歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

いよいよですよ

2018年05月26日 | スポーツ
ユーロから2年、いよいよ来月にロシアW杯がはじまる。

今回は諸事情につき見る気はなかったのだが、書店に雑誌が置いてあるとついつい立ち読みしてしまう。

私は根っからのサッカーファンではないが、どういう訳か昔からドイツのサッカー選手が好きなのだ。

日韓W杯の時はクローゼが好きだったし、その後はエジル。

エジルは特に同じ年というのもあり、感情移入が甚だしい。

エジルが好きってだけでここ8年くらいはずっとドイツを応援している。



今日は夫Kと外に出ており帰りに書店に寄った際スポーツコーナーへ行くと、やはりサッカー関連の雑誌がたくさん出ていた。

どれも似たり寄ったりであまり魅力を感じなかったが、1冊斬新な雑誌があり思わず買ってしまった。

何がいいってポジションが立体的に表示されているので一目でわかりやすいという点。

ありそうでなかったこの見開き。




『WORLD SOCCER DIJGEST(日本スポーツ企画出版社)』



一応何冊か確認したが、ドイツ代表メンバーは2年前とほとんど変わっていない。

初めて見る選手はトップのヴェルナー22歳のみ。

ドイツの守りは変わらずバイエルン最強軍団、ノイアー、ボアテング、フンメルス。

とりたてて強調するのも変だが、エジルだけでなくボアテングとフンメルスも私と同じ年という親近感。

改めてメンバーを見るとクロースもいるしミュラーもいるしで、今はまさにドイツの黄金期なんだと再確認。

このメンバーでW杯に出場するのはきっとこれが最後だろう。



この雑誌は私のようなサッカー素人にとってはとてもいいが、監督情報が載っていないのが唯一の難点。
→よく見たら小さく書いてあった。

ドイツはレーヴ監督を含めて好きなのだ。



とにかく、いよいよ、祭りがはじまります。
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アリバイのない人

2018年05月23日 | 空想日記
家にこもって作業していると、人に会うことがない。

時間的に切羽詰まった状態だと尚更だ。

田舎のように家の近くに人見知りが住んでいる訳でもないし、

挨拶するのは隣人と大家さんくらいのもの。



そこではたと気づく。

私にはアリバイがない。

もし万が一近所で空き巣事件が起きたとして、

私にはアリバイがないから疑われたら終わりだ。

夫に証言してもらうにしても、

ドラマ情報によると確か身内の証言には証拠能力がないのだとか。

恐ろしい。



ちなみに最近テレビで見たサスペンスミステリーで面白かったのは、

アガサクリスティ原作(原題「アクロイド殺し)三谷幸喜監督の『黒井戸殺し』。

映像化は難しいと言われた小説だが、見せ方が巧妙で見入ってしまう。

機会があれば是非。



よく考えたらアリバイのない人なんていっぱいいるか。

くだらないことを考えるのはやめて仕事しよ。


柄にもなくバラ。人からもらったものだけど、案外悪くない。
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AWAKEN AKIRA

2018年05月14日 | 日記
まずこの動画を見て欲しい。

AWAKEN AKIRA


TABI LABO記事「不朽の名作『AKIRA』オマージュへの思い」



これは4月27日に公開されたAKIRAのオマージュ作品『AWAKEN AKIRA』。

これはカリフォルニアのクリエイティブカンパニー、ALT-Cを運営するAsh Thorpさんが、

中国在住のビジュアルアーティスト、Zaoeyoさんと共同でつくったCGアニメーションだ。



今まで何度か触れたが、このアニメ大国ニッポンで生まれ育った私の一番好きなアニメが『AKIRA』と『Ghost in the shell』だ。

これは子どもの頃から変わらない絶対的な確信。

だからといってグッズを買いあさったりするわけではないのだが、

『AKIRA』と『Ghost in the shell』のことになると平静を保っていられなくなる。



そんなやつがいきなり『AWAKEN AKIRA』を観せられてノックダウン。

あまりにもアキラ。

忠実な構図にCGという立体感が加えられて、世界がより鮮明になった感じ。

キャラクターが最後のアキラ以外出てこないのも現実感を高めている。

当初完成まで3ヶ月を予定していたのに結局1年かかったのだとか。

1分に満たない映像に注ぐエネルギーがすごい。

どういう感情かわからないけど映像を何度も見返していると涙が出てきた。

最近涙腺壊れてるかも。
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序の口

2018年05月13日 | 日記
なんてことない作業にもかかわらず、

それが終わりなき反復作業だと実感してしまった時に訪れるあの虚脱感はなんだろう。

途方ない未来への脱力。

足元から前方に続く道は数キロ先でぼやけてその先がよく見えない。

いつまでこれを繰り返せばいいのだろう。

そう、このお茶づくりを。

私は毎日毎日お茶をつくり続ける。

この先もずっとお茶をつくり続ける。

なんてことだ。

容器を洗って、お湯を沸かし、パックを入れお湯を注ぎ、

10分経ったらかき混ぜ、残り半分冷水を入れ冷蔵庫に入れる。

あっという間にお茶はなくなり、また洗浄から始まるお茶スパイラル。

終わりなきお茶づくり。

これが営みというやつか。

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天人の音楽Ⅰ

2018年05月08日 | 映画
The Tale of the Princess Kaguya OST 30.The Procession of Celestial Beings I


アーティスト:久石譲
曲:天人の音楽Ⅰ
アルバム:かぐや姫の物語 サウンドトラック(2013)



4月5日に日本を代表するアニメ監督の高畑勲さんが亡くなりました。

子供の頃は高畑監督の作品が怖くてあまり好きじゃなかったけれど、

大人になって観ると他に代え難い深い感情を呼び起こしてくれる唯一無二の監督なのだと感じました。

中でも高畑監督の遺作『かぐや姫の物語』は生涯心に残る作品です。

水彩で描かれたような画が話題になりましたが、

それは作品をつくる一つの要素ではありますが、全てではありません。

画、ストーリー、音楽と全ての構成要素がとてつもない相乗効果を生む希少な作品です。

『かぐや姫の物語』の根底に流れているものに触れるだけで、

それが何なのかわからなくともその感動から逃れることはできません。



非常に印象的なのが最後天人がかぐや姫を迎えに来る場面。

それをこれでもかというくらいに演出するのが久石譲のこの「天人の音楽Ⅰ」

この場違いな明るさと浮遊感に脱力し絶望します。

善も悪も超越した存在が大勢を携えて月からおりてきます。

恐怖と同時に羽衣で優しく包み込まれるような不思議な感覚に襲われ、

自分の中にうごめく感情に理解が追いつかず戸惑う頭でもって、

かぐや姫が連れて行かれる場面を観ているとなぜだか涙が噴き出してくるのです。



もしまだ『かぐや姫の物語』を観ていない人がいたら、一人で観ることをおすすめします。

高畑勲監督のご冥福をお祈りいたします。
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