2020年6月2日ごろ)のニュースです。

1)本来なら先月23日にメキシコで行われる予定だった元IBFスーパーウェルター級王者カルロス モリナ対ミッチー ムニョス(共にメキシコ)戦。今週末6日に予定されています。23日の試合が中止になった後、30日にスライドされましたが、その日も試合は行われず。3度目の正直で、是非実現してくださいね。

2)ちょうど一週間後の9日、米国・ネバダ州ラスベガスでボクシングの興行が再開されます。その試合に出場するのは現在WBOフェザー級王座を保持しているシャクール スティーブンソン(米)。スティーブンソンはその日、無冠戦でがフェリックス カラバリョ(プエルトリコ)と対戦します。

3)その2日後の11日に、同じくラスベガスのリングに、元WBOスーパーバンタム級王者ジェシー マクダレノ(米)も登場。こちらはドミニカのジェニフェル ビセンテと対戦しています。

現在アメリカの国内情勢が内戦状態の様相を呈していますが、2つの興行とも是非実現して貰いたいものです。

4)23日にはWBAスーパーフライ級王者アンドリュー マロニー(豪)もラスベガスのリングに登場。ジョシュア フランコ(米)と対戦します。今のところこの試合には、マロニーの保持する世界王座が争われるようです。もしそうなれば、この試合が3月上旬以降初の主要団体が認可する世界戦になります。

5)来月2日、WBOスーパーフェザー級王者ジャメル ヘリング(米)が保持する王座の2度目の防衛戦を行います。ヘリングに挑戦するのは、プエルトリコのジョナサン オケンド。この試合もラスベガスで行われる予定です。

6)既に米国、メキシコ、ドイツではボクシング興行の再開が認可されています。7月に入ると日本、そして英国でもボクシングが解禁となります。

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意見番(06‐01‐20)

2020年06月01日 16時36分03秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*辰吉が最後に試合を行ってから11年。それでもボクシング専門誌の表紙を飾るとは。いやはや凄いものです。

   

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