ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

雨中の熱闘

2008-01-16 21:52:45 | アウトドア

   

 

   三日連休の真ん中、日曜日。はまさんとワカサギ釣りだ。土曜日に計画していたのだが、親父のノロ騒動と未明まで雨だったので、1日順延したのだ。

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 その日の天気予報は曇りだったが、大陸から高気圧が張り出してきて、寒気が襲ってくるとの情報だった。風が強くなくて雨が降らなければ大丈夫だと判断しての決行だった。はまさんも前回の960gにすっかり気をよくして、自信満々の様子だった。<o:p></o:p>

 

 朝5時半、はまさんが迎えにきて、「さぁ、行こう」と玄関を出たところ、雨が降っている。先ほどまでは降って無かったのに。慌てて傘と雨合羽を車に積み込んだ。<o:p></o:p>

 

 豊田湖に着いたのはまだ暗い7時前だったのに、もう10台以上の車が駐車していた。日曜日ということもあって、お客が多い。今年は良く釣れると、情報が出回っているのだろう。<o:p></o:p>

 

ボートを借りるのも順番待ちでまどろこしかったが、長年の経験でちょっと大きめのボートを手早く選んで出航した。大きいボートの方が安全だし楽なのだ。こぬか雨が断続的に降っていたが、たいしたことはなく、目指す浮き桟橋に着いたころには夜が明けて湖面が白く光っていた。浮き桟橋には先客がいたが、桟橋中央の釣り場は運良く二人分が空いていてはまさんと仲良く陣取ることができた。<o:p></o:p>

 

場所を確保できたので、ほっと安心して釣りの準備を始め出したら、強めに雨が降ってきた。慌てて合羽を着こんだ。昨年のことだが、やはり雨の中で頑張ったがびしょぬれになって体が冷え込んだ経験があったのだ。<o:p></o:p>

 

仕掛けの準備ができるやいなや、第1投を垂らす。すぐに当たりが! これは調子良いと内心、にたりと喜んだのだが。 8時過ぎとなって、完全に明るくなった頃には雨も止んで青空が見えだした。風もなくて絶好の按配になった。ところが、天気が良くなるとともに、釣れなくなってきた。先週は、ずっと当たりが続いていたのに。鵜が1羽、どこからか現れて、もぐってワカサギを食べているのでその影響かもしれない。他の船も鵜を目の敵にして追い払っているのだが、どうも適当な策がない。

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昼過ぎまで、時々小さな群れが来る程度で、はまさんともども釣果ははかばかしくなく、今日は駄目だとあきらめの心境だった。 仕方ない、帰ろうかと考えだした2時半ごろに群れが来た。 ここぞとばかりに一心不乱に釣りに専念した。 ところが釣れ始めた頃に空が黒くなって、雨が降り始めた。見る見るうちに雨足が強くなって、湖面がざわめいてきた。けれど、釣れる! 次から次に竿が引く。取り入れる時間も惜しいくらいだ。 合羽を着ていたので、少々の雨は大丈夫だと判断して、釣ることを優先して傘は差さなかった。おかげでかなり濡れたが、幸いなことに下着にまでは水が通らなかったので寒くはなかった。<o:p></o:p>

 

はまさんも調子良く、二人で夢中で釣っていたが、4時半の終了時刻になった。5時過ぎには暮れるので、5時までにボートハウスに戻らなくてはならないのだ。せっかく釣れているのに残念だが仕方ない。ただ、その頃は風が強くなって湖面も荒れてきたので、納竿もやむを得ないところではあった。<o:p></o:p>

 

ボートハウスで計量したら840グラムだった。前回が860グラムだったから、わずかに及ばなかったが、午前中はほとんど釣れなかったのだから、満足できる釣果だ。キロオーバーは次回に持ち越すことにしよう。 はまさんは740グラムで、私の方が若干多かった。勝負は時の運だがラスト2時間の頑張りが釣果に表れた、と素直に喜ぶことにしよう。 <o:p></o:p>

 

帰り着いたのが6時。 私の体調を気遣ってのことだと思うが、妻が少々ご機嫌斜め。 無理せずに早く帰ってきたらいいのに、という。 けれど、戦いの最中に戦場を後にするのは、少々どころかものすごく悔やまれるのです。<o:p></o:p>

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コメント (11)
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