ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

ヨット

2007-02-01 18:51:57 | アウトドア

   会社のOさん、私より1級下であるが、同様に転籍になった男である。出身は九州山地の山奥であり、そのためというか当然というか実家は山を多数所有している。3男なので財産は長男が継ぐらしいがそれでもOさんはかなりの資産を分けてもらった(と邪推している)ようだ。<o:p></o:p>

山男なのに海が好きな男で、若い頃からゴムボート、レジャーボートで遊ぶ優雅な趣味を持っており、私も一緒に船釣りを楽しんだものだ。だから転籍して自由な時間がたっぷりと取れるようになった途端にヨットを買ったのである。   彼は町のボートクラブに所属しており、会計だか何かの幹事をしているが、ある時にスエーデンからはるばると一人でヨットに乗ってきた人を知る機会があり、その人が帰りは飛行機にするといって、ヨットを売りにだしていたのを、我慢しきれなくなったのだ。ヨットのことはよく知らないが、5人乗り位の小さなヨットなのに、数百万円の買い物らしく、奥方の反対も簡単に抑えたようで、やはり山持ちは違うとうらやましく思ったものだ。<o:p></o:p>

彼は意気揚々と、仲間と組んでヨットレースに出たり、娘の女友達(ビキニ姿だったと彼は言っているが定かではない)を招待してのクルージングなど、ヨットライフを楽しんでいた。

ところが九州は台風の通り道である。ある時(1昨年の話だが)、大事なメインマストが台風で折れたのである。幸いにも保険に入っていたので修理費はそれから出るので痛くは無いが、スエーデン製のヨットのため、直ぐには材料が手に入らず、2ヶ月もかかってしまった。

それからは調子が良くなったのか、前にもましてヨットにのめりこんでしまったようで、昨年に更に大きなヨットに買い替えたのである。ヨットは大きいほうが速いので、レースに掛ける意気込みがいよいよ強くなったらしい。20フィートくらい?で10人乗りという。エンジンは当然付いており、キャビンも立派だという。<o:p></o:p>

  今日の昼休み、久しぶりに顔を会わせたが、パートさん(殆ど女性)の面倒を見る仕事であり、若返って元気そうだ。春になればヨットはどうかという。船に弱いので自分からは積極的に船には乗らないが、家族も増えたことだし、ヨットもいいな、と似合わないのを知りつつも若大将を自分に重ねてみたのでした。(恥)
  孫達が海の男に育つには、やはりヨットくらい経験しておかなくては、と内心思ったのです。

コメント (20)
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