目出度い正月もあっという間に過ぎて今日はもう4日。例年ならば出勤日であるが、今年は社の計らいで振り替え休日。だから正月は6日までの大型連休だ。元旦に例年通り兄弟が集まって新年のお祝いをしたが、その外は次女が正月出勤なので奏汰君を預かったくらいで特に大きな行事が無く、ゆったりした3が日を過ごした。
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元旦の寒気も峠を越えて、今日・明日は好い天気という予報だった。これを聞いて、体がうずうずした。娘婿から、ワカサギがもう釣れだしてるようだ、という情報が入っていたのだ。5,6日は来客があるので家にいるようにという妻のお達しもあって、ワカサギ釣りは今日しか行けない! 勇んでアウトドアライフのお師匠さんであるはまさんに連絡を入れたのだった。
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昨3日、仕掛けや防寒グッズなどを買い揃えて、いざ出発!・・・いつでも出発できる準備に。 ところがはまさんは別の予約が入っていて行けないという。仕方ないので私一人で決行することに。 娘婿は一人がゴルフ、一人は会社の慰安旅行でシンガポールなのだ。<o:p></o:p>
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5時半に起きて、車を飛ばして山口県の豊田湖へ。着いた頃に夜が明けて東の空が見事な茜色におおわれていた。霜は降りているが風はなく、実に気持ちの良い朝で、湖面は水蒸気も立っていた。
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いつもの様にボートを借りて、ボート屋のおかみさんが勧める「大番」に向かう。ここのボート屋さんとはもう10年以上の付き合いだ。昨年良く連れた伊藤田は今年は不漁とのことだった。毎年ポイントが変わっている。
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大番の浮き桟橋に着いたのが8時。もう先客が来ていた。4人の家族で小学生の男児二人とパパとおじいちゃんだった。 子供達が釣れた、釣れたという歓声に負けてはなるものかと、早速仕掛けを準備して釣り開始! <o:p></o:p>
初めは当たりもポツポツだったが、撒き餌が効いてきたのか間もなく入れ食いになってきた。2本の竿で釣っているのだが、上げるのが間に合わないほど引く! 2時間ほどは無我夢中だった。<o:p></o:p>
10時頃に、別の家族がやってきた。構成は同じだがパパの代わりにママだった。天気も良く暖かだったので、女性客も多かった。最近は釣り好きの女性が多いようだ。<o:p></o:p>
釣りのほうは依然、好調で2本の竿を交互に上げる。その度に2匹・3匹と掛かっている。他の人は釣れてはいるがまばらなので羨望のまなざしで見られて、気分いいことこの上ない! 名人上手だと思われたようだ。<o:p></o:p>
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調子よく釣っていたが、2時過ぎに当たりが止まったので、納竿することにした。かなり釣っていたので、これ以上あくせくすることはないと思ったのだ。ボートハウスに戻って計量したら、860gだった。今までの記録が800gだったので記録更新だ。はまさんも来ていたら喜んだのになぁ、と思いながら帰路へ。
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高速の中国道を飛ばして、そのままの勢いで北九州道路に入っていた。追い越し車線を快調に走っていたが、ふと横を見ると白いクラウンが目に入った。助手席にも一人乗っている。何かヘルメットのような帽子をかぶっているのを横目で見ながら追い越した。不吉な予感がしたが、「出したスピード、急には止まれない」・・・そのままのスピードで通り過ぎた。そして3秒ほど経って、バックミラーを見るとクラウンが後ろに付けている!
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「これは、やばい」と瞬時にブレーキを踏み左車線に入った! ところがクラウンも続いて後ろに付いてくる。この時点では、まだパトカーかどうか半信半疑だったので10キロ少しオーバーの70キロ強で走っていた。20キロオーバーまでは捕まえない、とかいう話を聞いたことがあったので。
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そうこうしていると、右側の追い抜き車線を3ナンバーのワゴン車が走り抜けた。すると、後ろのクラウンが、さっと後ろにつけるや否やいつのまにか屋根にでてきた赤色回転灯を回して、捕まえたのだ。これを目の当たりに見て驚いてしまった。覆面パトカーは、屋根の上に赤色回転灯があるものとばかり思っていたのだったから。
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それにしても、危機一髪だった。あと1秒、後ろに気づかなければ間違いなくアウトになっていただろう! ラッキーこの上ない!<o:p></o:p>
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北九州道路を出る頃に妻から携帯に連絡が入った。奏汰君が熱出してるので園に迎えに行きたいと。ワカサギ釣りはいつもはもっと遅くて、帰りにはジムに行って暖まるのが通例なのだが、良かった、連絡が取れて。
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奏汰君を小児科で診てもらったが、軽い風邪とのことだった。熱は37度8分と高かったが、元気ではしゃいでいるので、そう心配することもないだろう。<o:p></o:p>
仕事始めの今日、なんだかラッキーを感じた1日でした。
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