歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

スーパー台風19号

2019年10月13日 | 日記
12日の夜が明けて待ちに待った13日の朝が来た。

関東の被害状況をテレビで見たらしい友達からのラインで目が覚めた。

雨戸を閉め切った暗い家の中、外はどうなっているんだとフラフラ立ち上がる。

昨日は光も音も閉ざした分厚い壁の中で、

重苦しい湿気に侵食されてずっとゲップが出そうな気分だった。



重い雨戸をガラッと開けたら、

ブワッと乾いた空気が部屋に入ってきた。

ファーーーーーなんて気持ちがいいんだろう。

台風一過ってやつだな。

滞留していた空気を台風が根こそぎ持って行ったらしい。






植物を外に出して、布団干して。



うちの地デジアンテナは弱々で災害時はいつも調子が悪い。

今回も例のごとく11日深夜からまるまる12日はブラックアウト状態だった。

朝はけろっと治ってるんだから困ったもんだ。



今回の台風は災害の比較的少ない関東の人たちにとって今までにない脅威だったのだと思う。

12日に仕事が入っていた人は休みになり、多くの店舗は臨時休業、電車は午後全運休。

テレビは11日の朝から台風のことばかりで、昼にはスーパーに行列ができていたし、

夜にドラッグストアへ行ったらカップラーメンやレトルトカレーや水はほとんど売り切れていた。

夫曰く仕事帰りにガソリンスタンドへ行ったら売り切れで閉まっていたらしい。

みんなの警戒心がビシバシ伝わってくる。

暴風域が大きすぎてどこで何があるか全然予想できなかったっていうのが大きいね。



私もいざという時のシュミレーションを本気でしたのは初めて。

一番困るのは浸水や強風による家屋の損壊。

風は予想がつかないけれど避難所を把握しておくのは重要。

浸水はハザードマップである程度予想はつくし、何よりも地形を把握するのに役に立つ。

停電や断水への備えも重要だけどどこまでやるかはある意味カケだね。

うちはキャンプ用品が揃っているのでしばらくはどうにか生きてはいけると思う、甘いかな。



今回一番思ったのは普段から最低限の備えはしておくべきだということ。

いつもテレビでそういうこと言っているけど身にしみたのは初めてだ。



私の周りは大丈夫だったけど、各地で大きな被害が出ていることは事実。

風は前回の15号の方が怖かったけど、雨はずーっと降っていたから水の被害が大変らしい。

自分は大丈夫という楽観はそろそろやめた方がいいかも。

災害大国日本で安全地帯なんてどこにもないんだろうと思う。



といいとりますが、

今夜はラグビーW杯日本VSスコットランド戦の開催が決定しました!!

よかったーーーー!!!

応援するぞーーーー!!!
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火の鳥

2019年10月09日 | 日記
ある夕暮れ時、空を見上げると火の鳥がいた。

どこから飛んできたのだろう。

そういえば手塚治虫の『火の鳥』は読んだことないな。

読んでみようかな。



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新宿ど真ん中ナイト

2019年10月01日 | 日記
「アルタ前集合ね」と言われ、

月曜の20時半に東京ど真ん中で友達と待ち合わせ。

道行く東京人。

甘い声の路上ライブ。

ぼけっとしていると信号の色が変わるたびに入れ替わる人波にさらわれそう。

すごいな〜私ってやっぱり田舎者なんだなぁって少ししんみりした心に寄り添うように、

「東京は愛せど何もない〜♬」と歌う路上ライブの声がいかにもBGMっぽくて我にかえった。

こんなの私主人公じゃない。

センチな心を抱えて危うくポエマーになる所だった。



トーキョーは本当におもしろい。

そして新宿という街はなかなかなのである。

いろんな人がいる。

寛容ではないかもしれないけど、拒絶もしない。

怪しい男たちがネオンの下を闊歩し、きれいな服を着た厚化粧の女たちは路地裏へ消えていく。

ギラギラと燃え盛る内側をさらけ出す、ある意味で正直な街だと思った。



友達の行きつけのバーに入ると酔っ払ったロン毛のおじさんが話しかけてくる。

「日本に生まれてよかったと思う?」だって。

友達は「日本はいい国だよ」って言う。

私は「日本しか知らないから日本に生まれてよかったと思ってる」と答える。

すると「そうなんだよなぁ〜」って。



左手の5本指全てにクロムハーツのゴテゴテの指輪をはめたスキンヘッドのおじさんは言う。

「最近のキャバ嬢はキャッシュレス化がすごい進んでいるんだよ、

なぜなら韓国で整形をするのに送金が簡単だからさ。

だから俺はラインペイを覚えて彼女たちにお金を送ってる」って。



22時に入ってきたラーメンチェーンの社長と取り巻きは、

「最近のサラ金はだめだ。」なんて盛り上がっている。



めちゃくちゃでごちゃごちゃで、自分でも不思議だけど楽な街だと思った。

深入りしてはいけない、のかもしれないけど、私はこの訳のわからない街が好きだ。

少なくとも街が生きている。



年が明けたらこの店で絵を展示することになっている。

これから何度も足を運ぶことになるんだろう。


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