歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

夕涼み

2019年08月07日 | 日記
風鈴とか、金魚とか、

そういう風流な涼のとり方にどこかで憧れている。

とは言っても、熱中症で人が倒れるほどの今時の夏では難しい。

最近の暑さは容赦ないからね。



風流なのかそうでないかの決め手は干渉の仕方にあると思う。

エアコン、扇風機、うちわのように、

実際に体温を下げるような直接的な干渉ではなく、

感情や感覚にうったえる間接的なアプローチの方法。

金魚が涼やかだなんて誰が考え出したんだろう。

でも確かに金魚は今でも夏の風物詩であり続けている。





最近思ったんだけど、夏に怪談話を聞くのも涼をとる一環なのかな。

怪談といえば夏って相場は決まっているし、

怖い話を聞くと暑くても寒気に襲われるわけで、

これも先人の知恵なのだとしたら面白い。

風流とは言い難いけどね。



最近ラジオでも怪談話をよく聞く。

その度に思い出すのが何年も前にアラバキロックフェスで見た稲川淳二だ。

夜の部で稲川淳二が怪談話をやるというので、面白半分で見に行った。

結果的な話をすると、

怖すぎで一緒にいた3人ともその後その話に一切触れられなかった。

面白半分でちゃかせるレベルじゃなかった。

茫然自失でテントへ帰る道すがら、

「これについて話すのは危険だからもう忘れよう」と示し合わせたくらいだ。

今思えば滑稽なんだけど、あのときは本気も本気。

あとでこっそり調べたところその話は稲川淳二の十八番だったみたい。

どうりで怖いわけだ。

たくさんの人が聞いていると思うと少し安心する。

それでも、その話に関することはやっぱり一単語たりとも書けない自分がいるわけで、

なんか思い出して鳥肌立ってきたからもうやめとこ。



怖すぎない怪談は結構好きなんだけどね。

今度三津田信三の『厭魅(まじもの)の如き憑くもの』についてかーこや。

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北鎌倉の紫陽花

2019年08月02日 | 日記
もう1ヶ月半前になるけれど、友達と北鎌倉へ行ってきた。

遅くなったけれど写真を載せておこうと思う。

特段紫陽花に興味があるというわけでもなかったけど、

ご無沙汰だった友達を誘う口実としてはほどよい。

行ったのはまさにピークの中の日曜日で、

北鎌倉の駅を降りると想像以上の人の数。

数年前まで音楽フェスによく行っていたけど、

そこでの混雑といい勝負だ。





6月の北鎌倉は暑かった。

後にあんなに長い梅雨がくるとはね。





ご飯を人気店ぬふ・いちで食べてお目当ての明月院へ。

人が多すぎてなんだかよくわからなかった。

確かに紫陽花は綺麗なんだけど、趣きがない。

私もその趣きを壊してる一人か。

ハートの紫陽花があったのでパシャり。











私も友達もあまりこだわりがないのでサラッと見て明月院をあとにした。

やっぱり花を見るときは全体の風景が大事なんだな〜。

一方であまりそういう場所に出向かないので新鮮だった。

花を見ている人を観察するっていう方法もあったかな。

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