歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

引っ越しが決まってから

2013年10月18日 | 日記
続きを書かなければならない文章は本当続かない。
日記とかブログとかね。
サマーソニックのことだって、これからってところで未だ中断している。
まぁ気が向いたらってことで。


何よりも近々引っ越しすることが決まり、てんやわんやしている。
引っ越しのほとんどを同居人が決めたので、
事務的に私は従うばかりの楽な立ち位置にいる訳だが、
その代わりに引っ越し番長に任命され日夜引っ越しのことで頭がいっぱいなのだ。

あれしまってこれ片付けて、
これはフリーマーケットに出そう、てな具合。

幸いもともと整理が好きな方で苦にならず、休みの日は軽快に働いている。



押し入れの奥の方から懐かしい物やら、見慣れぬ物が出てくる出てくる。
引っ越してきてから一回も開いてなかったアルバムとか、
付箋がいっぱい貼ってある本とか、
ほとんど使ったことがない鞄とか。

なんでもそうだけど、1年を通して使わなかった物はずっと使わないと思ってよろし。
思入れとかなんとかでなかなかものを捨てれない人も多いと思うけど、先のことを考えれば考えるほど使わないものは捨てましょう。
ものなんてなくても生きていけるんだから。

そういえば先日テレビを見ていたら、片付けアドバイザーみたいな人が特集されていた。
片付けの仕方をパワーポイントで説明する講習会までやっていて驚いた。
そんな簡単なことが仕事になるなんて思いもしなかったけど、
それを求めている人がいるっていうから不思議でしょうがない。
これだったら私だってできるんじゃないかとついつい思ってしまう。
すると一緒にテレビを見ていた友人が「私は整理が本当に苦手だからなんとも言えない。」というようなことを言っていた。
そんなもんかな。


ちょっと疲れたら歩いて5分のところにある喫茶店にてコーヒーブレイク。
町田康の『夫婦茶碗』を読んでなんだかじんわりしてしまった。
本当にへんてこな物語なのに、私の心をここまで揺さぶるとは参った。

客は他に2組、カウンターで雑誌を読んでいる太ったおじさん、
テーブル席にて大きな声で恋愛観を語り合う30代の女2人組。
聞きたくもないのに2人組の会話が大きすぎてなかなか本の内容が入ってこなかった。
どうやら一人は今つきあっている人に対し期限を設けているらしい。
1年で結婚に至らなかったら別れるんだとか。
「1年後にプロポーズか、1年後に入籍かで全然違うよね!」と勢いよく話す彼女。
なんという夢のない暴言。

まぁ人のことだから気にするない。
私はとにかく『夫婦茶碗』を読むのだ。
これまたメルヘンとは言い難い物語ではあるが、人を引きつける言葉なんだな。


家に帰ると段ボールが積み重なっていて、あぁ私は私の生活の中にあるんだなって思ったのだった。
そんな悠長なことも言ってられないのだけどね。
コメント
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