とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「私にふさわしいホテル」(ネタバレ注意)

2025-01-04 23:59:00 | 映画
名だたる文豪の執筆の場となった山の上ホテルを舞台にした物語。
残念ながら、山の上ホテルは現在休業中。

のんが主役の新人作家を演じる。
のんが演じる中島加代子のペンネームがころころ変わるが、それもストーリーに関係しており面白い。
原作が柚木麻子とのことで納得。

加代子の大学の先輩で担当編集者の遠藤を田中圭が演じる。
大御所作家で加代子のデビュー作品を酷評した東十条宗典を滝藤賢一が演じる。

加代子、遠藤、東十条の三人の掛け合いが面白い。
ときにいがみ合い、ときに協力しながら、お互いを認め合っていくところが良作だ。

東十条家での夕食シーンの緊迫感は何とも言えなかった。
NHKの朝ドラ主演が決まっている高石あかりが東十条の長女美和子として出演しているところもなかなかのキャスティング。

のんの天真爛漫さが役と噛み合っていて素晴らしかった。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:私にふさわしいホテル
製作年:2024年
製作国:日本
配給:日活、KDDI
監督:堤幸彦
主演:のん
他出演者:田中圭、滝藤賢一、田中みな実、服部樹咲、高石あかり、橋本愛、橘ケンチ、光石研、若村麻由美
上映時間:99分


「【推しの子】-The Final Act-」(ネタバレ注意)

2025-01-02 23:59:00 | 映画
原作マンガからアニメ、配信ドラマ、映画とメディアミックス展開。
アニメの主題歌、YOASOBIの「アイドル」が世界的なヒット。
物語のあらすじは知っていたが、作品としては映画が初見。

アイが出産して殺されるまでと、アイの双子のアクアとルビーの復讐劇の二部構成。

アイの唯一無二のアイドル性を齋藤飛鳥が説得力のある演技で好演。
「嘘は愛」という言葉が素直に入ってくる。

新生B小町では、原菜乃華が演じた有馬かながセンター。
あのが演じたMEMちょはいつも頭に角を着けており似合っていた。
齊藤なぎさが演じたアイの娘のルビーはアイドル性では母親に及ばないものの努力型のキャラのよう。

二宮和也が謎めいたキャラクターで存在感を発揮。

映画単品では登場人物の関係性など、ところどころ分からない部分もあったが配信ドラマで伏線が張られていたのだろう。
先に配信ドラマを観ておけば、より楽しめたかもしれない。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:【推しの子】-The Final Act-
製作年:2024年
製作国:日本
配給:東映
監督:スミス
主演:櫻井海音
他出演者:齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、成田凌、稲垣来泉、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、吉田鋼太郎、二宮和也
上映時間:129分