勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

風の色

2010-05-14 00:40:32 | Weblog
「今日の風、なに色?」と言ったのは、全盲のピアニスト・辻井伸行君。風に色があるならば、今日の風はなに色だろう。


風に舞うモミジの種は竹とんぼ、くるくると遠くに種を運んでる。そんなとき、風の色は赤トンボの色。


風に飛ばされタンポポの、綿毛がふわふわ舞い上がる。そのときの風の色はやわらかな綿毛色。


野の花が雲に向かってゆれるとき、風の色は雲の色。
 

野の花が空に向かって花開くとき、風の色は空の青。

 
草の中、揺れる花に吹く風は、緑のそよ風初夏の色。


暖かな光に揺れるクローバーに吹く風は、幸福(しあわせ)色にそよぐ風。


青い空に白い雲、土手の緑に吹く風は、風も香る5月の風。


世の中に吹く不景気風は止みそうもなく、今日の風も5月としては冷たい風だった。