勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

雀の涙

2012-07-23 23:41:20 | Weblog
 今年初めての猛暑日のあと、肌寒い日が3日も続いたが、今日再び夏が戻った。今年も節電が叫ばれているが、エアコンを使わない僕にとって、夏の電気料金は冬の1/3で済む。玄関を開け放すと風の通りもいいのだが、外から部屋が丸見えなのが難である。今までは丈の長い暖簾をかけていたのだが、風が強い日は暖簾が水平になびいてしまう。磁石で暖簾を固定しても、飛ばされてしまうこともしばしば、そこで考えた。


 玄関の幅ピタリの布製のすだれを見つけ、中ほどを折り返すと目隠しにもなり、風の通りもいい。折り返した部分には、突っ張り棒を入れることで重りの代わりにもなり、われながらグッドアイデアと自負している。


 玄関が遅ればせの夏バージョンになったところで、ベランダも涼しく見せようと、窓辺に竹製のすだれを掛け、植木鉢の配置換えもした。今まで特等席にあった、咲き終わった紫陽花のプランターを、部屋から見えないベランダの反対側に置いていた、今を盛りと咲き誇る木槿の鉢に代えた。白い花が涼しさを演出してくれて、節電にも一役かってくれる。雀の涙ほどの節電ではあるが。。。


 更に、動かすことのできない大きな鉢に植えた椿の木の後ろのデッドスペースに、棚を作った。枝を伸ばし始めたモッコウバラの鉢がいい具合に収まった。我が家のベランダには、緑が多いせいか、雀がよく遊びにくる。棚の隅にお米を置くと、今までより頻繁に遊びに来るようになった。




 チチチと鳴きながら遊びに来る雀に言ってみた。「我と来て遊べや親のない雀」。雀は知らん顔をして、食べるだけ食べたら飛んでいってしまった。雀には涙などないのかも知れない。