「アンテベラム」（ネタバレ注意）

衝撃の展開に背筋が寒くなった。
過去は冷静に事実として受け止めることができる部分があるが、現在は受け止め難い。
それは過去に起こった凄惨な現実を考えるきっかけになる。
人種差別を正面から取り上げるという意味で挑戦的な作品だ。

恐らく、これは悪夢ではなく、現在にも人種差別は残っているという警告なのだろう。

主役のジャネール・モネイの二役の演じ分けが見事。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：アンテベラム
原題：ANTEBELLUM
製作年：2020年
製作国：アメリカ
配給：キノフィルムズ
監督：Gerard Bush、Christopher Renz
主演：Janelle Monae
他出演者：Eric Lange、Jena Marone、Jack Huston、Kiersey Clemons、Gabourey Sidibe
上映時間：106分

「ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ」（ネタバレ注意）

カーネイジが登場するまでが長い。
戦い始めるとどちらかが倒れるまで続くので、対戦は一度きりという制約があるので仕方がないところか。

前半はエディとヴェノムが互いに必要な存在と気付いていながら仲違いする話。
エディ＆ヴェノムとクレタス＆カーネイジの違いはコンビの結束力というところがポイントではあった。

最後にスパイダーマンがちらっと出てきたので、続きが楽しみだ。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ
原題：Venom: Let There Be Carnage
製作年：2021年
製作国：アメリカ
配給：ソニー・ピクチャーズ　エンタテインメント
監督：Andy Serkis
主演：Tom Hardy
他出演者：Woody Harrelson、Michelle Williams、Naomie Harris、Reid Scott、Stephen Graham
上映時間：97分

「あなたの番です 劇場版」（ネタバレ注意）

秋元康が企画・原案のＴＶドラマの映画化。
ドラマはマンション住人間の交換殺人の謎解きで盛り上がったが、映画の舞台はクルーズ船。
登場人物はドラマと同じだが、交換殺人が起きなかったらという設定。

犯人の見当をつけながらストーリーが進んでいくので、結末は少し意外感がある。

キムタクはどんな役でもキムタクと言われた時期があったが、田中圭はどんな役でも田中圭のような気がする。
人がよくてどんな時でも真っ直ぐでポジティブな愛されキャラというか。
今の時代、そういう人が求められているのかもしれない。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：あなたの番です 劇場版
製作年：2021年
製作国：日本
配給：東宝
監督：佐久間紀佳
主演：原田知世、田中圭
他出演者：西野七瀬、横浜流星、浅香航大、奈緒、野間口徹、皆川猿時、門脇麦、酒匂芳、田中哲司、田中要次、竹中直人、木村多江、生瀬勝久
上映時間：142分

ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント（東京都美術館）

東京都美術館にて開催中の「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を鑑賞。

これまでも何度かゴッホ展を観てきたが、作品を収集したコレクターにスポットを当てたものは初めてだ。
「種まく人」、「黄色い家」、「夜のプロヴァンスの田舎道」が観れただけで満足。