花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

昆虫観察 行く秋を惜しんでいるかのよう。キタテハ、オオゲジ、他。

2022-11-11 | 昆虫
いよいよ今年の昆虫観察も終わりに近づきました。
10月終わりから今迄に出会った虫さんを集めてみました。
既に生涯を終えているものもいました。
そして未だ盛んに活動しているものもいます。

キタテハ
タテハチョウ科タテハチョウ亜科 大きさ(前翅長)22-34mm   時期:3‐11月
黄色地に黒い紋があるタテハチョウ。初夏から真夏にかけて現れる夏型(地色が黄色っぽい)と、
秋に現れてそのまま越冬する秋型(地色がオレンジっぽい)がある。
写真は秋型です。
キタテハは成虫で冬を越す蝶なので暖かければまだまだ見ることができます。
右側は、多分オス(下側)、メス(上側)と思われます。
翅表の斑紋は、オス、メスの大きな違いはないので判別は難しいです。
翅裏は枯れ葉模様で冬は枯れ葉に埋もれているらしい。
オスメスの違いは、オスが色がはっきりとして、メスは色あせてはっきりとせず
黒色斑点が濃くなるので暗く見える。
又、キタテハ、シータテハ、エルタテハがいて、その違いは、
キタテハは翅裏面の白紋がC文字かL文字があり、後翅の外縁の尾状突起が尖っている。
そして、翅表側の黒斑点がある中に水色の小さな点があることです。
この小さな点が無くて白紋がC型はシータテハ、L型はエルタテハのようです。
 
その結果、上記の写真からキタテハとしました。

ツマグロヒョウモン♂  
タテハチョウ科ドクチョウ亜科 大きさ(前翅長)27-38mm   時期:4‐11月
都市周辺ではヒョウモンチョウの中で最も見る機会が多い。 
これはオス。後翅のへりが黒くなっていることで他のヒョウモン類と見分けられる。

モンキチョウやシジミチョウなどもまだ多く見掛けますがなかなか撮れません。
来るものは待たず、去る者は追いかけずではなかなか撮れるわけがないですね。

モンシロチョウ  シロチョウ科  3-11月

以外にも草むらに多くいたのはバッタ類でした。
写真写りが悪いので細かい点まで観察できていませんので、名前は割愛した。
バッタの寿命は、卵の期間を入れて1年ですので、
幼虫から成虫まで5カ月程度ですのが多く、11月頃までの生息でしょう。

バッタの仲間

オンブバッタ オンブバッタ科  8-12月
石塀に止まっていましたが、落ちることなく、この形で息絶えていました。


カメムシの仲間 クヌギカメムシ?
 

センチコガネ  甲虫目 センチコガネ科 4-11月

ツマグロキンバエ  クロバエ科            ▼クマバチ  ミツバチ科
 

シマハナアブ?  ハバアブ科     ▼セイヨウミツバチ  ミツバチ科
 

ミヤマアカネ   トンボ科 32-39mm  6-12月 


オオゲジ(俗称ゲジゲジ)  ゲジ目 ゲジ科  45-60mm  3-12月 
長い脚を持ち、脚を含めた輪郭が楕円形に見える多足類の仲間。
オオゲジは最大で6cmほどですが、脚を伸ばすと手のひらの大きさなので、大きく感じます。
既に水に浮いて死んでいましたが、初めてみましたので撮っておきました。

オオタバコガ?の幼虫
なんで家の中にいたのかな。

▼ハナグモの仲間?  クモ目 カニグモ科
とにかく小さなクモでした、位置が悪いので少し動かしたら手から漏れてしまいました。


昆虫観察も終わりはきちっと締めたかったのですが、まとまりませんでした。
今年のまとめは又、別の機会回しにします。
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昆虫観察 虫の顔ってあまりよく見ないけど、イケメンはいるか?

2022-10-05 | 昆虫
人間も美人を言う時は、顔や姿、ファッション、立ち居振る舞いなどありますが、
やはり顔が一番評価の対象が多いのではないでしょうか?
そこで、昆虫や虫さんも形や色などは多く写されていますが、顔はどうなって
いるのでしょうか? ボツにしていた写真から拾い出してみました。
昆虫の構成を言う時は、頭部、胸部、腹部に分けていて、
顔に当たる部分には、目と触覚が主要な感覚器官と口器があります。

各種類から代表してるだけではないですが、分けてみました。
<甲虫目>
ヒメシロコブゾウムシ(ゾウムシ科)  ▼クロウリハムシ(ハムシ科)
 
ブタクサハムシ(ハムシ科)      ▼マメコガネ(コガネムシ科)
 

<チョウ目>
コミスジ(タテハチョウ科)     ▼ヒカゲチョウ(タテハチョウ科)
 

<ハチ目>
ハラナガツチバチ?(ツチバチ科)   ▼キボシアシナガ(スズメバチ科)
 
コガタスズメバチ(スズメバチ科)   
 
<ハエ目>
ナミルリイロハナアブ(ハナアブ科)
  

<バッタ目>
ササキリ(キリギリス科)      名前に迷ったので横側から
 
ヤマトフキバッタ(バッタ科)    飛ぶことの出来ないバッタ。
 

<トンボ目>
アキアカネ(トンボ科)


<カメムシ目>
キマダラカメムシ(カメムシ科)   ▼チャバネアオカメムシ(カメムシ科)
 
ツマグロオオヨコバイ(オオヨコバイ科)

<クモ目> 昆虫ではありませんが、
イオウイロハシリグモ(キシダグモ科)▼アズチグモ(カニグモ科)
 
アダンソンハエト リ(ハエトリグモ科) 数mmのクモ顔だけ写すには無理がある。

はぁい、こちらを向いてとは言えないので昆虫の顔を撮るのは難しいですね。

昆虫の目には、複眼と単眼があり、
例えば、トンボは大きな複眼の間に3つの小さな単眼をもっています。
単眼ではモノの形はわからないそうです、
その代わり、明るいか暗いかを複眼よりも素早く脳に伝えることができるんです。
 複眼でいま見えているのが空なのか地面なのかが、
すぐにわかるので、自分の置かれている姿勢を素早く理解することができるそうです。

しばらく投稿をお休みいたします。
佐渡金山の世界遺産の今年の登録ができませんでしたので、地元住民としては残念ですすが、
お世話になった叔母さんの墓参りも兼ねて帰省することにしました。
非日常の生活に浸ってまいります。
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昆虫観察カメムシ目 オオツマキヘリカメムシ、クモヘリカメムシ、スケバハゴロモ、他

2022-09-29 | 昆虫
9/9にカメムシ目を投稿してますが、今日はこれの続編です。
相変わらず地味な人気のないカメムシ目の集まりです。

<カメムシ目>
オオツマキヘリカメムシ
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科   大きさ 8.5-12mm  時期 5-10月
光沢のない黒褐色で、体の後ろ半分が幅広になったカメムシ。
ツマキヘリカメムシに似るが、やや大きい、"ツマキ"とは,触角の先端が黄色いことを指すようです。 

ホオズキカメムシ
ヘリカメムシ科カメムシ亜科  14-17mm  4-1月濃茶色で、腹部側面に縞模様があるカメムシ。
体表面に細かい短毛がはえている。 
イネの穂を食害するプチヒゲカメムシかと思ったが、背面中央部に白紋がないのでこちらにした。


クモヘリカメムシ 
ホソヘリカメムシ科  15-17mm      5-10月
淡い緑色で背中が茶色っぽい、とてもスマートなカメムシ。死ぬと、体色が黄色に変わる。 
小さな虫ですが家のの周りの草むらで多くみられる。地下づくと面白いように逃げていきます。
▼クモヘリカメムシの幼虫?
イネ科雑草がお好きなようです。

シマサシガメの若齢幼虫
サシガメ科モンシロサシガメ亜科  13-16mm  6-8月
黒色で、腹部の側部と脚が白黒の縞模様になった、やや細身のカメムシの若齢幼虫。

ヒメナガカメムシ
マダラナガケメムシ科ヒメナガカメムシ亜科   5mm前後   4-10月
灰淡褐色で、一見ハエの仲間のようにも見える小さなカメムシ。
カップルだらけで、子孫繁栄に励まれている?

メンガタカスミカメ
カスミカメムシ科カスミカメムシ亜科  7-8mm 5-10月
前胸背に一対の黒い班紋があり、それをお面の目に見立てて名がついた。

プチヒメヘリカメムシ
ヒメヘリカメムシ科ヒメヘリカメムシ亜科  6-8mm  4-10月
淡褐色で、上翅が透明のカメムシ。


ハラビロヘリカメムシの幼虫
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科  13-15mm  4-10月
成虫とは違って全身が淡緑色。腹部が幅広なのは成虫と同じ。
 

スケバハゴロモ
ハゴロモ科  (翅端まで) 9-10mm  7-9月
黒褐色帯で縁どられた透明の翅を持つハゴロモの仲間。

ベッコウハゴロモ
ハゴロモ科  (翅端まで) 9-11mm  7-9月
褐色地に2本の白線が入った翅を持つハゴロモの仲間。

ツマグロオオヨコバイ
ヨコバイ科オオヨコバイ亜科  13mm前後  3-11月
黄緑色で、頭部と胸部に黒班があり、翅端が黒くなった大きなヨコバイ。
色彩や形状がバナナに似ているため、俗に「バナナ虫」とも呼ばれる。


 よく見れば家の周りにも多くのカメムシの仲間が多くいることがわかりました。
ハゴロモの仲間、ヨコバイ、ヘリカメムシの仲間等きりなくいました。
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昆虫観察(チョウ目ガの仲間)お世辞にも綺麗と言えない蛾エビガラスズメです。他。

2022-09-27 | 昆虫
本日散歩中にこれを見つけました。
最初見た時は草むらで杭に枯れ葉かごみが付いている位でした、
草を分けて撮って見ましたがまだ良くわかっていませんでしたが、
そっと棒切れで触れてみたら飛んでいきました。
追いかけて行ったらまた道路の手摺り柵に止まっていました。
と言う訳で、他に手持ちの写真は沢山ありますが、ブログ投稿は急遽これ蛾にしました。
エビガラスズメ
スズメガ科スズメガ亜科  大きさ(開張) 80-105mm  時期  5-11月
茶褐色~灰褐色で、腹部に淡赤色と黒色の筋模様があるスズメガ。
エビガラスズメの幼虫は、9/11別の場所で撮っていました。
後部のみしか見えてなかったので、別角度から頭部分横からです。
エビガラスズメの終齢幼虫は、19/10/23に投稿済です。

以下は、蛾のアップでしたので、9月撮ったなかから蛾の仲間を集めてみました。

ホシホウジャク  スズメガ科ホウジャク亜科  40-50mm 7-11月
茶色っぽく後翅のイエローが目立つスズメガの仲間。腹部には白い帯がある。
昼間に飛び回り、ツリフネソウ、ホウセンカなどの花で、ホバリングしながら長い口を伸ばし吸蜜する。
胴体が太く、素早く羽ばたくのでハチのように見える。

ヘリジロキンノメイガ  ツトガ科ノメイガ亜科  20mm前後  6-9月
両翅共に黄色で前翅に3本の横線がある。 葉の裏に隠れて止まるので写し難い。

コベニスジヒメシャク ?       ▼フトベニスジヒメシャク  シャクガ科
▼シャクガの仲間と思われますが、画像が不鮮明につき未定

▼ミスジアツバ  ヤガ科   フダスジオエダシャクにも似ているが、


ホタルガ  マダラガ科ホタルガ亜科 45-60mm  6-7月、9月
黒地に、1本の太い白帯が印象的なガ。頭部は赤く、触角が立派で、
何となく悪魔っぽい雰囲気を持つ。
  

キハラゴマダレヒトリ  ヒトリガ科 41mm前後  4-9月
白く小さい斑模様があるヒトリガの仲間。

ヨツスジヒメシンクイ ハマキガ科ヒメハマキガ亜科  10-14mm 5-9月

▼ネホシウスツマヒメハマキ?  ハマキガ科  コクリオビヒメハマキにも似ているが、


シロオビノメイガ ツトガ科ノメイガ亜科 21-24mm  6-11月
濃褐色に白い帯の入った翅を持つ。

アワノメイガ  ツトガ科ノメイガ亜科  23-32mm   6‐8月
寄生する植物に孔(あな)をあけてもぐりこみ、中の芯や髄(ずい)と呼ばれる部分を食べる害虫です


オオウンモンクチバ♀  ヤガ科シタバガ亜科  45-50mm  5‐9月
前翅の黒点は,♂では特に目立つ個体が多い。また♂では横線の縁取りが明瞭で、外縁が直線的であることも目安になる。


今更ですが、分からない名前が多く、また間違い等ありましたらご教示して頂きたいです。
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花と蝶の共生、ヒガンバナとクロアゲハ、キバナコスモスとベニシジミ等他。

2022-09-23 | 昆虫
花には昆虫との間に、花の蜜の与て、花粉を運んで貰うと言う”共生関係”があります。
花の多くは、受粉の為に花粉の運搬を昆虫に依存しています。
9月23日は秋分の日、彼岸の期間は、9/20~9/26日となり、この時期は流石にヒガンバナはどこでも見られます。

ヒガンバナ(彼岸花)   別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)沢山の別名を持つ。
ヒガンバナ科ヒハンバナ属、多年草、球根植物、中国原産、花期:9月中旬頃、
道端や田んぼのあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃(秋分の日を含む前後3日間 -名の由来)に、
花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れる。
花は1週間経つと傷みだし、花茎共々枯れてしまいます。

▼ヒガンバナとクロアゲハ(アゲハチョウ科)



ニラの花が土手いっぱいに咲いている
ニラ(韮)
ヒガンバナ科ネギ属、多年草、中国原産、花期:8月~10月、
白い小花を20-40個付ける。花弁は3枚だが、苞が3枚で花弁が6枚に見える。
雄しべ6本、子房が3室で熟すと割れて黒い小さな種を散布する。
ニラヒョウモンチョウ?(タテハチョウ科)
ニラオオチャバネセセリ(セセリチョウ科)
ニライチモンジセセリ(セセリチョウ科)
ヒメジョオンイチモンジセセリ(セセリチョウ科)
ヒメジョオンヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科)
ハルジオンツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科)

キバナコスモスベニシジミ(シジミチョウ科)
アカツメクサキタキチョウ(シロチョウ科) 
  
ブルーセージマエベニノメイガ(ツトガ科)  
家のまわりのブルーセージ等では一番これを多く見ます、但しこれは蝶でなく蛾の仲間です。

当然花には蝶だけでなく多くの昆虫が来ていますが、これを載せているときりがないので、
今日のところでは。これにてお終いにして又別の機会にまわします。
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昆虫観察トンボ目編 ヤマサナエ、シオカラトンボ、アキアカネ、他。

2022-09-22 | 昆虫
西日本で大きな被害をもたらした台風14号、
遅ればせながら災害被害に合われた方にはお見舞い申し上げます。
20日は都内の大学病院に通院の日でした、
血液、骨密度、MRI検査、診察および点滴治療とフル予定で心配でしたが、
大きな問題もなく済んでよかったです。

先日、ヤゴのアップをしましたので、今回はトンボを取り上げて見ました。
何故か今年は、大きなオニヤンマにあまり出会わなかったように思います。

<トンボ目>
▼ヤマサナエ
サナエトンボ科サナエトンボ亜科  大きさ 63-69mm 時期 4-8月
胸部側面に黒条を2本持つ、大きなサナエトンボ。
キイロサナエと非常によく似て判断が難しいが、翅胸前面の黄色L字状の下方の幅が広いことにより判断。
  

ハラビロトンボ♀
トンボ科トンボ亜科  33-40mm  4-10月
腹部の幅が広くて、ボテッとした感じのトンボ。
メスは、鮮やかな濃いめの黄色と黒色とのまだら模様(写真)。オスは濃い青色。
撮影位置が悪いのでハラビロの感じがしないが、腹部の節がまだら模様が目られるのでこれかと。

ダビドサナエ
サナエトンボ科サナエトンボ亜科 42-49mm 4-7月
胸部側面に黒い筋が2本あるサナエトンボ。

シオカラトンボ♂
トンボ科トンボ亜科 49-60mm   4-11月
もっともなじみ深いトンボのひとつ。シオカラトンボとは、成熟して水色になったオスにつけられた名前です。
シオカラトンボ♀  茶色いメスは俗にムギワラトンボと呼ばれる。 
家の池に多く来てるのはシオカラトンボなので、これのヤゴかもしれない。

▼?? 最初はシオカラトンボと思っていたが少し違うかも
 

オオシオカラトンボ♂
トンボ科トンボ亜科 51-61mm   5-11月
シオカラトンボを立派にしたようなトンボ。本種は尾の先までほぼ同じ太さ。オスは濃いめの水色で、メスはくすんだ黄色。


アキアカネ
トンボ科トンボ亜科 33-46mm   6-12月
アカトンボの代表種。成熟しても、頭部や胸部はあまり赤くならない。胸部の側面には、明瞭な黒条を持つ。

マユタテアカネ
トンボ科アカトンボ亜科  31-43mm   6-12月
スマートで可憐なアカトンボ。顔に眉にような黒い紋があるので、この名がついた。


ミヤマアカネ
トンボ科アカトンボ亜科  32-39mm  6-12月
翅の先端部に褐色の太い帯を持つアカトンボ。

アオハダトンボ
カワトンボ科カワトンボ亜科   51-64mm  4-11月
羽が濃い青色をしており、体は全体的に金属的な光沢を持った青緑色。
メスのアオハダトンボは翅が黒く、翅の先に白い斑紋を持っている事が特徴です。
 

ハグロトンボ
カワトンボ科カワトンボ亜科   53-68mm   5-10月 
細長く、黒っぽい翅を持った、ヒラヒラと飛ぶトンボ。オスの胴体は金緑色に輝き、メスは全身が黒い。

アサヒナカワトンボ 
カワトンボ科カワトンボ亜科   45-57mm  4-8月
金緑色の胴体を持ったトンボ。オスには、透明の翅を持つタイプと、褐色の翅を持つタイプがいる。メスの翅は透明。
 
トンボも子供の頃は親しんだ昆虫の方ですが、あまり大形のトンボが撮れませんでした。
特に珍しいものもありませんでした。
例により全ての名前に絶体の自信があるわけではないので間違いはご教示をお願いいたします。
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大形ガ幼虫編 ムベにアケビコノハ幼虫が、キイロスズメ幼虫に緑色と茶色型がいる。

2022-09-10 | 昆虫
ベランダで、アケビコノハの幼虫を見つけましたので載せることにしました。
芋虫等苦手な方は、パスして下さい。

アケビコノハ (幼虫) 
ヤガ科エグリバ亜科、体長 (終令)50-75mm、発生時期 4-10月(年2化)
越冬形態 成虫、
これも大形の蛾の一種の幼虫。
刺激を与えると、目玉模様が目立つように姿勢を取り、威嚇します。
名前の通り幼虫は、アケビ、ムベ、ヒイラギナンテンなどの葉を食べる。
暗紫褐色、くすんだ緑色、緑色がかった淡褐色など色彩変異がある。
頭部と胸部を丸め、腹端を持ちあげた独特のポーズで静止していることが多い。
体側の大きな眼状紋が印象的。
 
ムベの蔓に何匹か、ジッとしているようですが結構場所を変えています。
葉をバリバリと食べていますが、新しい葉を好んでいる?結構葉柄だけが残っている。
ベランダにも黒い糞をまき散らしている。

キイロスズメ
チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科、体長(終齢)90mm前後、発生時期 6‐10月、
幼虫は私たちが食べる山芋の葉っぱが大好き ということです。 色は2色ある。
緑色型

 褐色型
 

セスジスズメ (幼虫)
チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科、体長(終齢)80mm前後、発生時期 6-10月、大型の害虫。
全身が黒色をして、体には眼状紋と呼ばれる模様があるというのも大きな特徴です。
若齢幼虫

成虫、実は上のキイロスズメ幼虫と一緒のところで見たので、その成虫と勘違い、幼虫は全然別でした。


フクラスズメ (幼虫)
ヤガ科ウスベリケンモン亜科  65mm前後  6-11月
幼虫は、イラクサ、カラムシなどの葉を食べる。
イラクサなどの葉が虫食いだらけになっていたら子の芋虫を探せば必ずいると思います。
投稿したばかりでしたが、若齢幼虫などがいましたので追加の意味でのせる。
見るからに毒々しくて近寄りたくない感じですが、毒はなく、威嚇するとアクションをとるので、可愛い面も感じるこtがあります。
幼虫後部の突起は何故あるのかあまりはっきりとしてないようですが、
昆虫素人の私にはどちらが頭側か判断するのに有難いです。
先日プリンプリン振って歩いている幼虫をみて微笑ましくなりました。
幼虫と成虫とを同時に載せられれば良かったのですが、今はまだそこまでに至っていない。
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昆虫観察、カメムシ目カメムシ科 良いイメージがないカメムシですが、、、

2022-09-05 | 昆虫
カメムシは強烈な臭さと、農作物を荒らすことで害虫のイメージを持つ昆虫です。
彼らの最大の特徴ともいえる臭いは、あくまでも身を守るために発するものです。
外部から刺激を受けると分泌されます。種類によって臭いは異なります。
種類が豊富で、個体ごとの個性もあるため、実は観察のしがいがあるカメムシ。
活発に活動するのは5~10月頃です。   
植物を好む種がほとんどで、かじって食べるのではなく、ストロー型の口器を突き刺し、
水分や養分を吸って栄養を補給しています。

<カメムシ目>
キマダラカメムシ
カメムシ科カメムシ亜科 20-23mm 4-11月
黒褐色で、黄色の小斑紋が散布されている。頭部から小楯板にかけて黄色の縦条がある。 
街路樹などでよく見られる。この付近では一番多く見られる。
▼キマダラカメムシの幼虫
若齢幼虫は淡褐色に黒と朱の横縞模様が背面全体にならぶ、老齢幼虫は粉をふいたような暗灰色になる。

クサギカメムシ
カメムシ科カメムシ亜科 16mm前後 4-11月
細かいまだら模様のある暗褐色のカメムシ。 
最も普通に見られるカメムシのひとつ。クワ、クサギなどに付く。
茎や葉から吸うだけでなく、成虫は果実も好んで吸う。 
和名はクサギ(臭木)によくいることによるから。


ヒメナガメ(姫菜亀 )
カメムシ科カメムシ亜科 6-9mm 5‐9月
橙地に黒の紋(逆に言えば黒地に橙の条紋)を持つ。
胸部の黒紋は前方に2つ、後方に4つが横に並んで計6つある。  (ナガメは左右に2つ)

チャバネアオカメムシ
カメムシ科カメムシ亜科 11mm前後 4-10月
美しい黄緑色で、その名のとおり翅の部分が茶色いカメムシ。 
カキ、ナシなど、果樹園の果実を食害するので嫌われる。夜、灯火にも良く飛んでくる。
頭部が尖っていて胸部は左右に張りだし、翅をたたんだ腹部は楕円形になり次第にすぼまっていきます。


アオクサカメムシ(青臭亀虫 )
カメムシ科カメムシ亜科 12-16mm 4-11月
光沢のない緑色のカメムシ。色彩変異が多い。

ホオズキカメムシ
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科  14-17mm 4-11月
濃茶色で、腹部側面に縞模様があるカメムシ。体表面に細かい短毛がはえている。 
ホオズキやヒルガオ科の植物上で見られる。サツマイモ、トマト、ナスなども食害する。
これもホオズキカメムシかな。

ホソヘリカメムシ
ホソヘリカメムシ科ホソヘリカメムシ亜科  14-17mm  4-10月
茶色で、後脚が長い、スマートなカメムシ。成虫は、飛ぶとアシナガバチに似ている。
雄の成虫の後脚腿節が不釣り合いに太く、その内側に棘の列がある。
カメムシには珍しく匂いがない・


ホソハリカメムシ(細針亀虫)
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科  9-11mm  4-10月
淡褐色で、やや細長いカメムシ。胸部の両端が鋭く尖っている。 
体色は茶色で地味な色をして、腹部は白い縁取りがある。
イネ科の植物でよく見られる。水田のイネも食害する。

クモヘリカメムシ
ホソヘリカメムシ科クモヘリカメムシ亜科   15-17mm  5-10月
淡い緑色で背中が茶色っぽい、とてもスマートなカメムシ。死ぬと、体色が黄色に変わる。
イネ科の雑草がはえている草むらに多く見られ、しばしば水田に入ってイネを食害する。  


ヨコヅナサシガメ
サシガメ科モンシロサシガメ亜科、大きさ 16-24mm、時期 4-7月、肉食性、
光沢のある黒色で、腹部側面が広く張り出し、
張り出した部分が黒白の縞模様になった大きなカメムシ。
側面の張り出しが小さいので終齢幼虫と思います。(3/17撮影)

シマサシガメ  *ヨコズナサシガメ 9/6訂正
サシガメ科モンシロサシガメ亜科  13-16mm 6-8月
黒色で、腹部の側部と脚が白黒の縞模様になった、やや細身のカメムシ。 
肉食性で、チョウ、ガの幼虫など他の昆虫を捕らえ、口吻を突き刺して体液を吸う。
*脚に白黒の模様がないのでヨコズナサシガメの方が適当。himesijimiさんありがとうございました。
 

アカシマサシガメ
サシガメ科ビロウドサシガメ亜科   12mm前後 4-10月
黒地に赤の斑紋があって美しい。頭部は黒く、先端は尖っており、側面にある複眼はよく目立つ。

カメムシ目には、以前投稿のセミや今回のカメムシの他にも、ヨコバイ、ウンカ、
ハゴロモ等がありますが、少し長くなりましたので、別の機会回しとします。
撮影の最中も臭い等、特にきになるようなことがありませんでしたので良かったです。
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小さな虫も頑張って生きている。キンバネチビトリバ、ヒゲナガカメムシ他。

2022-08-31 | 昆虫
またまた地味な昆虫からです。
全て小さな虫ですので、トリミングしてますので大きさを感じにくいかもしれません。
又写真技術が不足ぢているので、ピントが甘いですが容赦して下さい。

キンバネチビトリバ
チョウ目トリバガ科 大きさ(開張) 12-14mm   時期 4-9月
橙褐色の美しいトリバガの仲間。
トリバガの仲間  名前は未定  エゾギクトリバ?   ヒルガオトリバ?

ヒゲナガカメムシ(髭長亀虫)
カメムシ目ナガカメムシ科  8-9mm   4-10月
食物は、イネ科の植物、 イネ科オヒシバの花穂に止まっていたものです。
全体に茶褐色、前脚は太く、触覚が長い。

似たものにクロスジヒゲナガカメムシがいるが、もう少し黒いようですのでこちらにした。

ヒトスジシマカ(一筋縞蚊 )
ハエ目カ科ナミカ亜科  4.5mm前後  4-11月
植木鉢の受け皿に溜まった水のような小さな水溜りでも発生するので人家の近くでも見かける。 
蚊一般に当てはまることであるが、吸血行動は雌が産卵の栄養にするために行うものである。
したがってオスは血を全く吸わないが、メスとともに人体に飛来する。
因みに蚊は、1回の吸血で体重の2~3倍になります。
蚊の体重は2~2.5mgあまり多く吸い重くするとよく飛べなくなったりする(?)
腹が一杯になると3日位は、動物に見向きもしない様になるようです。


ミズヒキの花を撮ろうとすると、こんな小さな花蜜?を吸っていた。
もう少し全体を写したくて腕に止めて撮ってみた。

??   ジュウシホシテントウ (04/9/2訂正)
甲虫目テントウムシ科  3-4mm
ヒメジョオンの花径が2cm位だとすると約4mm位の大きさの虫です。
テントウムシに似ていますが、似た模様ものが見つかりません。
マクガタテントウが近そうですがちょっと違うようです。

 
*ジュウシホシテントウは、頭部からお尻にかけ4個、4個、4個、2個と14個の斑紋があります。
しかし、斑の一部が消失し斑紋が少ない個体があり、色も白やオレンジ色なども見られるとありましたので、
間違いないと判断しました。himesijimiさんありがとうございました。

ヤブクロシマバエ
ハエ目シマバエ科  5mm前後  6月頃
おおよそ気温が25℃前後になると、ハエは最も活動的になり卵を産みつけます。 
頭部と腹部が黒色で、翅が黄色の特徴的なハエ。


クサギカメムシの幼虫(2齢)
カメムシ目カメムシ科   16mm前後  4-11月
細かいまだら模様のある暗褐色のカメムシ。 
幼虫は、黒褐色の格子模様でトゲトゲがあり、いかにも装甲している雰囲気ですが、2,3齢位と思われます。
3mm位からどんどん大きくなり、5齢まである。これは数mm。
幼齢期にはかわいらしいのに、脱皮を繰り返し成虫になると、
全身が暗褐色で黄褐色の斑点やまだらがある全く違う成虫になります。
 
昨年撮影のクサギカメムシ成虫。

今回はこの辺でお終いにします。
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規則正しく並んだ眼状紋が美しいセスジズズメ幼虫、チョウ目蛾の幼虫編。

2022-08-29 | 昆虫
イモムシが好きでない方が大半と思います。嫌いな方はパスして下さい。
それでも中にはこんな文様の芋虫もいます。よろしかったら見て下さい。

初夏から秋にかけて見かける茶色い蛾,セスジズズメの幼虫
セスジズズメ
チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科  体長(終齢)80mm前後 発生時期 6-10月
セスジズズメはスズメガの仲間で、まだ写真に撮ったことはないです、いつかは撮りたい。
幼虫は、よく見かけるのですが、私はキレイだと思って気にいっています。
幼虫にはなぜあるのか分からない尻尾があり、歩くたびにぴこぴこと
上下に動くので「ぴこぴこ虫」とも言われ愛されています! 

害虫としての面を持ち、幼虫はとても食欲旺盛なためこのセスジスズメが原因で
畑が全滅することもあるのだとか。駆除を進めています。
サツマイモ、ヤブガラシ、ノブドウ、ホウセンカ、サトイモなどの植物の葉を食べます。
しかし、幼虫・成虫共に毒は持っておらず無害です! 触っても大丈夫です。

終齢幼虫

若齢幼虫大きさはかなり小さい。
成虫を余り見ないのは、幼虫がバリバリ食べる大食漢なので駆除対象だからかもしれませんね。

蛾は完全変態ですので、幼虫→蛹→成虫となりますので、蛹で越冬します。
セスジズズメの蛹(サナギ)と思っていたのですが、検索してみると、
エビガラスズメ、クロメンスズメ等にたものがいますので未定です。


クロキシタアツバ
ヤガ科  25mm前後  6‐10月
イラクサ科(ヤブマオ,カラムシ,アカソ)の葉を食べる。
成虫は、こんな感じの蛾です。
この写真はタイワンキシタアツバでクロキシタアツバとは黒褐色の三角部分が台形に近いだけです。


フクラスズメ
ヤガ科ウスベリケンモン亜科  65mm前後  6-11月
幼虫は、イラクサ、カラムシなどの葉を食べる。
イラクサなどの葉が虫食いだらけになっていたら子の芋虫を探せば必ずいると思います。
敵の気配を察すると激しく体を揺する習性がある。見ていても非常に面白い?
幼虫を投稿する時の定番の幼虫ですが、成虫は撮ったことがないです。
ヤガ科つながりで近い蛾?の感じはとして載せておきます。
未定のものです。
スズメと名前がついているのにスズメガ科でなかったのですね。
和名 は、 スズメ が 羽毛 を逆立てて冬の寒さに耐える様を「ふくらすずめ」と呼び、
丸っこくて毛に覆われた様子をこのガに当てはめたもののようです。
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