ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

携帯でコール、和音君

2006-10-15 20:44:08 | 紀行

   水前寺公園

 

 現場監督ではないが、問題点が発生した場合や工事の良否判定のための最終責任者として4日間の現場出張に来ている。その間はホテル住まいだ。仕事自体は厳しいことは無いが、立ち尽くめのため、腰が痛い。高所作業の監視のため立ったままで見上げていると、腰が痛い。初日はどうにか持てたが、3日目になると10分と持たなくなってきた。仕方ないので皆に謝って床に座らせてもらうことにした。せっかく、ゴルフの調子がよくなったのに、なんてことだ!と思うがしょうがない。

 

  工事は若干遅れはあったものの順調に消化して、最終検査も無事に終了した。今回の工事は私の企画立案にたいして、我が社内では技術・経験不足から対応できず、外注先に頼った分があったので、非常に神経を注いでいたので、実際ほっとした。ひとえに外注先の常務さんの働きだ。感謝している。

 

 

 

工事の目処が付いたところで、一人でホテルにいると無性に人恋しくなった。心に余裕が出来たのであろうか。それは妻であるのは当然なのだが、それにも増して和音君の顔、声を聞きたくなった。声が聞こえなくても、和音君と言いたかった。だから妻の携帯を和音君が聞こえるように耳元に向けてとお願いしてコール。「和音君、元気か? おじいちゃんだよ~」と何度も叫ぶ。・・・落ち着いた。和音君も聞こえたのであろうか、「和音君、笑ってるよ」の弾んだ妻の声が実に涙が出るほど嬉しかった。

 

工事が終わった翌日、ホテルを出て熊本へ。昼から大手ユーザーのE課長と打合せなのだ。時間があるので水前寺公園へ。熊本は学生時代の5年間を過ごした街で、一番好きな街でもある。夏は暑く、冬は寒い。けれど緑が多く、空がきれいな街である。40年ぶりに近く水前寺に来たが、昔と変わっていないのが嬉しい。安心した。

 

昼からE課長と会った。この人とは20年以上の付き合いで、我が社の製品に関する技術や電力技術などを指導・説明した経緯がある。とても贔屓にしてくれて、当時私はユーザーからお土産(菱焼酎)を頂いた唯一の人であった。転勤や担当業務の関係で、久しく会ってなかったが、このほど私に部下を教育してくれ、と依頼があったのでその仕方について意見交換に訪れたのだ。

 

何でも彼は、教育担当に指名され、部下6名を1年掛けて技術教育すると言う。この会社でも団塊の世代の退職により、技術継承が問題になっているとのことで、OJTの機会も少ない今、その機会を掴まえて実技を含めた教育をして欲しいとのことなのだった。彼は「私が持っている技術をぜひとも引き継ぎたい、会社のいかんを問わず、協力して欲しい」と泣かせるセリフを言うのだ。お世辞と賄賂にめっきり弱い私は、一も二もなく「協力しましょう」

 

 

水前寺公園                 水前寺公園で園児が練習していた

 

とはいうものの、彼が要求する資料はパワーポイントで8cmバインダー1冊分だ。幾分かは手持ちが使えるにしても、見直し、追加、新規作成には時間がかかる。ただでも忙しいのに、また忙しくなる! 時期がずれていたら問題ないのに、重なりすぎる。 う~ん、どうしよう!

 

 

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コメント (14)
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