勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

特別警報

2015-09-10 19:21:14 | Weblog
 大雨特別警報が発令された栃木・茨城では、記録的大雨による鬼怒川の堤防が決壊した。その様子を映し出すテレビ画面は、未だ記憶から消えることのない、あの東日本大震災の時の津波の映像を彷彿とさせる恐ろしさだった。

 
 気象庁が最大級の警戒を呼びかけ、あちこちで大雨による川の氾濫のニュースを見て、我が家から歩いて10分もかからない隅田川の様子を見に行った。


 激しい雨の合間の隅田川は、スカイツリーとノウゼンカズラに見守られながら、溢れるほどではないが、濁った水がとうとうと流れ、その静かさは不気味でもある。

 
 最近よく聞く言葉がある。「未だ経験したことがない」という言葉を何度聞いたことだろう。「天災は忘れた頃にやってくる」などというが、今、天災は忘れないうちにやってくるようだ。災害に限らず、事故も事件も想定外という言葉では片付けられない時代であり、予測ができなかったからと言って許されるというものではない。

 余談ではあるが、あの根拠のない安全神話に騙された原発然り、マイナンバー制度も個人情報は絶対漏えいしないなどという根拠がどこにあるのだろうか?マイナンバーを使った税還付制度に至っては、国民に煩わしさを押し付けて、お役所が楽をしようとするだけの制度でしかない。個人情報が洩れて悪用された時、誰が責任をとるのだろうか?原発事故がそうであったように、想定外だから責任は誰にもないとでもいうのだろうか???