数日前、夫と歩きながら動物の話をしていた。
理由は思い出せないけど、
あの動物は英語でなんていうのかというやりとりをしていた。
私「カエルは?」
夫「フロッグ」
私「うさぎは?」
夫「あれ、なんだっけ?」
私「あれ、えーっと絶対知ってるはずなんだけど。」
「………」
夫・私「あ、ラビット!」
なんでこんな初歩的なこと忘れてしまうのだろうか。
最近の私の「忘れた」は忘却というより消滅に近い。
なくなったら戻ってこない。
ラビットでさえあんなに遠くへ行ってしまっていたのだから、
日常会話で何でも反芻していかないといけない。
私「タカは?」
夫「タカとワシって同じなのかな。」
私「確かほとんど一緒だけど、大きさが違うって話だよ。」
夫「タカとワシも分かりそうなものなのにね。」
私「タカの方が小さいらしい。
厳密にはやっぱり大きさだけでもないらしいわ。」
気になるとすぐスマホで調べてしまう。
この行動について今までもいろいろ考えてきたけど、
なかなかやめられない。
わからないというプロセスが短かすぎるのは、
きっと脳に良くないだろうな。
ちなみにタカはホーク、ワシはイーグル。
夫「あれなんだっけ?あの動物、えーっと」
私「ん?」
夫「えーーロクデナシ!」
私「えっ?」
夫「違うな、うーんハタラカズ!」
ここで思わず吹き出した。
いや、言いたいことは伝わるけれどロクデナシはひどい。
ギャンブルで借金を作ってくるわけでもあるまいに。
ハタラカズもなかなかパンチがある。
動物に労働の概念を押し付けるとは、厳しいね。
アリは確かに働いているけれども。
夫「なんか違うな、、ウスノロマ!英語でなんていうんだっけ」
ひどい!もう完全に悪口。
あの動物だってそんないわれはないはずだ。
もはや英語どころの話ではない。
夫「えーっと、ウゴカサズ!」
これに至っては意味がわからない。
置物のような動物という方向からせめたのだろうか。
夫は名前を思い出せずブツブツつぶやいている。
英語では一般的に「遅い」「時間がかかって」の意を持つ「slow」から、
「sloth」と呼ばれるようになったらしい。
意外と日本と似たような名前で驚いた。
スロースって言ったら『グーニーズ』にも出てくるよね。
夫「あああ!ナマケモノだ!!」
君はキャット。
冬仕様のモコモコなお姿。