昨日は友達との約束の時間まで最寄り駅をうろうろ。
植物屋に入りガジュマルを手に取りながら、
頭は違うことを考えている。
一旦自転車の魅力に取り憑かれてから、
すっかり自転車脳になってしまい、
いつも自転車のことばかり考えている。
自転車を持っていないにもかかわらず、
頭の中はイメージトレーニングに余念がない。
プロの情報ばかり仕入れているもんだから、
夫にはよく「アスリートじゃないんだから」と笑われる。
目標はいつか夫と二人自転車に乗ってしまなみ海道を渡ること。
ムキムキと自信満々なガジュマルを一回転させて、
「ふーむ、いい幹だ」と言わんばかりの顔をしつつ、
頭は近くにある玄人向けの自転車屋さんに入るべきか悩んでいる。
何でも初めてというのは勇気がいるものである。
加えて専門店なんぞは往往にして扉が重い。
それでも自転車ライフを始めるためには、
親切で頼れる自転車屋さんが不可欠らしいから、
これも第一段階として避けては通れぬ道なのだ。
思いの外安かった大き目のガジュマルを棚に戻し植物屋を出た。
きっと店員さんも親切さ。
ホームページだってくまなくチェックしたけど、
和気藹々としたいい感じの写真ばかりだったし。
それでもいざ自転車屋さんの前まで来ると、
そのまま通り過ぎようとする足をくい止め、
恐る恐る店内に入った。
店はだいたい40から50畳くらいの広さがあり、
入って左側では一人の店員さんが自転車の修理をしている。
私は右側に陳列されたロードバイクを順番に見ていった。
やっぱり10万円以上するな。
でもかっこいいぜ!
色にこだわりはなかったけれど、
たんぽぽだからやっぱり黄色がいいかな。
装備品はいくらくらいするんだろう。
ヘルメットは思ったより安いな。
と店内を一回りして、ふと、
店員さんが全然話しかけてこないことに気づく。
日本ではマイナースポーツなだけに、
新規の客には積極的に話しかけてくるものなんじゃないのか。
でも店員に話しかけられるのを嫌う人も多いから一概には言えない。
しかし店内に流れるなんとも言えない殺伐とした空気はなんだろう。
私自身が必要以上に緊張しているのか、
店員さんが出している空気なのかわからない。
それでも一つどうしても確認しておきたいことがあったので、
「すみません」と声をかけると、
店員さんは修理の手を止めむっくと立ち上がった。
そこで「原因はこの人だ!!」と確信した。
不愛想な顔で気だるい雰囲気をまとい、小さな声で「はい」と一言。
「あの〜この店でスポーツバイクのレンタサイクルを始めたと聞いたんですが、
レディース用の自転車ってあるんですか。」
「いや、ないです。」
「じゃあ女の人が自転車を借りたい場合は〜」
「小さめのバイクがあるのでそれで」
「あ、はい」
ヒ〜〜顔が怖いよ〜、
初心者だからなの!?
それとも機嫌が悪いの!?
それから何ターンか会話をしたが、
店員さんの態度は変わることがなく、
私の心の奥の方にある何かがポキンと折れる音がした。
結局私は得るもののないまま、とぼとぼと店を出たのであった。
こうして私の自転車ライフお店訪問編第1回は、
店員さんのそっけなさと私のガラスのハートが原因で見事失敗に終わったのであった。
と言いつつ、その後友達が誕生日を祝ってくれたので、
まっ、そういうこともありまさーな、と気持ちを切り替えることができた。
素晴らしき我が自転車ライフのために、まためげずに行ってみよう。
植物屋に入りガジュマルを手に取りながら、
頭は違うことを考えている。
一旦自転車の魅力に取り憑かれてから、
すっかり自転車脳になってしまい、
いつも自転車のことばかり考えている。
自転車を持っていないにもかかわらず、
頭の中はイメージトレーニングに余念がない。
プロの情報ばかり仕入れているもんだから、
夫にはよく「アスリートじゃないんだから」と笑われる。
目標はいつか夫と二人自転車に乗ってしまなみ海道を渡ること。
ムキムキと自信満々なガジュマルを一回転させて、
「ふーむ、いい幹だ」と言わんばかりの顔をしつつ、
頭は近くにある玄人向けの自転車屋さんに入るべきか悩んでいる。
何でも初めてというのは勇気がいるものである。
加えて専門店なんぞは往往にして扉が重い。
それでも自転車ライフを始めるためには、
親切で頼れる自転車屋さんが不可欠らしいから、
これも第一段階として避けては通れぬ道なのだ。
思いの外安かった大き目のガジュマルを棚に戻し植物屋を出た。
きっと店員さんも親切さ。
ホームページだってくまなくチェックしたけど、
和気藹々としたいい感じの写真ばかりだったし。
それでもいざ自転車屋さんの前まで来ると、
そのまま通り過ぎようとする足をくい止め、
恐る恐る店内に入った。
店はだいたい40から50畳くらいの広さがあり、
入って左側では一人の店員さんが自転車の修理をしている。
私は右側に陳列されたロードバイクを順番に見ていった。
やっぱり10万円以上するな。
でもかっこいいぜ!
色にこだわりはなかったけれど、
たんぽぽだからやっぱり黄色がいいかな。
装備品はいくらくらいするんだろう。
ヘルメットは思ったより安いな。
と店内を一回りして、ふと、
店員さんが全然話しかけてこないことに気づく。
日本ではマイナースポーツなだけに、
新規の客には積極的に話しかけてくるものなんじゃないのか。
でも店員に話しかけられるのを嫌う人も多いから一概には言えない。
しかし店内に流れるなんとも言えない殺伐とした空気はなんだろう。
私自身が必要以上に緊張しているのか、
店員さんが出している空気なのかわからない。
それでも一つどうしても確認しておきたいことがあったので、
「すみません」と声をかけると、
店員さんは修理の手を止めむっくと立ち上がった。
そこで「原因はこの人だ!!」と確信した。
不愛想な顔で気だるい雰囲気をまとい、小さな声で「はい」と一言。
「あの〜この店でスポーツバイクのレンタサイクルを始めたと聞いたんですが、
レディース用の自転車ってあるんですか。」
「いや、ないです。」
「じゃあ女の人が自転車を借りたい場合は〜」
「小さめのバイクがあるのでそれで」
「あ、はい」
ヒ〜〜顔が怖いよ〜、
初心者だからなの!?
それとも機嫌が悪いの!?
それから何ターンか会話をしたが、
店員さんの態度は変わることがなく、
私の心の奥の方にある何かがポキンと折れる音がした。
結局私は得るもののないまま、とぼとぼと店を出たのであった。
こうして私の自転車ライフお店訪問編第1回は、
店員さんのそっけなさと私のガラスのハートが原因で見事失敗に終わったのであった。
と言いつつ、その後友達が誕生日を祝ってくれたので、
まっ、そういうこともありまさーな、と気持ちを切り替えることができた。
素晴らしき我が自転車ライフのために、まためげずに行ってみよう。