ここのところ朝起きてもしばらく布団から出れない。
潜り込んでくる猫にも気を使う。
かじかむ手、すぐ冷めるコーヒー、室内でも白い息、寒い寒い寒すぎる。
雪降る地元じゃこんなもんじゃないだろう。
スマホの写真フォルダを開くもしばらく何も撮っていないことに気づく。
頭の中は忙しいのだけど、物理的には暇そうに見えるかもしれない。
昨日はストーブの灯油が切れたのでこたつに首まではまって1日中ドラマを観ていた。
灯油を買いに行けばいいだけというのは言わないで。
数ヶ月寝かしておいた『ストレンジャーシングス』シーズン4の最後の2話に、
なぜか見始めた『アンブレラアカデミー』シーズン1、
情報通夫のおすすめティムバートンの『ウェンズデー』。
はからずも全部Netflixオリジナルだから、きっとNetflixが情報操作とかしだしたらまんまとハマるタイプだね。
中でも『ウェンスデー』は最高だった。
アダムスファミリー世界の作り込みは圧巻。
登場人物の魅力的なこと、そしてそのすべてに見所を作る構成力。
主人公は言わずもがな、特に好きだったのはグウェンドリン・クリスティー演じる校長と養蜂部のユージーン。
『ストレンジャーシングス』はシーズン1、2ほど突出はしていないけど、
今まで埋もれていた登場人物が活躍したりと面白い場面がいろいろあった。
中でもエディ・マンソンが裏の世界でコウモリを引き付けるために弾いた、
メタリカの『Master of Puppets』は最高だった。
エディ役のジョセフ・クインはこの曲に2年も向き合ったらしい。
それを観るためだけにシーズン4を観るのも悪くない。
メタリカじゃないけれど最近ハードめなロックからメタルに足を踏み入れる勢いだ。
今まで見向きもしなかった世界だけど、AC/DCに出会って扉が開きそう。
お風呂から出てリラックスする代わりにAC/DCの『Thunderstruck』をヘッドフォンで聴く。
心臓がドラムに合わせて鼓動し、身体中の血が全力疾走する。
自ら自律神経を壊していくスタイルだ。
聞いたことのある有名なギターソロがアンガス・ヤングのものだったとはね。
知らないところで触れている曲の多いこと。
今まではうるさいとさえ思っていたシャウトが気持ちいいのはどういう心境の変化だろう。
ハードロックやメタルって泥臭いけど演奏がすごくしっかりしている気がする。
うちにあったアンガス・ヤングのフィギュア。
夫は前からひそかに好きだったらしい。
ロックすらしばらく聞いていなかったけど、マネスキンがお膳立てをしてくれたみたい。
そういえば彼らのイタリア語の新曲よかったな。
ワールドワイドになって英語の曲が増えたけど、イタリア語曲の根強いファンは多いと思う。
私もその一人だ。
そもそも聞きなれないイタリア語の響きがかっこよくて好きになったのだから当然と言えば当然。
意味がわかることより、魂を感じる方がいい。
母国語って人を作る大きな要素だから、大事なものが滲み出ている感じがする。
今日は滋賀に4日間出張していた夫が帰ってくる。
猫と二人のどんちゃん騒ぎももう終わりか。
暖かく迎えるには灯油を買ってこないとね。
重い腰をあげましょう。
椅子の代わりにバランスボールを使っているから膝に乗られるときついのよ。
下ろしても下ろしても乗ってくるってことは寒いのかね。