歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

太郎さんの質問

2015年07月29日 | 社会
山本太郎 安倍晋三を問いつめる 原発が弾道ミサイルで狙われたらどうするんだ!! 再稼働なんて出来ない【全34分】


今日の国会中継を見ていない方がいたら是非見てほしい。

”生活の党と山本太郎となかまたち”の山本太郎さんの質問に圧倒される与党。



「素人がしゃしゃり出るな」なんて誹謗中傷をよく聞くけれど、与党の人たちより詳しいのでは。

そして34分の動画内において誰よりも言葉に重みがある。

なぜなら彼は本気だから。

印象的なのは、国会のやりとりを私たちに分かりやすく伝えようという意志。



後半に進むにつれ太郎さんの迫力が増していき、後で笑っていた野党議員の顔も真剣になっていく。

しどろもどろになっていく与党の人たち。



隙のない質疑、圧巻。

この動画では安保法制と川内原発再稼働を同時進行していく際に発生する矛盾点、有事に対する与党の甘さを見事に浮き彫りにしている。



しつこいようだが是非見てほしい。
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エネルギッシュ・ヤング・ピーポー

2015年06月14日 | 社会
安倍政権の暴走が止まらない。



原発から始まりTPP、

アメリカとの平行協議、

武器輸出、

辺野古問題、

そして憲法改正。



目先の数字を追いかけるアベノミクス。



政治とは誰のためのものなのか。

国とは何を言うのだろうか。

今一度考える必要がある。



最近、知り合いの作ったトートバッグを持ち歩いている。

そこには「9 is the best defense」という文字が書かれている。

9条は最高の防御だと訴えているのだ。

決して集団的自衛権の名の下に改正などさせてはいけない。



今度は若者が踏んばる番。

新しいやり方で格好良く周りを巻き込んでいこう。



6月14日日曜日「戦争立法に反対する渋谷デモ」

今日は若者の底知れぬエネルギーを感じた。













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I am not ABE

2015年03月28日 | 社会
ーーー
3月27日(金)報道ステーションに出演します(多分)
これが最後です。
恵村さんに続き、番組チーフプロデューサーM氏も明日で更迭。
これまでの素晴らしい映像をよく見てください。
全部M氏が官邸や幹部の圧力と闘って作った作品。
こちら⇒http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/feature/
ーーー

これは26日の古賀茂明さんのツイート。



古賀さんは元経産省の役人でありながら、国家の暴走に対し警鐘を鳴らす希少な存在だ。

2011年に講談社から『日本中枢の崩壊』を出版し、

経済産業省現役幹部(当時はまだ現役)が官僚批判をしたということで大変話題になった。

当時、官僚にこんな人間がいるのかとそれは驚いたものだ。



古賀さんは報道ステーション(テレビ朝日)に金曜のコメンテーターの枠でたまに出演していた。

どうやら、それを降板することになったらしい。

なぜそんな貴重な人材を番組から降ろすのか、理由は明白だ。

絶対的権力からの圧力。

こういうことを言うと馬鹿にする人もいるかもしれないけれど、

そういうことが本当にいろんなところで起こっているのだ。

発言力があり国にとって都合の悪いことを言う人が人知れずどんどんテレビの世界からいなくなっていく。

人知れずというのがとても危険なのだ。



そんな状況下、27日の報道ステーションで彼がとった行動というのがにわかに話題になっている。

全国ネットで彼が掲げた言葉が本当に凄い。

ただでは辞めないという強い意志と覚悟が伝わってくる。



「I am not ABE」。



3月27日報道ステーション動画
その後のインタビューは信頼を置くべきインディペンデント・ウェブ・ジャーナル。
YouTubeの動画は既に削除されていた。



生放送の醍醐味。

古館さんの言葉の真意があまり分からなかったけど、彼も圧力と闘っているのだろう。



テレビの世界は狭い。

それでも皆が共有出来るものであり、ぼけっとしているといつのまにかそれに侵されていく。

それが世界だと勘違いしてしまう。

今どんどん窮屈になっていくテレビ界に、古賀さんが一瞬風を通してくれた。



彼が言いたいのは安倍反対!ということもあるけれど、言いたいことを声を大にして言おうということなのだと思う。







田部祥太さんの記事
官邸の圧力!?『報道ステーション』で安倍批判をした古賀茂明が番組を降ろされた!
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武器はテレビじゃない

2014年07月26日 | 社会
皆さんいろいろ忘れていないだろうか?

暑いといろいろ麻痺して、物事を考えるのが困難になりがちだ。



最近テレビをほとんど見ていない。

それでもたまにつけた時に目に入ってくるフジテレビ27時間テレビのCM。

総合司会がSMAPだからか、広告がいつもより凝っている気がする。

モード学園やハルのCMに少し似ているかもしれない。

若者が食いつきやすそうな冷めた言葉が飛び交い、今回のうたい文句「武器はテレビ」につながっていく。

確かにかっこいいんだ。

でもこの言葉はひどい。

「武器はテレビ」・・「武器はテレビ」・・・・

SMAP CM「武器はテレビ。FNS×SMAP27時間テレビ」



テレビって怖いねぇ。

最近放送していたNHKの土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」で、

時の権力者原田平蔵が私立探偵の増沢磐二に自分の野心を語る場面がある。

原田を演じる柄本明の迫力が凄いのだけどそれは置いておこう。

それはテレビを主としたマスメディアを利用して皆の心を空っぽにすること。

平蔵
「戦争で負けて、この国にはどでかい穴が開いた。
その穴をこれからこのテレビジョンが埋める。
かつて我々が信じるべきとされていたもの。
仁義、礼節、忠誠。そういう何もかんもがあの戦争で全て灰になった。
大衆どもにはそれが不安でたまらんらしい。一種の癖だ。
みんな血眼になって次にすがるべきものを探してる。
だが、わしに言わせれば癖そのものを直せばいいのだ。
詮ない事に思い煩うのをやめ、ただただテレビジョンを見る。
プロレスに興奮し、音楽と共に踊り、落語に笑えばいい。
頭を空っぽにするのだ。ただ空っぽに。
そこにテレビジョンという風が流れていく。
悩みを忘れ、笑いと興奮に満たされ・・・」



原作は1953年にアメリカの作家レイモンド・チャンドラーによって書かれた『The Long Goodbye』。

書かれたのは丁度戦後だ。

世界大戦を経て傷を負ったのは日本だけではない。



テレビが人々の心の穴ぼこを埋めているのは今も同じこと。

何かにすがっていなければ、空っぽの自分と向き合わなければならない。

しかし皮肉にも何かにすがりつくことでまた空っぽになっていくのもどうしようもない。

いや自分なんてあってないようなものだから、

空虚の中でどうもがくかくらいの違いしかないのかもしれない。

最近「個性」とか「アイデンティティ」なんて言葉について考えているのだけど、

そのことはまたの機会にでも書こうと思う。



話を戻そう。

言いたいことはテレビは権力者にとっての武器であって、

我々にとってはあまり執着すべきものではないと言うこと。

ニュースを見て世の中を知った気になってはいけない。

同じニュースばかりがぐるぐると流れるおかげで、

もっと知るべきこと考えなければならないことをどんどん忘れてしまう。



テレビだけを情報源にしている人と様々なソースを活用する人の間に生まれる情報格差なんてものが近年問題視されているのも事実。

そういえば去年の夏は参議院選挙で盛り上がったな。

三宅洋平が選挙フェスなるものを慣行し、山本太郎は防弾チョッキを着ながらいろんな場所に現れた。

私も血眼になっていろいろなことを調べて、その情報を拡散し、その情報を手に語らった。

皆、今はどうだろうか・・・

トレンドじゃないんだから。



武器はテレビじゃないんだ。

自分から調べなければ情報は何も入ってこないんだ。

武器は人間のパワーだ!

ちょうどいいね、夏だし熱くなりましょう!



コメント (2)
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迫りくる大気汚染~白い町編~

2014年02月28日 | 社会
日本にPM2.5がやってきた!

26日からその状況は悪化しており、その白い霧は首都圏にまで到達した。
Twitterを辿ると町がいかに白くPM2.5に覆われているかということが伝わってくる。

テレビ番組では緊急特別枠が設けられ真っ昼間から大盛り上がりだ。
ニュースキャスターはシリアスな顔で注意喚起が出された地域を何度も繰り返した。

そこだけに注目するとなんだか日本で大変なことが起こっているといった印象を持つ。

しかしどうも鈍感な私はその危険性についてなかなかピンとこない。
ニュースやネット記事を見ていても「悪影響を及ぼす大気汚染」といった曖昧な表現が多く、
誰または何がどのような経路でどのような悪影響に見舞われるのかという説明が抜けている。
そもそもPM2.5について全くといっていいほど知識がない私は、
ネットを手段にいろいろと調べてみることに。

以下、勝手に抜粋、比較し編集したもの。
ーーー
<PM2.5とは何か>
まずPM2.5とは何なのかについて紹介したい。

日本エアロゾル学会より
□PM2.5とはそもそも何なのか?
→空気中に浮かんでいる小さな粒子のことをエアロゾルと呼ぶ。
 そのうち,粒径2.5μm(2.5μmは2.5mmの千の1)以下の粒子をPM2.5と呼ぶ。
 その大きさから人間の肺の奥にまで到達しやすいとされている。
 PM2.5は最近急に発生したものでなく、太古の昔から一定量は地球上のどこの大気にも存在している。
 また自然起源のものと、人間の活動により発生するものがあり、
 自然起源のものについては原始時代から人類は呼吸してきたものです。
(工学院大学・並木,産業技術総合研究所・兼保)

□ PM2.5とはどんな物質か?
→PM2.5は粒径2.5μm以下の微粒子と言うだけで、その中身は何も規定されていない。
 その中には・硫酸塩や硝酸塩の様な塩類、
      ・ディーゼル排煙中のススのような黒色炭素、
      ・数千種類にも及ぶ有機化合物(その中にはたばこの煙の成分や,発ガン性を指摘されている多種多様な物質が含まれる)、
      ・金属成分など様々なものが含まれる。
 一般的にはPM2.5の主要な成分は硫酸塩や硝酸塩などの塩類と有機化合物。
(東京農工大学・畠山,埼玉県環境科学国際センター・長谷川)

他のサイトでもPM2.5についての説明はほとんど同じだった。

<PM2.5の環境基準>
環境省より
□環境基準について
→環境基本法第16条第1項に基づく人の健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準として以下のとおり環境基準を定めている。
 1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下(平成21年9月設定)
 この環境基準値は、呼吸器疾患、循環器疾患及び肺がんに関する様々な国内外の疫学知見を基に、専門委員会において検討したもの。

●Wikipediaより
□世界的には
→アメリカで1997年に初めて環境基準が設定されて以降、1990年代後半から採用され始め、世界の多くの地域でPM10とともに大気汚染の指標とされている。

<注意喚起のための暫定的な基準>
注意喚起は地域の判断によって出されるものなので、そのための基準もつくってあるが暫定的なものである。

環境省より

判断方法の改善にあたっては、健康影響の大きさの程度を踏まえた上でその程度に応じて検討すべきであるが、
現時点で得られている健康影響の知見は十分でなく、現在定められている指針となる値も暫定的なものである。

<PM2.5の影響と対策>
次にPM2.5による具体的な影響について見てみる。

●日本エアロゾル学会より
□ PM2.5を吸入することによりどのような病気になるおそれがあるのか?
→PM2.5に対する短期的な高濃度暴露によって循環器系の疾患(不整脈など)や、
 呼吸器系の疾患(ぜんそくなど)と因果関係がある可能性が高いとされている。
 長期間の暴露によってはさらに小児や胎児の成長に影響を与える可能性があり、
 発ガン性,変異原性などを示す可能性もある。
(米国EPA,2009より)

YOMIURI ONLINE記事より
□高齢者・子供注意
 各粒子とも体内に入れないためにはマスクの着用などが必要だ。
 PM2・5の場合、自治体の情報を参考に外出や屋外での激しい運動を控える必要はあるが、
 竹村准教授は「人によって感度は異なり、一時的な基準超えに神経質になる必要はない。ただ、高齢者や子供は影響が出やすいので注意が必要だ」と話す。

<まとめ>

●日本エアロゾル学会より
今回(昨年の文章)のPM2.5汚染の根本原因は、
中国の石炭の大量使用(エネルギーの70%近くを石炭に頼っている)や、
増え続ける自動車(ガソリンの質が日本や欧米に比べて低い)からの排ガス。
まずは燃料の転換を進めてもらう必要がある。
しかし日本が被害者、中国が加害者というような視点からではなく、
第一に中国の国民が深刻な健康被害を受けていることを考え、
まずこれを救済・軽減することを考えるべきです。
「殺人スモッグ」や「殺人黄砂」が飛んでくるわけではない。
いたずらに煽るのではなく隣国隣人の被害の軽減を図れば、その結果わが国に飛来するものも減るものと考えることができる。
(東京農工大学・畠山)

これに対し「中国側が日本の協力を拒んでいる?」という記事を発見。
これもまた政治的な話になっていくのかな。
まぁこんなところかな。
ーーー

調べても具体的にはそこまで分かっていない。
というか情報が多すぎて何が本当か分からない。
軽視していい問題でもないが、殺人スモッグというほどのものではないらしい。

今回の問題で一つ感じたことがある。
それはなぜ人はPM2.5をそれほどまでに恐れるのだろうかということ。
日本が経験してきた深刻な公害問題の記憶、
潜在的に持っている中国に対する不信感、
理由はいろいろあるだろう。

でも一番の理由はPM2.5が目に見えるということではないだろうか。
初めてPM2.5に覆われる真っ白な北京の映像を見た時は衝撃的だった。
肉眼で見えるということは、そこに物質があるという何にも代え難い説得力がある。
それがPM2.5という人体に悪影響を及ぼす物質だと言われれば誰だって恐れおののく。

しかし人間にとって悪影響を及ぼす物質が目に見えるということは幸運なことなのかもしれない。
なぜならそれによって知識がなくても短期間で危機感を持つことができ対策も打てる。

本当に怖いものは、目にも見えず音も匂いもなく忍び寄る。
そして気づいたときには取り返しのつかないところまでいってしまう。
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