日曜日、寒波は過ぎ去ったと言うのに、まだ寒い。九州上空にまで張り出していた寒気団が居座っているのだろうか。それでも昨日の気温が5度くらい、今日は予報が10度だったので暖かいはずなのだけど。
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妻が何を思ったのだろうか、競馬場に行こうと言い出した。前日のことである。 何かイベントがあると聞いたようだ。 今は小倉競馬はシーズンではないはずだから、ファンサービスの催しがあるのかもしれない。
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マージャンやパチンコ、囲碁・将棋やビリヤードなど、勝負事が好きな私であるが、競輪や競馬には手を出していない。他人の出来の良し悪しで勝負が決まる賭け事は、性に会わないのだ。勝ち負けは自分の力量で決まるゲームじゃないと、後味が悪い。 だから私は競馬場に行ったことがない。芝生がきれいで息抜きになるとは聞いているし、馬が走る様は躍動感に溢れていいとは知っているのだが。
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小倉は不思議な街である。八幡にある官営製鉄所の労働者をターゲットにして、娯楽遊興施設が整備されたようで、城下町という役所機能の他に、商業施設や競輪場・競馬場が加えられたようだ。労働者の賃金を合法的に搾取している感が否めない。競輪場は我が国初であり、今はメディアドームとなって、夜間も開催しているのだ。
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さて日曜の朝、競馬場は止めて買い物に行きたいと言い出した。寒いので予定変更してドコモショップに行きたいと言う。機種替えらしい。最近は電池がすぐに無くなって、使い勝手が悪くなっていたのだった。私はアッシー君。要望どおりドコモショップでサービスのコーヒーを飲みながら、「カクレカラクリ」を読んで時間をつぶした。そして待つこと30分、妻はピンクのらくらくホンを手にしていた。文字が大きくて見やすいし、防犯ベルや万歩計などの機能も付いていた。<o:p></o:p>
この新携帯、紙バッグに抱えきれないほどの取り説などが入っていた。最近は機能が充実しているので、説明書も多いのだなぁと思っていたのだが、これが笑いの元だった。
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家に帰ってからの話だが、着メロを設定する段になって、取り説を読んでいたが無料着メロが出来ないと言いだした。 そんなことはあるはずが無い、と私は読書中だったので無視していたが、妻の口ぶりがだんだん真剣になってきた。しまいに、先ほどのドコモショップに電話を掛けて聞いていた。白い取扱い説明書の110ページと言われているが、どうも見当たらないようだ。何度も聞きなおしていたが・・・判った。 マイダーリンは紙バッグの中にたくさん入っていた説明書だけですべてだと思い込んで、肝心の取扱いキットを開封していなかったのだった。キットの中には、きちんと基本取扱説明書が収まっていて、その110ページに着メロの設定方法が書かれていた。
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年取って、面倒くさくなったのか思い込みなのか、私と同じで手を抜くことが多くなったようだ。まず、物を買ったら、きちんと部品などが揃っているか、確認するのが当たり前だ!と偉そうに訓示を垂れた私なのでした。
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しかし、あれだけ多くの付録の取り説は何なのだろう。Iアプリ関係が多いようだが、サービス内容が日毎に変化しているので、別添えの印刷物になっているのだろうか。これだけあれば、基本説明書もこの中に入っていると思い込むのもわかるような気がした。
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ドコモショップからの帰路、紅葉を見たいと言うので近くの紅葉谷を経由することにした。色鮮やかな紅葉が見事に赤く色づく知る人ぞ知る景勝の地なのだ。カメラ片手の見物人が数人いたが、肝心の紅葉は葉が黒ずみ始めてもう遅いようだった。
それから当日の最後の買い物、灯油を買いにガソリンスタンドへ。このくだりはまた明日。
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