F-15の機動デモのあとは、F-2のAGG(模擬空対地射爆撃)のデモだ。4機のF-2が順次上がっていく
返す返す、RWチェンジになったのが惜しまれる。撮影場所をRW25に合わせて陣取ったので、RW07になると送り写真のみになってしまう。
洋上で体形を整え、4機のレフトエシュロンで基地上空に戻り、ブレイク。
このあと、2機づつに分かれ、AGGのスタート。RWとエプロンの間に設けられた目標に向かい、対地射爆撃を行う
左右から波状攻撃を加えていく。
最後は目の前でブレイクし演技終了
オープニングフライトと同じ機体が使用されたが、オープニングでは転がりを撮れなかったので、RWチェンジしたことが幸いした。
さてスペマファントムのデモの興奮が冷めないうちに、次なるデモが始まる。午前中は休みなく一気にお昼までデモが続く。
さあ地元勢の出番。築城の304sqからF-15Jの登場だ。垂直尾翼のマークは天狗。
天狗ウォーリアーズ参上。
42-8837が上がる。
エアボーン後一気に機首をあげ、ハイレートクライム
RWチェンジしてRW07になると、エアボーンが会場より先になるので、やや迫力にかけてしまう。できれば25のままでいて欲しかった。
続いては、会場右手からのファンブレイク。ヴェイパーを引いての登場。
あとは右に左に上に縦横無尽に暴れまわってくれた。
いやあ、相変わらず暴力的なパワーと旋回性能で、追いきれんわ。
お疲れ様あ。
ラジオからは新田原301sqのF-4EJがホールディングポイントにいて準備万端なことが伝わってくる。さあいよいよ爺さんが来る。
なんとHEROに続いて、こちらも会いたかったスペシャルマーキング機だ。
艦載機生まれらしく、アレスティングフックを下ろしてのローパス。
ダーティローパスからのリカバリー
垂直系、水平系の機動をたっぷり見せてくれる。爺さん無茶すんなよ、ってぐらい激しい。
最後は、左右に90度バンクで翼フリフリお別れの挨拶をしながら新田原にRTB。
いやあ、すごかった。迫力の機動に失敗写真の連続で、我ながら修行が足らぬと思ったね。
この機体、地上展示でも見てみたいなあ。新田原行かなきゃ無理だよなあ。
ブレイクした2機は、ASCOTは会場北側、HEROは会場南側を周回し、ふたたびにしから侵入してくる。
まずはASCOTがいち早く要救助者を捜索。
救助者を支点に円を描くように旋回し、発見したことを知らせる。
旋回するHEROのさらに外側を旋回するASCOT。さあ救助開始だ。
サイドのスライドドアを開け、リペリングスタンバイ。
ホバリングしながら、メディックがロープを伝い降りていく。
旋回しながらHEROのミッションを見守っていたASCOT。同じ高度を維持しながら旋回を続ける技量は素晴らしい。
最後は、スタートと同じ位置にポジショニングしASCOTとともに高速に離脱。
ASCOTはレフトブレイクし、そのまま芦屋にRTB。お疲れ様あ、って今年はASCOTの地上展示なしかよ。
ランディングした後、エプロンまでタキシングし地上展示に加わった。ラッキー。
いつみてもキレのある機動で楽しませてくれる。なにげに航空祭を盛り上げてくれる、ASCOT & HERO は以上。
さあ、次はいよいよ戦闘機の機動デモが始まる。しょっぱなは新田原のF-4EJだ。老他にムチ打ったデモはどんなもんか・・・
さあ、お待ちかねの救難展示。しかしHEROもASCOTも会場には見当たらない。ラジオからは芦屋を上がってホールドポイントに到着とのこと。そしてスタートミッション。
そしてやってきたのは、なんと絶滅危惧種のオレンジ60。UH-60J 68-4565。ほとんどが洋上迷彩になってしまったが、生き残りが芦屋に配備されたらしいと噂を聞いていた。まさかデモに来てくれるとは、望外の喜びだ。
まずは、一旦ランディングして、要救助者を降ろしてセッティングする。
オレンジ60がデモるとは、テンション上がるぜ。
会場の観客にご挨拶した後、西からASCOTが突っ込んできた。
U-125A 92-3011
で、ASCOTがRWに乗ったタイミングで、60も一気に加速していく。
この前傾姿勢を正面から見ると、チョー格好良いのだ。撮影したいシチュエーションの筆頭。
RW上を加速し、ASCOTは左へ、HEROは右へブレイクする。
2年ぶりの築城。前回は東日本大震災後のフルアクロ復活だった。そして今年は悪天候にたたられ続けストレスの溜まったブルーが、久しぶりに青空の下フルアクロを実施できそうな天候。
朝5時半頃、現地の駐車場に着き、朝1番のシャトルバスに並ぶ。0630に開門するが、エプロン直前で待たされる。
タワー横のエプロン入口前で待つ。すごい人だ。開門ダッシュが凄そう。おじさんには辛い。
そんな中、オープニングフライトに向けF2/F15が上がっていく。
そして開門・・・・すごいダッシュだ。今回の席取りは連れに任せた。
ただ、そのブルーだが、3番機がおらずスペースが空いている。予備機はあるのに、整備でもしているのか?などと考えていたら、先ほど上がった、機体がフォーメーションを組んでやってきた。いよいよオープンだ。
そして、降りてきた。
3番機 93-8552
4番機 43-8125・・・のはずが、同じタイミングでF-15がエシュロン隊形でオーバーヘッドアプローチ。唯一のF-2Bを逃した。
まあ3パスのみだったが、オープニングなのでこんなもんでしょう。
天気は良いし、今日は期待できそうだ。
次は、降りたイーグルのランプインだ。
今日はKIX遠征記に隠れてなかなか出番のなかったミリネタでも。
熊本から約100km。佐賀県の吉野ヶ里にある目達原駐屯地。陸自の補給処とヘリ部隊(3対戦、西空、4飛)が所属する。
KIX遠征の前日、10/12に「九州補給処61周年 目達原駐屯地 創立57周年記念日行事」が開催されたので、初めて訪れてみた。
陸自の駐屯地は初めての経験だ。KMJ併設の高遊原は分屯地で、駐屯地ではないので、本格的な駐屯地訪問にワクワクする反面、記念式典メインの行事に一抹の不安を感じつつ、一路目達原を目指す。
のんびり走って90分程度。目達原の西門前に到着。すでに5台程並んでいる。しかも交差点の直ぐそばで、交通渋滞のもとになる。陸自側も承知しており、開門1時間以上前だが、とりあえず門の中に入れてくれた。寛大な配慮に感謝。
空自の基地祭りと違い、記念式典がメインで、身内向けのイベントと言えるのが陸自の記念行事のイメージ。長い訓示やお偉いさんのお言葉が並ぶので、一般人は・・・
しばらくして正規の駐車場に誘導され、会場を目指す。
途中、戦車が置かれており、陸自の駐屯地を実感。こちらは61式戦車だそうだ。
そしてエプロンについて、目にしたもの・・・・愕然。
ガランドウのエプロンに多数のパイプ椅子。ヘリはどうした?・・・
振り返るとベースオペレーション。
1 1/2t救急車、通称アンビと言うらしい。アンビュランスのアンビね。
そしてその横には消防車が2台。
こちらは、Ⅱ型と言うらしい。初めての陸自車両。一つ一つ調べないと、名前や使用目的がわからない。勉強になります?
そしてこれから、長ーい記念式典をクリアしなければならないのだ。
ヘリはどこだあ?
次回に続く。