今年の桜は寒の戻りもあって、長く咲いていた。だから桜の下で新しい生活のスタートを切った人が多いと思う。記憶に残る入学式や入社式だったことだろう。
遠賀のAさん宅のたんぼ、れんげが咲いていた。
朝、会社へ通う道。れんげ草がここかしこに咲き始めて、たんぼの中に煙っ たような赤紫の群落をいくつか形成している。それを横目で眺めながら歩く。登校中の学童たちと三々五々とすれ違う。グループ登校というのだろうか、高学年 の子をリーダーに集団となっている。なぜか女の子が多い。この界隈は男子が少ないのだろうか、などと考えてしまう。道の曲がり角にはPTAの皆さんが黄色い旗を持って、登校指導している。そういえば、春の交通安全週間なのだった。<o:p></o:p>
新一年生はランドセルが大きすぎて可哀相な気もする。真新しい黄色のカバーが鮮やかだ。服装は、ほとんどがジーンズ。まだ寒いからかもしれないが、スカート姿はいない。ジーンズの上からスカートの子もいる。上はジャンパーだ。色とりどりで、それぞれ個性がある。それなりにおしゃれしている。親の好みもあるのだろうけど。水筒をぶら下げて、帽子をかぶって、みんな可愛い。「おはようございます」と挨拶する子もいる。私も笑顔で応える。しつけが良い家庭なのだと思う。<o:p></o:p>
電車やバスも新メンバーが増えた。毎年のことだが、4月は混む。不思議なことに連休が明けるとめっきりと人が減る。学生が代返を覚えるのだろうか?<o:p></o:p>
我が社でも、4月1日に満開の桜の下で入社式が催された。団塊の世代の後釜というのだろうか、今年の新顔は2倍の8人だった。男女各4人。技術系5人、事務系3人だ。私の後輩も居た。<o:p></o:p>
ただ、最近は見知らぬ人が多いので、会っても新入社員とは気付かない。パートさん、シルバーさん、人材派遣会社といろんな人が働いている。名前など、わからない方が多い。<o:p></o:p>
今日は午後から2時間、新入社員教育だ。製品の技術について教えなくてはならない。事務系の人も入っているので、難しい話はできない。会社にかかってくる電話に対応できるだけの知識程度でいいとは思うけど、さて、どうなることやら。いつのまにか、新人教育が私の担当になってしまった。<o:p></o:p>
17時、新人教育終了。電気の仕組みと製品の関係について分かりやすく話したつもりだが、少しは理解したであろうか。ユーザーからの電話で、単相・3相を炭素・酸素と聞き間違えないように、と念を押したがどうも心配だ。