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『そうだ、この子だ、この女の子が俺に教えてくれたんだ』
『女を犯しながら殺すことの快感を』
『この子がいなければ、俺は強姦殺人なんかやらなかったのに』
『こいつが悪いんだ、この女の子が』
『こいつのせいで、俺は少年補導院に行くことになったんだ』
『此処で、この最高の快楽の味を知った俺は、大人だったらどんなだろうと言う疑問が湧いた』
『小さな子供でも、これだけの快感を味合わせてくれた』
『いつか、大人の女も試して見たい。そんなことばかり考えて過ごすようになった』
『そして、あれは、高校に入った年の夏休みだった』
『アルバイトで行った八百屋の女将』
『年の頃は三十を少しばかり出た頃だっただろう』
『主は、日中車に野菜を積んで、団地などを回りながら、野菜を販売していた』
『その日中、主がいなくなったのを確認して、こっちが解らないと言って、女将を倉庫に呼んだ』
『女将は何も疑わず、倉庫に入って俺に近づいてきた』
『俺が近づいてきた女将に飛びかかって押し倒し、スカートの中に手を突っ込むと、女将は俺の顔を見て、そんなに慌てなくてもいいのに、と言いやがった』
『若いから溜まってるんでしょうと・・・』
『そう言って女将は自分からスカートをたくし上げ、パンティを脱いだ』
『俺は女将がパンティを脱いで、むしろの上に横になるのを待ちきれないように、女将に乗りかかった』
『女将は焦らせたかったらしいが、俺はすでにそれどころでは無かった』
『ふふふ、元気なんだね、じゃあ先に一回抜こうか、と言って、俺が無言で要求するまま足を開いた』
『大急ぎでズボンを脱ぎ捨て、女将が広げた足の間に座り込んで見ると、そこは鬱蒼と毛が生えており、なんだか不気味で、グロテスクだった』
『俺は一瞬気後れしたが、女を抱きたいという欲求の方が、それよりも強かった』
『すぐに気を取り直し、とにかく女将に覆い被さった』
『女将の中は、小さな子供とは違って湿り気が多く、柔らかでゆったりしていた』
『子供の窮屈さや、抵抗感はなかった』
『やっぱり俺は子供の方がいい』
『女将に乗りかかって、何度か腰を動かしたが、やはり何か物足りない』
『このまま女将の首を絞めたら、女将は騒ぎ出すのじゃあないか、そう思われてなかなか手が出なかった』
『女将の喉に手を伸ばしたのは、女将の一言がきっかけだった』
『やっぱり若い子はだめねえ、僕、ただがむしゃらに動かすだけじゃあだめなのよ』
『もう少し練習してから又おいで』
『その、言葉が終わらない内に、俺は女将の首を絞めていた』
『女将は、俺の下で、俺から逃れようと、俺の手をはずそうともがいたが、それもすぐに止んだ』
『あの、舌骨が折れる音と共に』
『そして、俺が女将の中で、女将の断末魔の痙攣を堪能しながら射精しているとき、主が忘れ物を取りに帰ってきた』
『俺は、その場で殴られ、女将の上から引きずりおろされた』
『俺のペニスは、射精をしながら、女将の体から引きずり出された』
『大人の女はやっぱり良かった』
『その後、警察に突き出された俺は、少年刑務所に収監され、そこで2年を過ごした』
『刑務所の中でも、女を殺したときの、あの感覚が忘れられなかった』
『少年刑務所を出た俺は、それから十人を超える女を犯し、そして殺したが、もう今では細かいことは思い出さない』
『覚えているのは、手の中でつぶれる舌骨のあの感触、あれを教えてくれたのは、最初のあの女だ』
『それに、女を犯しながら首を絞め、断末魔の痙攣の中で射精する、あの感動とその感触、それだけしか覚えていない』
『あの女の子が、あいつが俺にあんな感触を教えてくれなかったら、その後の殺しは無かったのに』
『こんな事になったのも、あいつが悪いんだ』
『あんな恍惚とする得も言われぬ高揚感』
『あんな感触を味わったら、誰でも病みつきになる。誰でもその魅力の虜になる』
『あいつのせいで、俺がこんな事になっているんだ』
『あいつが俺にあんな感触を教えたから』
『それなのに、何で俺が死ななければ行けないんだ』
『殺すなら、あいつを、あの女を殺してくれ』
『嫌だ、死ぬのは嫌だ、助けてくれ』
『殺さないでくれ』
目隠しをされた谷山康夫が、連行の警備隊員に引きずられるようにして、降下式床の上まで連れてこられた。
待機していた職員が、ロープを谷山康夫の首にかける。 同時にもう一人の職員が、両足を手錠でつなぐ。
「助けてくれ、殺さないでくれー」 「いやだ、死にたくない」
谷山康夫の叫びが死刑執行室に響いた 。「たすけ・・・・・・・」
そのとき、谷山康夫の首にロープが掛かり、職員が谷山の側を離れたのを確認した保安課長が、ボタンを押した。
ボタンは、別室で同じくボタンに手をかけ待機していた五人の職員の前にある赤いランプを点灯させた。 同時に、五人の職員がそれぞれのボタンを押す。 この五つのボタンの内のどれかが、床を落とす装置のスイッチになっている。
バタンと言う重い音と同時に、谷山康夫の声がとぎれた。 地下に落ちていった谷山康夫は、地下室の床に足が着く寸前で止まった。
地下室では、二人の職員が、谷山康夫が落ちてきた反動で、刎ねて遺体に傷が付かないように、落ちてきた瞬間に、谷山康夫の体を抱きかかえた。 医師がすぐに脈を取り、死亡の確認をする。
「十時十分」 地下で医師の声が冷たく響く。
「十時十分死刑執行」 頭上で保安課長の静かな声が聞こえた。
死刑の執行にあたった職員は、その日の勤務を免除されて、死刑執行の手当千円と、ワンカップの酒及び、小さな紙袋に入った塩をもらって、帰宅した。
完
2005.04.01
『そうだ、この子だ、この女の子が俺に教えてくれたんだ』
『女を犯しながら殺すことの快感を』
『この子がいなければ、俺は強姦殺人なんかやらなかったのに』
『こいつが悪いんだ、この女の子が』
『こいつのせいで、俺は少年補導院に行くことになったんだ』
『此処で、この最高の快楽の味を知った俺は、大人だったらどんなだろうと言う疑問が湧いた』
『小さな子供でも、これだけの快感を味合わせてくれた』
『いつか、大人の女も試して見たい。そんなことばかり考えて過ごすようになった』
『そして、あれは、高校に入った年の夏休みだった』
『アルバイトで行った八百屋の女将』
『年の頃は三十を少しばかり出た頃だっただろう』
『主は、日中車に野菜を積んで、団地などを回りながら、野菜を販売していた』
『その日中、主がいなくなったのを確認して、こっちが解らないと言って、女将を倉庫に呼んだ』
『女将は何も疑わず、倉庫に入って俺に近づいてきた』
『俺が近づいてきた女将に飛びかかって押し倒し、スカートの中に手を突っ込むと、女将は俺の顔を見て、そんなに慌てなくてもいいのに、と言いやがった』
『若いから溜まってるんでしょうと・・・』
『そう言って女将は自分からスカートをたくし上げ、パンティを脱いだ』
『俺は女将がパンティを脱いで、むしろの上に横になるのを待ちきれないように、女将に乗りかかった』
『女将は焦らせたかったらしいが、俺はすでにそれどころでは無かった』
『ふふふ、元気なんだね、じゃあ先に一回抜こうか、と言って、俺が無言で要求するまま足を開いた』
『大急ぎでズボンを脱ぎ捨て、女将が広げた足の間に座り込んで見ると、そこは鬱蒼と毛が生えており、なんだか不気味で、グロテスクだった』
『俺は一瞬気後れしたが、女を抱きたいという欲求の方が、それよりも強かった』
『すぐに気を取り直し、とにかく女将に覆い被さった』
『女将の中は、小さな子供とは違って湿り気が多く、柔らかでゆったりしていた』
『子供の窮屈さや、抵抗感はなかった』
『やっぱり俺は子供の方がいい』
『女将に乗りかかって、何度か腰を動かしたが、やはり何か物足りない』
『このまま女将の首を絞めたら、女将は騒ぎ出すのじゃあないか、そう思われてなかなか手が出なかった』
『女将の喉に手を伸ばしたのは、女将の一言がきっかけだった』
『やっぱり若い子はだめねえ、僕、ただがむしゃらに動かすだけじゃあだめなのよ』
『もう少し練習してから又おいで』
『その、言葉が終わらない内に、俺は女将の首を絞めていた』
『女将は、俺の下で、俺から逃れようと、俺の手をはずそうともがいたが、それもすぐに止んだ』
『あの、舌骨が折れる音と共に』
『そして、俺が女将の中で、女将の断末魔の痙攣を堪能しながら射精しているとき、主が忘れ物を取りに帰ってきた』
『俺は、その場で殴られ、女将の上から引きずりおろされた』
『俺のペニスは、射精をしながら、女将の体から引きずり出された』
『大人の女はやっぱり良かった』
『その後、警察に突き出された俺は、少年刑務所に収監され、そこで2年を過ごした』
『刑務所の中でも、女を殺したときの、あの感覚が忘れられなかった』
『少年刑務所を出た俺は、それから十人を超える女を犯し、そして殺したが、もう今では細かいことは思い出さない』
『覚えているのは、手の中でつぶれる舌骨のあの感触、あれを教えてくれたのは、最初のあの女だ』
『それに、女を犯しながら首を絞め、断末魔の痙攣の中で射精する、あの感動とその感触、それだけしか覚えていない』
『あの女の子が、あいつが俺にあんな感触を教えてくれなかったら、その後の殺しは無かったのに』
『こんな事になったのも、あいつが悪いんだ』
『あんな恍惚とする得も言われぬ高揚感』
『あんな感触を味わったら、誰でも病みつきになる。誰でもその魅力の虜になる』
『あいつのせいで、俺がこんな事になっているんだ』
『あいつが俺にあんな感触を教えたから』
『それなのに、何で俺が死ななければ行けないんだ』
『殺すなら、あいつを、あの女を殺してくれ』
『嫌だ、死ぬのは嫌だ、助けてくれ』
『殺さないでくれ』
目隠しをされた谷山康夫が、連行の警備隊員に引きずられるようにして、降下式床の上まで連れてこられた。
待機していた職員が、ロープを谷山康夫の首にかける。 同時にもう一人の職員が、両足を手錠でつなぐ。
「助けてくれ、殺さないでくれー」 「いやだ、死にたくない」
谷山康夫の叫びが死刑執行室に響いた 。「たすけ・・・・・・・」
そのとき、谷山康夫の首にロープが掛かり、職員が谷山の側を離れたのを確認した保安課長が、ボタンを押した。
ボタンは、別室で同じくボタンに手をかけ待機していた五人の職員の前にある赤いランプを点灯させた。 同時に、五人の職員がそれぞれのボタンを押す。 この五つのボタンの内のどれかが、床を落とす装置のスイッチになっている。
バタンと言う重い音と同時に、谷山康夫の声がとぎれた。 地下に落ちていった谷山康夫は、地下室の床に足が着く寸前で止まった。
地下室では、二人の職員が、谷山康夫が落ちてきた反動で、刎ねて遺体に傷が付かないように、落ちてきた瞬間に、谷山康夫の体を抱きかかえた。 医師がすぐに脈を取り、死亡の確認をする。
「十時十分」 地下で医師の声が冷たく響く。
「十時十分死刑執行」 頭上で保安課長の静かな声が聞こえた。
死刑の執行にあたった職員は、その日の勤務を免除されて、死刑執行の手当千円と、ワンカップの酒及び、小さな紙袋に入った塩をもらって、帰宅した。
完
2005.04.01
許せないです。
殺人を犯した者の言うことか!