なんだか最近冒険の話ばかりだな。
ということで前回の続き。
初めて乗る路線はやはり乗客の雰囲気も違って見える。
前の路線に比べて田舎臭い。
でもその方が私には合っている。
幸い通勤ラッシュより早い時間で混雑具合は満員電車ほどではなかった。
通り過ぎていく見知らぬ駅を横目に、頭の中は前の家に車の鍵はあるのかでいっぱい。
もし万が一なかったら運転はしなくていいけれど、どうなるんだ?
解体工事ができないとなればそれなりの損失が出るはず。
そうなると賠償金とか発生するのかな?
それなら業者に頼んでレッカーしてもらう方が安いだろう。
しかしレッカーしてもらったとしてその車はどこに止める?
いやその前に大家や現場作業員に平謝りすることになるだろうな〜〜いやだ〜〜!
そんな感じで妄想に近いシミュレーションが止まらない。
そして半年ぶりの新宿に降り立った。
西武新宿駅はJR新宿駅からだいぶ離れている。
まさか朝から歌舞伎町のまん前を闊歩することになるとはね。
幸い早朝ということもあって歩く人は私と同じ乗り換えのサラリーマンばかり。
やっぱりいいなぁ。
私は汚くていろんな人がいる新宿の歓楽街が嫌いじゃない。
コロナ後来れていないけれど、そこに変わらず街があってホッとした。
そして思ったほど苦辛することなく渋谷も通過して懐かしの路線に乗ることができた。
やはり10年以上使った電車はホッとする。
来る前はすごく面倒臭くてネガティブな気持ちしか持っていなかったけれど、
実際来てみればなんのその、むしろ気分が良かったりする。
朝8時頃最寄りの駅に着きバスに乗った。
久々の横浜はやはり坂が多い。
バスは始め緩やかな坂を登り頂上まで行くと、
今度は私が魔の坂と認定した急勾配の坂を下っていく。
そのときだ、魔の坂を自転車で立ち漕ぎして登ってくるサラリーマンとすれ違ったのは。
年齢は40歳前後で見た目はラグビー日本代表の流大選手に似ていた。
まだ9月始めの暑い日だったのもあり、サラリーマンの顔は痛ましいほどゆがんでいた。
汗だくの黒い顔に腕まくりしたシャツ、左右に大きく揺れる肩。
そのサラリーマンの周りだけスローモーションみたいに遅く見えた。
電動の付いていない自転車で登るにはあまりにも長く急な坂だ。
毎日この坂を自転車で登っているのかと思うとなんてすごいんだと感激した。
そして笑いがこみ上げてきた、あの人最高だな。
一目瞭然であれほど頑張っている人を見る機会なんて滅多にない。
理屈じゃなく元気をもらえた。
なんかいいことありそう。
バス停を降りていよいよ懐かしの家に到着した。
家の横にはぴったりディアリスが止めてある。
作業員はまだ来ていない。
よしっ!と気合を入れて玄関の扉を開いた。
夫には鍵があるとしたら下駄箱の上と言われていたので恐る恐る目を向けると、ない。
心臓ばくばく、冷静に冷静に、、、ない、、ばくばく、、
ん?下駄箱と下駄箱の間にきらめくもの、手を伸ばすときたーーーー!あった!
やっほーいと飛び上がるくらい嬉しかった。
今日やっぱりもってる。
あまり調子に乗るのは良くないけれど、気分が良かったので運転も大丈夫な気がした。
とりあえず家から移動しようとエンジンをかけ発車。
家の前の細い道をなんとか通り抜け広い道に出て一旦停車。
うん、いけるいける。
下手でも安全運転さえ保てば大丈夫だ。
そして駅前の一番安い駐車場をスマホで検索。
しかし一番安いところにこだわったのがよくなかった。
まさかあんなに迷うとはね。
そんなこんなでここまでこぎつけたのだけど、また長くなるので今日はここまで。
一旦停車、はぁはぁ。
ということで前回の続き。
初めて乗る路線はやはり乗客の雰囲気も違って見える。
前の路線に比べて田舎臭い。
でもその方が私には合っている。
幸い通勤ラッシュより早い時間で混雑具合は満員電車ほどではなかった。
通り過ぎていく見知らぬ駅を横目に、頭の中は前の家に車の鍵はあるのかでいっぱい。
もし万が一なかったら運転はしなくていいけれど、どうなるんだ?
解体工事ができないとなればそれなりの損失が出るはず。
そうなると賠償金とか発生するのかな?
それなら業者に頼んでレッカーしてもらう方が安いだろう。
しかしレッカーしてもらったとしてその車はどこに止める?
いやその前に大家や現場作業員に平謝りすることになるだろうな〜〜いやだ〜〜!
そんな感じで妄想に近いシミュレーションが止まらない。
そして半年ぶりの新宿に降り立った。
西武新宿駅はJR新宿駅からだいぶ離れている。
まさか朝から歌舞伎町のまん前を闊歩することになるとはね。
幸い早朝ということもあって歩く人は私と同じ乗り換えのサラリーマンばかり。
やっぱりいいなぁ。
私は汚くていろんな人がいる新宿の歓楽街が嫌いじゃない。
コロナ後来れていないけれど、そこに変わらず街があってホッとした。
そして思ったほど苦辛することなく渋谷も通過して懐かしの路線に乗ることができた。
やはり10年以上使った電車はホッとする。
来る前はすごく面倒臭くてネガティブな気持ちしか持っていなかったけれど、
実際来てみればなんのその、むしろ気分が良かったりする。
朝8時頃最寄りの駅に着きバスに乗った。
久々の横浜はやはり坂が多い。
バスは始め緩やかな坂を登り頂上まで行くと、
今度は私が魔の坂と認定した急勾配の坂を下っていく。
そのときだ、魔の坂を自転車で立ち漕ぎして登ってくるサラリーマンとすれ違ったのは。
年齢は40歳前後で見た目はラグビー日本代表の流大選手に似ていた。
まだ9月始めの暑い日だったのもあり、サラリーマンの顔は痛ましいほどゆがんでいた。
汗だくの黒い顔に腕まくりしたシャツ、左右に大きく揺れる肩。
そのサラリーマンの周りだけスローモーションみたいに遅く見えた。
電動の付いていない自転車で登るにはあまりにも長く急な坂だ。
毎日この坂を自転車で登っているのかと思うとなんてすごいんだと感激した。
そして笑いがこみ上げてきた、あの人最高だな。
一目瞭然であれほど頑張っている人を見る機会なんて滅多にない。
理屈じゃなく元気をもらえた。
なんかいいことありそう。
バス停を降りていよいよ懐かしの家に到着した。
家の横にはぴったりディアリスが止めてある。
作業員はまだ来ていない。
よしっ!と気合を入れて玄関の扉を開いた。
夫には鍵があるとしたら下駄箱の上と言われていたので恐る恐る目を向けると、ない。
心臓ばくばく、冷静に冷静に、、、ない、、ばくばく、、
ん?下駄箱と下駄箱の間にきらめくもの、手を伸ばすときたーーーー!あった!
やっほーいと飛び上がるくらい嬉しかった。
今日やっぱりもってる。
あまり調子に乗るのは良くないけれど、気分が良かったので運転も大丈夫な気がした。
とりあえず家から移動しようとエンジンをかけ発車。
家の前の細い道をなんとか通り抜け広い道に出て一旦停車。
うん、いけるいける。
下手でも安全運転さえ保てば大丈夫だ。
そして駅前の一番安い駐車場をスマホで検索。
しかし一番安いところにこだわったのがよくなかった。
まさかあんなに迷うとはね。
そんなこんなでここまでこぎつけたのだけど、また長くなるので今日はここまで。
一旦停車、はぁはぁ。