僕の好きな歌のひとつでもあると前にも紹介した、菅原洋一さんの『風の盆』の一節である。
越中富山の坂の街、八尾に繰り広げられる風の盆は、年々観光客が増え本来の姿が消えつつあると聞く。
その『風の盆』を見てきた。八尾に行ってきたわけではない。下町向島で八尾から来た踊り手による風の盆が開催されたのである。
その踊りは、目の前で踊っているにもかかわらず、目を向けなければ踊っていることさえわからないような静かな踊りである。
編笠に顔を隠し、夕闇のぼんぼりに浮かぶ涼しげな浴衣姿で踊る美女の後ろからは、哀愁を帯びた調べを奏でながら男衆が続く。
夢かうつつか幻か、下町の夜は静かに更けていった。
2006.10.14
< 悲しい時は 目を閉じて 八尾の秋を 思い出す 日が暮れた 坂道を 踊る幻 影法師 おわら恋しい 風の盆 |
越中富山の坂の街、八尾に繰り広げられる風の盆は、年々観光客が増え本来の姿が消えつつあると聞く。
その『風の盆』を見てきた。八尾に行ってきたわけではない。下町向島で八尾から来た踊り手による風の盆が開催されたのである。
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その踊りは、目の前で踊っているにもかかわらず、目を向けなければ踊っていることさえわからないような静かな踊りである。
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編笠に顔を隠し、夕闇のぼんぼりに浮かぶ涼しげな浴衣姿で踊る美女の後ろからは、哀愁を帯びた調べを奏でながら男衆が続く。
< 八尾の町に 泣きに来い 夜流しを 追いかけて 下駄の鼻緒も 切れるだろう 夢かうつつか 風の盆 |
風の盆の詳しいお話、ありがとうございます。
今の時代、あちらこちらで、それぞれの町の行事が持ち込まれ、開催されていますね。
高円寺の阿波踊り
浅草のサンバカーニバル
向島の風の盆しかり・・・
それらが当然本場のものとは違うでしょうし
僕にとってそのようなものを見たとき
それがすべてとは思いませんが
地元の方はご不満なのもよくわかります
その中で、本場のそれを見たことのない者にとって
雰囲気だけでも味わえ、それによって本物を見ようと思えれば尚いいことかも。
見る側の気持ちにもよるでしょうが・・・♪
このようなことがきっかけで
ご意見を伺えるのもとてもありがたいことです。
機会があったら是非本場の風の盆を見たいと思います。
ありがとうございました。(ニッコリ♪)
私も数年前に誘われるままに八尾にいったのですが
夜が明けるまで地方(じかた・胡弓、三味線、歌い手をこういいます。)と踊り子の後を追い続けました。
今まで味わったことのない陶酔した世界を体験しました。それからは毎年どんなことをしても八尾に通い続けています。それは八尾以外で見るものは全て風の盆とは
”似て非なるもの”であることは風の盆を見た人ならだれでも感じることです。
そして、私は東京人ですが向島の今回の問題は新聞でも大きく取り上げられましが、地元の人が命の次に大事にしている(八尾にいけばよくわかります。)祭事を自分達の勝手でやるのは大反対です。墨田区の区議が”八尾の宣伝にもなるのに”などと実に何も理解しない暴言を吐いたことも地元の人達の心を大変傷つけたようです。
長々と書いてすみません。ただ八尾の大ファンゆえ一言書かせていただきました。ぜひ一度、八尾にお出かけ下さい。真夜中、町を徘徊してみてください。素晴らしい感動を得ることができます。私が虜になったくらいです。お勧めします。
≫写真が風流で良い感じですねぇ~
風の盆そのものが静かな踊りで
音楽がまた哀しげで、寂しげで
それは風流でしたよ。
やいっちさんは富山生まれでしたね。
地元ではご覧になっていないのですか?
僕もこんな近くで見られるとは思ってもいませんでした。
≫富山の風の盆は、昔、柳橋の方に
≫踊り方その他を指導してもらったとか
そんな歴史があるのですか。
≫向島で風の盆の名称を使うことには一部で問題視されているとか。
何事にも異議を唱える人はいるものですね。
それはともかく味わいのある催しでした。
機会を見て一度ご覧くださいね。
コメントありがとうございます。
それだけに向島は近いしチャンスだったけど、また見逃してしまった。
富山の風の盆は、昔、柳橋の方に踊り方その他を指導してもらったとか(「台東区柳橋に住んでいた初代若柳吉三郎を40日間招き、洗練された手の動きなど、現在の振り付けを完成させた」云々)。
ただ、向島で風の盆の名称を使うことには一部で問題視されているとか。
≫随分とご無沙汰してしまいました。
禰里吉さんのお忙しいのは
充分承知しています。
仕事以外にもお付き合いの広さや
町の行事、笛の稽古、etc.
多忙な毎日で身体に気をつけてくださいね。
≫越中八尾は以前、
≫5月の曳山祭りの時におじゃましたことがあります。
そうでしたね。
ブログで見ましたよ。
そのとき風の盆も行きたいと言ってましたよね。
今は観光化してあの哀愁を帯びた本当の風の盆の雰囲気がなくなったと、新聞で見ました。
有名になりすぎても困りますね。
今回、近くで雰囲気が味わえてラッキーでした。
越中八尾は以前、5月の曳山祭りの時におじゃましたことがあります。静かな風情のある町並みが続くとってもすてきな街でした。9月に行われる「風の盆」ほど、メジャーではありませんが、曳山祭りも大変すばらしい祭りでした。そのときも、町の方が「風の盆」は有名になりすぎてしまって、観光客のマナーの悪さなどがあり、困っているというお話も聞きました。
哀愁漂う胡弓の音が、静かな町並みに響くとそれは幻想的なんでしょうが、あまりにもにぎやかくなりすぎてしまうと、ということ何でしょうね。メジャーになるというよりも、一過性のブームになってしまうと怖いですね。ほんとうによいものも台無しになってしまいそうです。
≫見事な変身ですね
僕も若者に変身しようかなぁ
coroさんは何に変身したいですか?
生まれながらの美女は変身しなくてもいいですね。
◆胡弓・ぱせりさん
≫一度は訪れてみたい祭りです。
マスメディアや歌にも取り上げられ
年々観光客が増えるので
地元の対応がついていけないと
嘆いていました
≫しずしずと進む踊り子と、
≫地方の物悲しい胡弓でしたっけ、
≫音色・・・
風の盆の特徴は
哀調を帯びた胡弓の音
そして三味線の音を支えにして
唄と胡弓が絡み合い
それが醸し出す哀しげな音色は
静かな踊りと相まって
過去を偲ぶのでしょうか
≫両の手で過去の暖簾を風の盆
亡き人にそっと会いに行きたいですね
◆踊り・コスモスさん
≫ドレスも良いけど和服もね
今度和服でダンスしましょうか
顔が見えないところがいいですね
◆踊り・momobeさん
≫静々とした踊りもあるのですねぇ~
静かな踊りで音がまったくしません
哀しげな唄と楽器の音が
夜のしじまに流れます
≫編笠で口元しか見えないのも又色っぽい♪
これが風の盆の特徴でしょうか
とても風情がありました
◆向じ満 風の盆・・・ uragojpさん
≫哀しい人は みんなこい
≫八尾の町に 泣きにこい
≫・・・・
≫夢かうつつか 風の盆
なかにし礼さんの詩が
悲しみを現していいですね
≫静かな踊りなのですね
≫一度訪れてみたいです。
近年はとても賑わってしまい
地元でも対応が追いつかないそうですよ
◆一度・陽子さん
≫見てみたいと思っていました
≫八尾に行かなくても見られるんですね。
僕もこんな近くで見られることを
初めて知りました
≫知人で毎年見に行くほどはまっている人がいて、
≫いつも話を聞きます。
これは一見の価値はあるかと思います
11月3・4日の両日
帝国ホテル前周辺でも
14:30~15:00まで
街流しがおこなわれるようですよ
≫女性は25歳までの未婚の人でないと
≫踊り手になれないと聞きました。
そのようには見えませんでしたけど(笑)
◆泣いていましたか~~~♪雲さん
≫情緒漂うお写真に添えられた記事と
ホント?
≫悲哀に満ちた哀しい歌、、、
この哀しさが好きなんです
≫いっしょに見に行った
≫素敵なご婦人は
≫泣いていましたか~~~♪(^^)/(^^)/
内緒で~す
悲哀に満ちた哀しい歌、、、
そんなわけで(笑)
二枚目のお写真のご婦人が
泣いているように感じられました(^^)/
いっしょに見に行った
素敵なご婦人は泣いていましたか~~~♪(^^)/(^^)/(^^)/
女性は25歳までの未婚の人でないと踊り手になれないと聞きました。
いいなあ、一度見てみたい!
八尾の町に 泣きにこい
・・・・・
夢かうつつか 風の盆
静かな踊りなのですね
一度訪れてみたいです。
女性の浴衣の色も色っぽく、編笠で口元しか見えないのも又色っぽい♪
とっても おしとやかにみえますねぇ~
顔が見えないので思いっきり踊れそうです
一度は尋ねてみたいです
若い?女性
見事な変身ですね
夏祭りもいいですが、子どもの時は「祭り=秋」というイメージでした。