昨日、美しい日本語を使いたいというお話をしたところ、いつも楽しいコメントをいただく coro さんから、色に使われる日本語の美しさを表したHPを紹介していただきました。
わが国には、古来より伝わり、深く生活の中に息づく日本特有の色彩感覚があり、それは日本文化の一面として大変価値あるものです。
系統的に整理された色彩は千百余色に及んでいるといわれます。
僕も以前、色を表す日本語の素晴しさ、豊富な色の美しさに魅かれ、「日本の伝統色」という大日本インキ化学工業株式会社発行の color guide を手に入れました。何十年も前の話です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f5/1f30e0d00a8d3bda6bb0a263d0c5bb3c.jpg)
その中から幾つかの色の名前を紹介します。
・浅葱色(あさぎいろ)
伝統色名の浅葱色は、青みがかって見える葱の色からきた色名であり、藍染の浅い色の緑みを言ったもの。
・唐紅花(からくれない)
からくれないの名は平安時代からあり、紅染めの濃い色をいい、非常に高価なものであったので、高位の色とされていた。
・鴇色(ときいろ)
絶滅の危機にある国際保護鳥・鴇(とき)の風切羽根がピンクで、飛ぶ姿にその美しい色が見られる。
・利休鼠(りきゅうねずみ)
利休は葉茶の緑みを形容したもので、緑みがかった灰色をいう。
千利休が好んだ色といわれ、日本のように湿気の多い気候のところでは霧や靄(もや)がたちこめ、草木の緑も遠くからはこのような色に見えることがある。
因みに、「城ヶ島の雨」の中で歌われる『・・・利休鼠の雨が降る』の利休鼠とは、この色の事である。
このように色を表す言葉には、美しい表現がたくさんある。
coroさんから紹介していただいたHP をご覧になって、美しい日本語とその色を感じてみてはいかがでしょう。
2005.07.15
わが国には、古来より伝わり、深く生活の中に息づく日本特有の色彩感覚があり、それは日本文化の一面として大変価値あるものです。
系統的に整理された色彩は千百余色に及んでいるといわれます。
僕も以前、色を表す日本語の素晴しさ、豊富な色の美しさに魅かれ、「日本の伝統色」という大日本インキ化学工業株式会社発行の color guide を手に入れました。何十年も前の話です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f5/1f30e0d00a8d3bda6bb0a263d0c5bb3c.jpg)
その中から幾つかの色の名前を紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c2/5180aef3842b71b75174132833dbe944.jpg)
伝統色名の浅葱色は、青みがかって見える葱の色からきた色名であり、藍染の浅い色の緑みを言ったもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/63/6cf11c665fe78a2ce4e8b6c447393fbd.jpg)
からくれないの名は平安時代からあり、紅染めの濃い色をいい、非常に高価なものであったので、高位の色とされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/61/4db3e3851a5e43be46ab74cbd772d5fa.jpg)
絶滅の危機にある国際保護鳥・鴇(とき)の風切羽根がピンクで、飛ぶ姿にその美しい色が見られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/61/d988ddb9d5d7cb159cda8b7216c448fa.jpg)
利休は葉茶の緑みを形容したもので、緑みがかった灰色をいう。
千利休が好んだ色といわれ、日本のように湿気の多い気候のところでは霧や靄(もや)がたちこめ、草木の緑も遠くからはこのような色に見えることがある。
因みに、「城ヶ島の雨」の中で歌われる『・・・利休鼠の雨が降る』の利休鼠とは、この色の事である。
このように色を表す言葉には、美しい表現がたくさんある。
coroさんから紹介していただいたHP をご覧になって、美しい日本語とその色を感じてみてはいかがでしょう。
2005.07.15
今製作中のキルトには墨黒色に白の水玉模様の生地を使っています。
何かと横文字で表現してしまうけど、「コバルトブルー」とか「ターコイズブルー」なんて表現より、「浅葱色」なんて表現の方が、時とばあいによっては落ち着きますね。
私は「藍色」が好きです。藍染めの臭いも。半纏や祭り装束が藍染めなので、それだから好きかも。二着目の半纏は、もう二年も日陰につるしてあるので、藍が枯れてしっかりと染まっています。
陽子さん、キルトやパッチワークには配色が難しく、又楽しいのでしょうね。
禰里吉さん、DICのカラーサンプル帳、よくご存知ですね。これは、若い頃手に入れたもので、大事にしています。
藍染、僕も大好きです。色合いといい、肌触りといいとても落ち着きますね。使えば使うほど味わいが出ます。
祭り半纏はこれに限りますね。
このホームページを見た時には、本当に感動してしまいました。
色を表現する、美しい言葉があるんですね~。
そういえば、私も少しですが色の勉強をしたことがあるんです。
きれいに忘れ去ってしまいました。
coroさん、日本語で表した色の名、たくさんありますね。普段知らずに使っていることもあります。でも知らない言葉も多いです。