T2 Trainspotting Official Trailer – At Cinemas January 27
『T2 Trainspotting』
監督:ダニー・ボイル
脚本:ジョン・ホッジ
原作:アーヴィン・ウェルシュ
音楽:リック・スミス
主演:ユアン・マクレガー
国:イギリス
公開年:2017
言わずと知れたダニー・ボイルの名作『トレインスポッティング(1996)』ですが、ついに続編が4月に公開されます。
初めその話を聞いたときは、続編なんていらないでしょうという気分でした。
なんたってあの映画はあれで完成しているわけで、変に付け足して汚してほしくないのです。
しかし、製作陣、俳優陣がそのまま引き継がれ、あの物語の20年後をそのまま見せてくれるというのだから、つまらない訳がない。
前作と比べずにただ彼らのその後を楽しみたいというファン冥利に尽きますね。
なんやかんや言いつつも、このトレーラーを見たら理屈抜きにわくわくしてしまいます。
レントン(ユアン・マクレガー)がバーの扉を開けると、そこにはビリアードをしているシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)が!
『トレインスポッティング』のラストを思うとこの最初のシーン(多分)は感慨深いものがあります。
続編についていろいろ書いてあるホームページがあったので載せておきます。
「映画『T2 トレインスポッティング』について現在までに明らかになっていること」
(観るまであまり知りたくないので全部は読んでいませんが)
続編を見る前に前作を少しおさらいしようと思います。
以下ネタバレあります。
トレインスポッティングについて
大きく「スタイリッシュな映画」と評される分野において、誰もが賞賛するのが『トレインスポッティング』ではないでしょうか。
脚本、音楽、演出、映像、テンポ、どれをとってもかっこいい。
物語の舞台はスコットランド、ある若者たちの退廃的な日常を描いています。
イギリス人監督が描くドラッグ、セックス、暴力の世界は、ハリウッドで量産されるそれとは一味も二味も違います。(もちろんアメリカ映画にはアメリカ映画の良さがあるけど)
不衛生で不健康で不健全な現実では目も当てられないような若者の日常が登場人物の主観で描かれているおかげで、時にドラマチックに、時にアイロニックに、時に叙情的に観ることができます。
キャラクター
個性豊かな仲間(?)たちも魅力的です。
写真右から重度のドラッグ中毒者で主役のレントン、
間抜けでダサいがどこか憎めないドラッグ中毒者スパッド(ユエン・ブレムナー)、
007オタクでぽん引きのドラッグ中毒者シック・ボーイ、
クラブで出会った黒髪美女のダイアン(ケリー・マクドナルド)
喧嘩中毒でことあるごとに暴力を振るうベグビー(ロバート・カーライル)、
写真にはいないけどイギー・ポップが好きでセックスしか能のないトミー(ケヴィン・マクキッド)。
薬から逃れどうにかしてまともな生活を送ろうとすると突如現れるこのやばい仲間たち。
音楽
物語の冒頭部、この写真を見るだけでイギー・ポップの「Lust For Life」が聞こえてきそうです。
トレインスポッティングで特質すべきはなんといっても音楽です。
物語は90年代後半に突入しようかという頃、主人公たちは急速に流れて行く時代の変化にさらされます。
高校生であるダイアンとレントンとのジェネレーションギャップを浮き彫りにする会話があります。
「老けちゃうわよ。
世の中も音楽もドラッグも変化しているのにジギー・ポップに憧れて家にこもるなんて。」
「イギーだ。」
「どうせ死んだ人よ。」
「生きてる。去年もツアーをやってた。」
そんな置いてけぼりの主人公たちを励ますかのように、イギー・ポップ、ルー・リードの名曲が流れる一方で、ブラーやニューオーダーやアンダーワールドのような当時最先端のエレクトリック音楽も多く起用されています。
そこにすら物語性を感じるのは観る者のエゴかもしれませんが。
トレインスポッティングのサントラはおすすめです。
この映画を見なければ出会わなかった曲も多かったでしょう。
それくらい見た当時の私には影響力のある映画でした。
続編ではどんな音楽が使われるのか、非常に楽しみです。
ちなみにトレーラーに使われている2曲目はWolf Aliceの『Silk』です。
アメリカでは既に公開されており、ちらほら評判が耳に入ってきていますがどうやら面白いらしいとのこと。
トレーターを観る限り、前作を観てない人、忘れた人はまず『トレインスポッティング』を観てから、映画館に行った方が良さそうです。
『T2 Trainspotting』
監督:ダニー・ボイル
脚本:ジョン・ホッジ
原作:アーヴィン・ウェルシュ
音楽:リック・スミス
主演:ユアン・マクレガー
国:イギリス
公開年:2017
言わずと知れたダニー・ボイルの名作『トレインスポッティング(1996)』ですが、ついに続編が4月に公開されます。
初めその話を聞いたときは、続編なんていらないでしょうという気分でした。
なんたってあの映画はあれで完成しているわけで、変に付け足して汚してほしくないのです。
しかし、製作陣、俳優陣がそのまま引き継がれ、あの物語の20年後をそのまま見せてくれるというのだから、つまらない訳がない。
前作と比べずにただ彼らのその後を楽しみたいというファン冥利に尽きますね。
なんやかんや言いつつも、このトレーラーを見たら理屈抜きにわくわくしてしまいます。
レントン(ユアン・マクレガー)がバーの扉を開けると、そこにはビリアードをしているシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)が!
『トレインスポッティング』のラストを思うとこの最初のシーン(多分)は感慨深いものがあります。
続編についていろいろ書いてあるホームページがあったので載せておきます。
「映画『T2 トレインスポッティング』について現在までに明らかになっていること」
(観るまであまり知りたくないので全部は読んでいませんが)
続編を見る前に前作を少しおさらいしようと思います。
以下ネタバレあります。
トレインスポッティングについて
大きく「スタイリッシュな映画」と評される分野において、誰もが賞賛するのが『トレインスポッティング』ではないでしょうか。
脚本、音楽、演出、映像、テンポ、どれをとってもかっこいい。
物語の舞台はスコットランド、ある若者たちの退廃的な日常を描いています。
イギリス人監督が描くドラッグ、セックス、暴力の世界は、ハリウッドで量産されるそれとは一味も二味も違います。(もちろんアメリカ映画にはアメリカ映画の良さがあるけど)
不衛生で不健康で不健全な現実では目も当てられないような若者の日常が登場人物の主観で描かれているおかげで、時にドラマチックに、時にアイロニックに、時に叙情的に観ることができます。
キャラクター
個性豊かな仲間(?)たちも魅力的です。
写真右から重度のドラッグ中毒者で主役のレントン、
間抜けでダサいがどこか憎めないドラッグ中毒者スパッド(ユエン・ブレムナー)、
007オタクでぽん引きのドラッグ中毒者シック・ボーイ、
クラブで出会った黒髪美女のダイアン(ケリー・マクドナルド)
喧嘩中毒でことあるごとに暴力を振るうベグビー(ロバート・カーライル)、
写真にはいないけどイギー・ポップが好きでセックスしか能のないトミー(ケヴィン・マクキッド)。
薬から逃れどうにかしてまともな生活を送ろうとすると突如現れるこのやばい仲間たち。
音楽
物語の冒頭部、この写真を見るだけでイギー・ポップの「Lust For Life」が聞こえてきそうです。
トレインスポッティングで特質すべきはなんといっても音楽です。
物語は90年代後半に突入しようかという頃、主人公たちは急速に流れて行く時代の変化にさらされます。
高校生であるダイアンとレントンとのジェネレーションギャップを浮き彫りにする会話があります。
「老けちゃうわよ。
世の中も音楽もドラッグも変化しているのにジギー・ポップに憧れて家にこもるなんて。」
「イギーだ。」
「どうせ死んだ人よ。」
「生きてる。去年もツアーをやってた。」
そんな置いてけぼりの主人公たちを励ますかのように、イギー・ポップ、ルー・リードの名曲が流れる一方で、ブラーやニューオーダーやアンダーワールドのような当時最先端のエレクトリック音楽も多く起用されています。
そこにすら物語性を感じるのは観る者のエゴかもしれませんが。
トレインスポッティングのサントラはおすすめです。
この映画を見なければ出会わなかった曲も多かったでしょう。
それくらい見た当時の私には影響力のある映画でした。
続編ではどんな音楽が使われるのか、非常に楽しみです。
ちなみにトレーラーに使われている2曲目はWolf Aliceの『Silk』です。
アメリカでは既に公開されており、ちらほら評判が耳に入ってきていますがどうやら面白いらしいとのこと。
トレーターを観る限り、前作を観てない人、忘れた人はまず『トレインスポッティング』を観てから、映画館に行った方が良さそうです。