勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ピーピングトム

2011-02-11 01:17:53 | Weblog
 重税を課す夫の圧政に苦しむ領民を哀れみ、妻であるゴディヴァ夫人は夫を諌める。夫のレオフリックは、美しい妻の度重なる要請を諦めさせるため、裸身で馬に乗って街中を歩くことを条件とした。しかし夫の思惑に反し、彼女は一糸まとわぬ裸身で馬に乗り街を練り歩く。彼女の慈悲に感動した領民は、裸身を見ないよう窓を閉ざし家に引きこもった。レオフリックは彼女との約束を守り、人々は彼女のやさしさと勇気に感動したとの伝説が生まれた。


 しかし、ただひとりこっそり夫人の裸身を覗き見た男がいた。男の名は仕立て屋のトム。彼は神罰を受けて失明してしまった。のちに、覗き見をする人を「Peeping Tom」(ピーピング・トム)というようになったという。



 チョコレートのGODIVAのマークはこの話に由来するというが、近づくバレンタインデーに向けて、デパートのチョコレート売り場が賑わっている。



 毎年この時期になるとわが部屋にも数個の義理チョコが積まれるのだが、今年はまだ一つ、それも先月いただいたものだけである。今年は義理ギリまで待っても期待できそうもなく、タイガーマスクがやってくる気配もない。「自分チョコ」などというのもあるらしいが、見栄を張る歳でもない。ピーピングトムになるほどのエネルギーもないので、スリーピングオヤジになって、チョコレートに埋まる夢でも見ようか。。。(ToT)